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r レッドブラウン |
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2000.5.23 |
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* 開き初めから全開するまでの途中の花型が一定しない。一輪ずつ全て異 |
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-栽培ワンポイント- 「弱小枝について」 上記の説明中にある弱小枝とは、いくつかの原因で充実しなかった枝を言う。 最も大きな理由は、気温にある。春、気温の上昇の過程で突然寒さが戻ったと きに、それまでに出てしまっていたシュートがダメージを受けて充実していな いことが多いように、その時期の低温がシュート以外の枝の伸びに影響を与え る。温度の数字は、株全体の成熟度や施肥によって品種ごとに異なる。夏、高 温が葉の気孔の開閉のリズムを狂わせたときにも未熟な枝が生じる。四季咲き の品種の場合、花が咲いても径が小さくなることが多い。また花弁からの蒸散 も抑えられることが後で未熟な枝だけでなくブラインド芽を多発させやすい。 秋、この季節に伸びてくる枝が、あるいは太くなってくる下段の部位が多けれ ば多いほど、一季咲きであれば翌春の花付きを増やし、四季咲きであれば季節 を通しての花の一部にみごとな数輪を生むことになる。しかしこの季節にそう した枝にならない場合、新枝・花梗を切り戻すかどうかの判断は極めて難しく、 全体の勢いと気候の推移を組み合わせて決める必要がある。冬、品種や樹齢に よってはこの季節にも数本の新枝を伸ばしたり、それまで止まっていた短枝か ら弱小枝となるものを伸ばし始めたりもする。 どれが以上のような弱い枝な のかの見極めはさほど難しいことではない。他の枝と比較してみれば容易だ。 このとき、もしも樹形の内側に向いている懐枝の方が、同じ枝から出た外向き の弱小枝よりも充実していることもある。そうならないように、懐枝になりそ うなものは早めに切除しておくこと。もちろんこの基本はCLやHMsk、と Sなどでは常に当てはまるとは限らない。また、Minの場合、そのときの開 花がすべて終わってからの整枝時に判断し、切除数はできるだけ少なくした方 がよい。特に春・夏に言える。 |
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| -栽培ワンポイント- 「窒素不足になると」 上記の内容は普通に施肥をしたうえでのことであり、ほとんど無施肥で育て ると、一部のたくましい品種は別として、多くの薔薇が軟弱に育つ。必要な要 素のなかでもとりわけ窒素が足りなければ、枝の未熟、葉の緑のかすれや小さ さとなって栄養不良を判別しやすい。 窒素とは薔薇の身体を作っていく言わばタンパクであるから、これが不足す ると、 (1)極端に花梗が短く、あっというまにその先にちょこんとした蕾をつけ て咲かそうとする。(速すぎる生殖生長への転換) (2)つる種では一、二本のつるが偏伸びするのはまだよい方で、不足気味 になった途端に伸長が止まる。(ブラインドシュートの発生) (3)全品種で弱小枝か短枝が増える。(ブラインド芽の多発) (4)キャンカーや枝枯れが進行する。(耐性の減退) (5)中・大輪種で葉の先端が70~80度下向きになる。そのまま葉は大 きくならない。(気孔細胞の変質) (6)窒素の吸収が減るとカルシウムの吸収も落ち、細胞壁の強さを保つペ クチンが作られなくなり、葉も枝の表皮もやわらかくなってしまう。 それだけ傷つきやすくなる。(細胞壁の軟弱化) (7)窒素不足は薔薇の偽果の形成を早める。ところがほとんどの実が十分 に丸くならないまま、やがて朽ちたようにしぼむ。 (生殖生長の停滞) (8)植え付けたばかりの苗に窒素不足が起きると、すでに立派な枝を数本 持っていても、数か月間芽が動かなかったり、動いていた芽がつやけ しのような色に変わる。つまりみずみずしさが消える。 (栄養生長の停滞) (9)春の一番花の咲く時期に窒素は少ない方がよい。ところがその後も少 ないままであれば、それまでに伸びつつあったシュートが止まってブ ラインドになり、展開しつつあった新芽が萎れ、一部は日焼けしたよ うに枯れ、指で触れただけでぼろぼろと崩れる。(生長全般の抑制) ![]() |
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| -栽培ワンポイント- 「リン酸不足になると」 薔薇にとってリン酸が足りなくなると次のような症状が現れる。 (1)ベーサルシュートが出にくくなり、不足が継続するとまったく出さなくなる (分枝力の抑制) (2)蕾が付かない (生殖生長の抑制) (3)生長点が変わり、三枚葉の付け根の芽ばかり動く (伸長力の分散) (4)順調に健全な生育をしてきた株ほど、ブラインド芽が増える (栄養生長の抑制) (5)枝・つるの伸長中に不足すると伸長停止だけでなく節間が短くなる (樹勢全般の低下) (6)花後に不足していると少ないリン酸は下位の茎頂へ回されやすく、上位葉 や芽の先端がしおれてくる (樹形の縮小化とストレス耐性の発動) (7)葉厚が薄い品種で、緑の色むらが起こりやすくなる (葉緑体の減少) (8)根毛を殖やす方向に転換すると共に新根を出さなくなり、結果的に根毛総数 は減少する (根の伸長抑制) (9)土のpHが下がりやすくなる (土壌化学性のバランス崩れ) 窒素やカリと違って、リン酸が土壌から急激に減ることは実際には起きにくい。 それだけ難溶化やク溶化していたリン酸がリンとなって土壌中に補充されやすいと 言えるのだが、それでもゆっくりとでも減り続けると、九つの症状がさらにひどく なる。その前に手を打ってリン酸を与えておけば、軽くて済む。 また、薔薇はストレス耐性が強く優先される植物で、少ないリン酸による生存その もののリスクを減らすように生育しやすい。 ![]() |
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| -栽培ワンポイント- 「カリウム不足になると」 |
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薔薇だけでなく、あらゆる植物が与えられた肥料のNPKのうち、真っ先にKを 吸収する。これはNとPが吸収後にそれぞれ態様も役割も異なる要素へ変換しない と利用できないのに対し、カリは吸収後に直ちにカリウムとなって利用できる要素 だからだ。しかもカリウムは単純なイオン化状態で働くから植物の側も扱いやすい。 そして細胞の浸透圧を保持したり変化させること、種々の体内タンパクの生合成、 糖の転流の三つが主な働き。 三つの中でも葉が光合成で作ったショ糖を枝・花・根へ送ることである転流が、 窒素というタンパク材とリン酸という運搬エネルギーとともに活躍している。 カリウムが足りなくなってくると、 (1)葉先がわずかに下垂する→葉先が褐変等の葉枯れ症状を見せる→葉全体が大 きく下垂する(カリウムの働きが若い葉や芽へ集中する、生長保持力の移動) (2)ブッシュ性が強い品種で弱小枝が生じやすく、つる性が強い品種でつるが細 いまま伸びていく(タンパク不足による生育の鈍化) (3)花色がうすくなったり、複色や覆輪カラーの品種の色むらが出やすくなる (色素タンパク不足または生殖生長抑制による栄養生長への転換) (4)冬の花色が白っぽくなる(根も含めた生育全般の停滞) (5)強健種以外で葉の縁が白くなったものが数枚見られる(イオン活性化作用の 遍在) |
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カリウムはカルシウムとマグネシウムに関係が深く、それらが一度に大量に施さ れると吸収が減り、またカリウムが多すぎるとそれらの吸収及び働きが抑えられる。 したがって、慎重な施肥を心がけるのであれば、元肥を与えた直後にCaもMgも 決して大量に与えないこと。特に元肥にオールインワン的なものを与えたときに、 二種の側が過剰になりやすい。二種も含めて微量要素は元肥と期間を離し、またで きるだけ少量追肥で何度も施そう。例として、 a.芽が動き出すタイミングになってから、中一週間で三度 b.春の花が終わった直後に、中10日間で二度 c.夏にも元肥を与えたなら、その二週間後から10日間間隔で二度~三度 d.一日の気温が8℃を含む時期になったら与えない 以上のことは基本的に微量要素全般について適用する。 なお、一時的に5つのことが見られたとしても、その後の新しい枝葉や花に連続 していなければ、カリを与える必要はない。不安から補っておこうとすると、今度 はカリ過剰害が出るおそれがある。過剰であると、ステムが細くなったり軟らかく なり、葉の一部が異常に大きくなったり、房咲きで蕾数の多い品種の蕾の落下が見 られるようになる。また大輪を咲かせる品種の葉が波を打ちやすい。
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