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  耐病性 
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 5月中旬から下旬にかけて咲き始める中咲き。花保は三週間近い。
 花期は一か月間。もともと花付きの多い方ではなく、夏も秋も変わら
 ない傾向。散り方があっさりしており、ときに外弁が褪色したまま一
 枚残って見苦しくなる場合もあるが、自己主張が強くないのでそのよ
 うすに気がつきにくい。この薔薇の隣にみずみずしい色の品種がある
 と、いっそう目立たなくなる。しかし整型花になりやすく、芯が高く
 咲いたときの印象にはきわめて強いものがある。
 液肥により葉が驚くほど大きくなることがある。それが樹勢の見極
 めにつながり、判断は容易だ。もちろん他の品種同様すべての葉が大
 きくなるというわけではない。そして施肥を増量しても伸長力には目
 だった変化があまり起こらない。これは根の問題で、地でも鉢でも根
 がのびのびと伸長できるようにしておかないと、咲く度に根が伸びて
 くれず、樹勢が落ちていきがちだ。根の伸長を妨げる原因があれば早
 めに取り除いておきたい。
 元肥は冬に硫安200g、過リン酸石灰300g、塩化カリ150
 g。夏に50gずつ減らし、礼肥以後元肥までカニ殻をたびたび20
 0gずつ施しておく。苦土石灰100gを9月下旬に。盛夏の分枝力
 が落ちず、短枝にほとんどならなかったら適正な肥培量・回数だった
 とわかる。
 通常、下葉があまり大きくならない。そこで年に一度夏の終わりに
 赤玉土10リットルを株周りの土へ混合しよう。鉄分の穏やかな補給
 に応えてくれれば、下葉は大きくなりやすく、樹勢も強まってくれる。
 葉への散布肥料はあまり効かない。それよりもホルモンの働きを活発
 にすべく、芽だし肥料として熔燐を100g、花後に直ちに与える。
  なおぼかし施肥をしてあれば、熔燐ではなく過石を50gずつ広い
 範囲に撒いて表土と軽く混合する。
 耐病虫害性は良好で、強くはないが罹病しにくく弱くなりにくい。
 害虫も集中的な被害になりにくいから、できるだけ捕殺しよう。鉢植
 えでのコガネムシ対策は講座を参考に。うどん粉が発症する直前に、
 不定だが弁端にほころびや切れ目が現われる。少しでも見えたらすぐ
 に重曹散布を。
  またアグリチンキやアルムグリーン、ニームなどの効果はすごく高
 い。念を入れたくなるが、使用頻度を揚げすぎないこと。さらに、木
 酢やヨモギ酢もよく効く。どの枝もやや細身であっても、ずいぶんと
 健全な生育を見せてくれるはずだ。
 寒地から暖地まで、広く栽培に向いている。しかしいずれの地方で
 も手を抜くとたいへんだらしのない花容になりがちでもあり、注意し
 よう。特に秋の中頃に花梗がするするっと伸びたときに整枝などもし
 ないでいると、全体にひ弱な感じばかりする樹形となる。これはこの
 薔薇の最大の欠点なのだが、夏の肥培さえきちんと行っていればそれ
 ほどひどくはならずに済む。
  鉢植えの時、水のやり過ぎには気をつけたい。枝葉が元気に見えて
 も、実は樹勢が弱りつつある。

Onepoint 分枝と短枝
Lecture 2 HTの施肥設計と実践











Lecture 2 HTの春剪定
Lecture 2 HTの秋剪定
Lecture 2 HTの整枝






                -栽培ワンポイント- 

                「元肥は不要か?」

 2009年現在、薔薇栽培の検索を続けていて、「薔薇栽培に元肥は
要らない」という記述をしばしば見かけた。確かに、わたしの栽培法の
理想も無施肥である。元肥すら与えずに済むやり方が最善であるのは、
手入れの省力化の面だけでなく、土を富ませる目的に適う。
 しかし、さまざまな市販の肥料、農業用の肥料を使わなくとも、薔薇
は何らかの肥培を実施しなくてはちゃんと育ってくれるものではない。
現在の無施肥栽培は、そのことを忘れて、せめて大量の肥料を施すこと
だけでもやめたいとの、いささか消極的な怖れの姿勢から生じていると
いう印象がある。
 その意味では、施肥による土壌と薔薇の根との応答や変化を知らずに
済まそうとしているようにすら見える。しかし無施肥への手順としては、
元肥を与えないことも含めて、誤りである。同一品種二株を、一方は当
サイトのように元肥を与え、他方では与えないで、市販のオールインワ
ンタイプの化成肥料を年間数度のタイミングで軽く土へ混ぜ込むような
与え方をする。すると前者は春苗からでも大苗からでも、ものすごい勢
いで初年度の生長を見せる。それがその株の思春期の成長力を養い、決
定づける。ところが後者では、施肥効果がさまざまに出たとしても( も
ともとの土壌の質や環境等で均一ではない )、数年で品種の樹勢力が衰
えていく。その原因は土壌が元の状態からほとんど変化しないからだ。
言わば、薔薇にとってふさわしい土へ変わっていく道が閉じられている。
それを危惧して土壌改良材をあれこれと試しても、大きな好ましい変化
が土に起きるとは限らない。むしろ、その量が少なすぎたり、逆に多す
ぎたりして、悪化ではなくとも、微生物相や団粒化等の偏りのようなこ
とが起こる。
  皆さんには元肥を薔薇へ与えてほしい。土について、ご自分なりに理
解していただきたい。そのことなくして、花のことも枝の伸長のことも、
精確に把握するのは困難だ。土を掘ったり握ったり、匂いを嗅いでみる
ことを敬遠していたら、薔薇は単なる庭の置物になってしまうだろう。

                                           
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       Road to Rosa synthesis
Cultivation
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  Album
  mr   ミディアム・レッド( ベルベット調の濃赤色 )
  剣弁高芯咲き    40枚
  1~1.3m( 直立性が非常に強い )
  


     Parentage Ⅱ

耐寒・耐暑性