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  耐病性 
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 オレンジ・ブレンドの花色には、この薔薇にしかない特徴がいくつかある。
弁質が独特で、薄くみずみずしさのない発色をすること。そのため花弁の
血管”が浮き上がる。②弁端に大きな刻みが入る。外弁に顕著。③センター
が盛り上がるが、開ききると普通の平咲きになる。④雨や気温湿度、肥料など
にまったく影響を受けない発色であること。   これらの特徴が揃っている
はこの品種ぐらいで、きわめて珍しい。そして半日陰でもしっかりとした生

をし、病害虫にも強い。葉が信じられないくらい大きくもなる。下葉で葉柄

付け根から先端までの長さが15cmを超えることもあるのはオペラしかな
い。
 高性の薔薇は多いけれど、この薔薇は特にまっすぐ上へ伸びていく性質が
強い。主幹の太り方はとりわけすぐれているのではなくとも、たいへん硬く強
風で折れることはまずない。だから剪定に迷うことになるが、ある程度長く残
す切り方をした方が生育はよい。2年間途中シュートを出さなくなったものの
み、切除する。
 肥料の種類を選ばない。量も多いのを好む。容器植の場合、できるだけ深
く大きな物を選び、マグアンプKだけで十分でも、その量は通常の倍を与える
こと。地植の場合、1年ごとに肥料の種類を変え、その年はずっとその肥料で
一貫させると、驚きが大きい。つまり最初の年に、Nを油かす、Pを骨粉、K
を草木灰で通したら、翌年はNを尿安、Pを過石またはヨーリン、Kを硫酸カ
リにするといった具合。比率は1:3:1で。追肥も同様に。苦土石灰50g
10月に施し、カキ殻200gを11月に。
 日照がよいと盛んに分枝するが、半日陰ではその力は少し衰える。しかし
出た枝が未熟枝になることは稀で、このような品種は例外なくたくましい。
 月下旬からで、ときには月に入ってから咲き始める遅咲き。枝先の蕾
ほぼ同時に開花するが、その他の蕾は開くのにかなりの時間差があり、花保

14日間でも花期は40日前後と長い。繰返咲性は弱く、花殻摘み後すぐに
芽が動かず、ときには
週間後になったりする。特に秋はその傾向がはっきり。
その分一輪の充実度は高く、でき損なった花を見ることはほとんどない。
本葉
が長く紅いままであるときほど良花が咲く。

 耐性はあらゆるものが備わり、病虫害をはじめ耐暑性・耐寒性・耐乾性・
耐湿性にすぐれている。完成度が高く華やかな花容をしているのに、香りがほ
とんど無いのが惜しい。大敵は風。強風によって花がぼろぼろに。刺や隣の枝
の花によってである。
 存在感が際立っているだけでなく、年々常識を覆す発見があって圧倒され
る。どんな父親だったのか。オペラのような薔薇はそれまでもなかったかもし
れないし、これからも生まれないかもしれない。


Lecture 2 HTの春剪定
Lecture 2 HTの秋剪定
Lecture 2 HTの整枝
Lecture 2 施肥設計と実践
Onepoint  肥料配合適否表   




                    -栽培ワンポイント-

                     「草木灰の使い方」

 薔薇以外の花々を育てている人たちが、それまでの花を抜いて新しく植え付け
ると何でもまず草木灰を表土に撒いておいてから植え付け、植え終わってから肥
料を与えるという手順をよく見受ける。

 ①カリウムの補助施肥
 ②酸度の微調整
 ③植え付け穴以外の、周囲の中耕
 といった三つの狙いがあるようだ。しかし、
 ①→草木灰のカリウム含量は7.5%と、割合としては高い方になる。しかも
   すぐに水に溶けて効果は速い。ところが一般には手にひとつかみとか、移
   植ゴテにすりきり一杯とかの量であり、その量ではほとんどカリの補助に
   ならない。

 ②→①と同様に量がかなり多くなければアルカリによる酸性中和の効果はない。
   一般に、1a当たり10kgもの草木灰を用いないと役割を果たせない。
   それは、酸度の調整は植穴周辺への施用で済ませたのでは無効だからだ。
   少量小範囲では、降雨や灌水であっという間に元へ戻る。

 ③→植底に化成肥料や油粕を適量入れて底土と混合し、それからその周囲を耕
   すというのであれば、多くの人たちが気づいていないが、必ず底土と周囲
   の土とで耕しムラができているものだ。それは植え付け後の根の伸びに影
   響を与える。

 さて薔薇では、
 ①→ぼかし施肥の場合、冬の元肥を与える一か月前に、施肥の予定箇所以外の
   場所へ、土表がうっすらと白くなる程度に撒き、軽く耕しておく。ただし
   これはぼかしの中にカリ肥料を入れなかったときだ。

 ②→秋または春先に苦土石灰を、株元近くとやや離れたところとに円耕施肥し
   ておけば十分。量はそれぞれに移植ゴテ一杯分。容器植では講座の解説を
   目安にしておく。もちろんぼかし施肥であればめったに酸度調整の必要は
   なくて、苦土石灰はマグネシウムの補給が目的となる。

 ③→冬に、前年に作っておいた緑肥を、多すぎないように梳きこむか、または
   ワラをたっぷりと梳きこんでおく。この作業は毎年続ける必要まではない
   から、草取りの時などに花壇全体を耕す。浅くて良い。ワラが入手できな
   ければ市販のモミガラ燻炭を、一株に二穴、ひとつかみずつの量で局所施

   用し土と混合しておく。                                                                                                             

                                                 











 
 
Onepoint  円耕施肥
Onepoint  肥料配合適否表 





                     -栽培ワンポイント-

                     「草木灰の使い方(2)」

  2009年10月現在までの当サイトへのアクセス解析の累積によると、検索
フレーズで最も多いのが「剪定鋏の研ぎ方」と「草木灰の使い方」。意外に思うと
共に、それらが多いのも、おそらくはアクセス者数がまだまだ少ないからだろうと
推察している。
 そこで上のワンポイントに引き続き、草木灰の使い方についてもう少し補足して
おく。
 園芸を始めたばかりの人たちは、上記の②を目的としていることが多いと見受け
られる。燃焼灰はつまりはアルカリで、酸度調整に使うのだと。確かにまちがいで
はない。ただし、植物の枝葉を燃やしたものと、木部がほとんどの燃焼灰とでは、
木灰の方が10ポイントもアルカリ性が強い。草木灰とは主として枝葉の内、80
%は葉の灰である。だからアルカリの強さに大きな差が出るのであり、酸度調整の
ためであれば木灰の方がよいことになる。少なくて済むからだ。しかし一般に、間
伐で得られた木灰を入手するのは難しく、市販の草木灰や自分で落ち葉などを燃や
して得たものを用いている。
 実は、薔薇栽培では木灰よりも草木灰の方が施肥効果が高い。木灰の方が灰にす
るときに燃焼温度が高く、草木灰の倍もある温度で燃やしている。その結果カリウ
ムは草木灰の半分の3.3%に減り、アルカリ度は逆に20%に近い。そして、草
木灰のカリウムは魚滓肥料のリン酸との相性がすばらしく、その効果を自分のカリ
ウムともども高める。これが木灰であると、アルカリ性が強すぎて、魚滓のリン酸
含量を速く分解し、速く肥効を減らす。そして魚滓のカリはわずか1%しかないの
で、それを草木灰が補うことになる。その結果、魚滓と草木灰を併用すると、薔薇
の花色が以前よりも冴えた発色になってわたしたちをよろこばせる。薔薇以外の園
芸花卉でもぜひ両者を一緒に施してみられたい。
 もちろん当サイトでは、カリは硫酸カリまたは塩化カリを中心に考えてお薦めし
ている。特に元肥で。草木灰は補助的な、また追肥で用いるように指導している。
それは一応の基本として、NPKのうちNとKは多くの場合同量になることを求め
ているからだ。薔薇にはそのことがたいせつで、二義的にKがやや少なくてもよい
という考えをとっている。だから草木灰を薔薇へ効果的に与えるには、酸度調整で
はなくカリの補給として用い、また年間に二度三度となる場合にも、少量ずつでよ
いとしている。

Onepoint  肥料配合適否表 
検索 Q&A  耐寒性を増せるか? 
                                                        






                     -栽培ワンポイント-

                    「リン酸と花のボリューム」

 一般に花肥として意識されることの多いリン酸が花のボリュームを左右するか
どうかについて知りたい人は、以下のことに留意しよう。
(1)たとえば冬に元肥を施しておき、春先にリン酸の単肥またはリン酸のみが
   多い肥料を花肥として与えると、前者ではNとKの土壌内の構成が1:2
   :1や1:3:1等の目標を、元肥との合計量で超えれば、開花期中に枝
   の細いままの徒長が起きやすいこと。後者では開花期の末期に伸び出すシ
   ュートが勢いのよい反面、開花期後半の開花において花が小さくなりすぎ
   たり(その時期に小さくなりやすい品種はますます小さくなったり、また
   小輪品種では房の未開花の蕾が開かなかったりする)、葉面が凸凹状にな
   って光合成能が低下することが多い。
(2)仮にNPKのバランスが悪い元肥だったとき、礼肥としてのリン酸はシュ
   ートと二番花の内容をよくする結果も多い。しかし反面、リン酸と微量要
   素とのバランスがくずれ、真冬の開花に似て、開ききったときにだらしな
   い花型になることもある。
(3)一番花の開花期に、事実上の二番花への生長がすでに始まっている。そこ
   で礼肥や夏の元肥の遅い施肥をすると、二番花以後の開花リズム全体がゆ
   るやかでも乱れる。その結果短枝が多発しやすくなる。つまり十分な花梗
   の長さにならぬまま蕾を付けることがある。迷ったなら礼肥は与えずにお
   き、夏肥は必ず7月中に。
(4)一季咲きでのリン酸を含む礼肥は、花後の時のみでよく、それ以外の、夏
   の元肥前後のいずれかの月に与える必要はない。与えるならNPKすべて
   を含み、三つの合計が30を超えないようにしよう。
(5)ランブラーやノワゼットでは、またテイローズも、リン酸が土壌から切れ
   ないように与えていると、非常に樹勢を高めて、よい結果をもたらしやす
   い。といって、過肥の状態が年間を通して常態になると逆に伸長力に隠れ
   ているたくましさ、丈夫さを枝から奪うこともある。それは翌春の花付き
   の悪化を招く。
(6)シュラブで樹高が2m前後のものや大輪のクライマーはリン酸追肥がすば
   らしい花を咲かせ、ボリュームをアップさせやすく、しかも過剰害の心配
   もない。単肥・三要素肥料、いずれでも施せる。

 以上のことから、(6)以外の四季咲き品種には元肥で十分なリン酸を与えて
済まそう。そうすれば花のボリュームが増す。また花型も乱れにくくなる。一方
一季咲き品種では、少量ずつで様子を見ながらリン酸を与えつづけよう。過剰が
心配なときは、堆肥のみでリン酸切れを防いだ方がよい。そしてオールドローズ
でシュラブ性の強い、枝をつるのように長く伸ばすタイプは、堆肥と共に液肥を
活用したい。希釈濃度は特に薄くする必要はないが、盛夏には与えない。夏季で
も盛夏ほど高温にならない時期は与えられる。特に、標準地と寒冷地では高温期
の液肥がショックを与えやすいから気をつけたい。
 なお、リン酸を与えすぎたためにリン酸のみのせいで花型がくずれることは決
してない。むしろ不足していたときに、HTやF、ER、ガリカなどで花型がく
ずれやすい。それでもうっかりして過剰に与えたというときには、一度だけ、た
っぷりと灌水しておこう。湿度が高い日を避けて。団粒化の進んだ、ふわふわの
土であれば灌水しなくてもよい。そのような土では根の働きが各段によく、NP
Kいずれの過剰害も出にくい。すべての無機養分の保持バランスがよいからだ。
                                                        
 
                          
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Opera オペラ

ob.  オレンジとイエローの複色  径12~13cm  26~40枚
樹高は高くなる(1.5m以上)  直立性  微香  強健

耐寒・耐暑性