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耐病性 
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 花芯は白く、濃いピンクがぼかすようにとりまく。大房咲きになるので、
満開時は小山のように見える。散る前に褪色する。月初旬に蕾が見え、下旬
になってから咲き始める遅咲き。花保は10日間、花期は週間。その
間に褪色する花もあるので、あまり長くは楽しめない。しかし開花後数日経っ
てからのピンクのみずみずしさはすばらしい。花数の多い一重なので際立って
見える。夕刻になると花を閉じ、その姿がかわいい。返り咲きはしても数は少
ない。雨シミにはならない。
 耐寒性がきわめて強い。温暖な地方では真冬も成長を続ける。
 株が若々しい間は開花中も枝が生長する。この伸びやかさこそ、ネーミン
グの由来かもしれない。芽だしからの展葉も速い。剪定を強く行うと小さく育
ってしまうが、整枝を強く行わないと全体の姿が乱れる。
 日照不足になるとあっという間にたくさんの葉が黄変する。正直者な
ところがある。ただ、その後十分な日照となると、反動で栄養生長力が強い。
全体
が大きくなっていく。
 元肥を欲張る必要はなくても、追肥の回数は多い方がよい。必ず固形肥料
と液肥を併用すること。Pは骨粉と過石を併用し、冬季にはヨーリンが向く。
もちろん与えすぎないように。マグアンプKのような化成肥料のMgを早く吸
収しきってしまうところがあるから、苦土石灰を少量ずつたびたび施す。また
年間回ほど水溶性カルシウムを与える。もしも全体に元気がないときは、葉
面に第一リンサンカリ200倍液を撒布。
 根張りのよさはさすがで、気をつけないとその数に周囲の植物が負けてし
まい、容器植では回りきって容器から抜けなくなってしまう。当園ではすでに
二度も容器自体を壊さなくてはならないはめになった。このような事態を防ぐ
手は、植え付け時に布状に曲がる性質の発泡スチロールの板や寒冷紗を、あら
かじめ容器の内側に沿って巻いておくことだ。
 アブラムシは大好き。ところがどういうわけか、マメコガネやチューレン
ジバチは好まないようだ。黒点病への耐性はあり、発病が遅い。灰色カビ病に
は罹らない。ネマトーダも嫌がる。病害虫への抵抗力があるからといって、木
酢やヨモギ酢のような所謂回復剤を与えても、土にはよいが、株には目だった
効果は見られない。必要ないだろう。
 この薔薇は背景に緑が多いと目立たない。むしろ壁面やレンガ塀などの前
にあった方がよい。花だけを見ていると、「ロサ・キネンシス」と「ロサ・ガ
リカ」の融合のように思えてくるし、また「バレリーナ」や「ツクシイバラ」
との近縁関係を思い浮かべずにはいられない。ハイブリッド・ムスクにはそう
した歴史的調和が常に感じられてならない。小輪多花のモダンローズから、こ
の薔薇のようなすぐれたものが、決して消えてほしくないものだ。
 コンパニオンとしてはマリーゴールドがこの薔薇の根をセンチュウ
から守
り、オウゴンマンネングサがマルチ代わりで、この薔薇と美しい色彩の
対比感
を見せる。ただし、後者は株元で広がるグラウンドカバーなので、殖え
すぎた
ら間引く。








Salon 耐寒性

Lecture 2 シュラブタイプの剪定
Lecture 2 シュラブタイプの整枝



[Wikipedia]
Lecture 2 施肥設計と実践


[パレス化学工業]
















Flower  マリーゴールド  











                     -栽培ワンポイント- 

                     「マグネシウムの吸収」

上に述べた解説の中で、モーツァルトはMgの吸収が早いとした。どこでそれがわかるか
を明らかにしておこう。

 Mgは一般に、人体におけると同様にカルシウム、カリウムとの相互関係が強い。M
gの摂取が多すぎるとそれらの吸収は減り、クロロフィルを構成するMgの濃度で葉色が
濃くなったのに、それに伴って花の色が薄くなり(カリウム不足)、葉面全体に亘って波
打つようなよじれが現れれば(カルシウム不足)、まちがいなくMgが多すぎたかカルシ
ウム側が少なすぎたかを指し、また両方であった可能性も高い。

 Mgから合金が製造されるように、この元素は元々金属元素であり、薔薇の体内でも
金属イオンの形で存在している。モーツァルトのように土中のMgを早く吸収してしまう
薔薇にあっては、枝葉の密度を上げていく成長期に、窒素とリン酸がどんどん使われてい
る途中で足りななる。すると三大栄養素の一つカリウムがそれらの栄養素とともに活躍
するスケールが大きくなり、花色の濃度に表れるとともに枝の下葉が異常に大きくなりや
すい。これはリン酸が鉄分と活発に結びつくためで、決して病弱な状態ではない。ただし
数ヶ月に亘ってMg不足が続けば、人体での便秘状態と同じではなくとも次第に枝数と
葉数の減少を招く。それは結局人肌の荒れに似た状態とも言え、灌水や降雨のつどモーツ
ァルトの株全体から活気に満ちた潤いを奪うことになる。もちろんその度合いは甚だしい
ものではない。しかし翌年の花数のこともあるから、不足気味が続かない方が望ましい。



                     覚えておいてよい一言……
            ~~<< 必須要素であるN、P、Kの次にMg >>~~
                                                      









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                     -栽培ワンポイント- 

                      「肥料配合適否表」
Lecture 2 肥料成分表

 すでにご存じの人も多いと思われるが、元肥・追肥その他のどの機会でもうっかり失念
してしまうのが、肥料間の組み合わせの適否のことだ。以下に表を掲げるので参考にして
ほしい。なお、農業では用いても、薔薇等の園芸では一般的でない肥料は省いてある。


…適合
▲…配合後
   保存不可
×…不適 
硫 
尿 
油 
魚 
鶏 
緑 
過 
熔 
骨 

酸 


化 




ン 




木 

石 

石 



灰 

カ 





イ 







ら 



屑 
           ポイント
硫安 × × × × × ×   当サイトでは硫安を主たる窒素肥料にしていない。
  うっかりアルカリ系肥料とは混合しないように。
尿素 ×   尿素は制限の多いもの。実際の施用頻度は低い。
 
油粕   第一リンサンカリは散布使用なので、不都合は少
  ない。
魚滓   魚滓は窒素・リン酸の両用途の肥料。
  
鶏糞 ×   鶏糞を、堆肥の分解肥料と見なすかどうか。それに
  よって窒素肥料としての用い方が変わる。
緑肥   緑肥の効果的な施用方法を検討中。
 
過石 × × × × × ×   過石は養分量の少ないものと合わせた方が無難。
 
熔燐 ×   熔燐によるリン酸施肥では、配合よりも単独で。
 
骨粉   骨粉と生石灰の配合施用は地植のみで。鉢植で
  行うと不都合が生じやすい。
硫酸カリ ×   硫酸カリは少量ずつたびたび与えるやり方には向
  かない。
塩化カリ   塩化カリは土を酸化させる力が比較的強く、一時
  に大量施用は向かない。
第一リンサンカリ   葉面散布施用。
  
草木灰 × × ×   適否にくれぐれも注意。葉や枝の上から撒く施用も
  タイミングに注意。季節の変わり目を避ける。
生石灰 × × × ×   施用頻度は少なく、年に一度行うかどうか程度。
  多用や連用をすると土が硬くなる。
消石灰 × ×   アルカリ化施肥としては、水分が多いほど
  肥効が高い。梅雨と盛夏には用いない方がよい。
苦土石灰
(水酸化苦土)
×   マグネシウム肥料。水分にすぐ溶ける。カリの効きや
  量と相反するから、どちらの量も配合ではひかえめに。
炭カル・水カル   万能のカルシウム肥料。春~夏は量を多めにして
  回数を減らし、秋~冬は量を少なくして回数を増やす。
ケイカル・貝化石 × ×   樹を丈夫にする。ただし配合と量に注意。冬季にゆる
  やかに効かせる方がよい。
おから × ×   速効でも遅効でもない、養分比の低いNPK。しかし
  着実で安定的、長期間の肥効。
タバコ屑   カリ肥料。二つの▲は、配合後に日を置くと湿気によ
  りカリの効きが落ちるため。またニコチンの薬効によ
  りコガネムシ幼虫対策に。
Salon   有機質肥料 
Salon   無機質肥料 









                                 -栽培ワンポイント- 

                               「栽培副資材混用等可否表」
    
           以下の表はそれぞれの資材の組み合わせが、薔薇や用土に有害であるケースを提示したものではなく、
           組み合わせで双方または一方の効果が著しく損なわれる場合があることを提示している。
           ほとんどの場合、問題がなかったり混用等が有益であったりする。その上で注意してほしい。


  -1-
……混用・併用・混在可能

△……24時間以上空けて使用可能

×……一週間以上空けて使用可能
米ぬか・とぎ汁   HB101  木酢液・竹酢液  木炭・燻炭   メネデール  カキ殻  カニ殻  ゼオライト  ミリオン・シリカ  黒石鹸  重曹  EM  トーマスくん  グリオソイル  ノースキトン    
米ぬか・とぎ汁 × 界面活性力のあるものと混用不可
HB101 × × × 肥料のpHは無関係
木酢液・竹酢液 × × × × 肥料のpHは無関係
木炭・燻炭 清浄作用のものとはムダが生じる
メネデール ×  
カキ殻 穏やかなアルカリ性肥料
カニ殻 微生物の活性化肥料
ゼオライト 多孔質資材
ミリオン・シリカ 土壌清浄力
黒石鹸 × × × × 多用や灌注使用しない
重曹 × × × × 相互阻害関係に注意
EM(有用微生物群) × 重曹が散布使用なら
トーマスくん(同上)  
グリオソイル(根の保護剤)  
ノースキトン(キトサン+木酢液) × × 散布使用時に注意
YM菌(土壌改良材) ×  
BM菌(窒素過剰蓄積抑制剤) × × 元肥後でなく追肥後に投与
水溶性キトサン 即効性の微生物活性資材
枯草菌・納豆菌(バチルス・サブチルス菌) 有機質の分解能が高い
微生物活性剤(微生物栄養剤) × × × 土壌微生物相の安定化資材
微生物農薬類(有害菌防除) × × × × 病害菌対抗微生物
微生物農薬類(天敵) × × × 害虫寄生力のある微生物
ニーム(オイル・パウダー等)   
ローズガード(紅色光合成細菌) × × × 土壌清浄力のある細菌
次亜塩素酸水(滅菌剤) × × × 農薬との混合不可
過酸化水素水(滅菌剤) × × × × × 農薬との混合不可
植物成長調整剤(発根・肥大) × 連用は危険
植物成長調整剤(矮化) × 衰弱株には危険 鉢植えで使おう
バクテローズ(根頭ガン腫病予防) 同属菌による防除
アルム(有機農剤 グリーン他) × × 薔薇の耐性増進に寄与
ピカコー(特殊肥料 保護膜・殺虫効果も) × × 連用可能
アグリチンキ36(活力剤 病害虫駆除効果も) × × ×  
炭酸水素カリウム(殺菌剤 肥料) ×  
水溶性カルシウム(カルシウム肥料) × × × 健全株には連用不可
液肥類(肥料)  
培養土(肥料入り用土)  
イチョウ葉(土壌酸化抑制材) × 大量には必要ない
ローマンカモミール(害虫忌避効果) × × 治療中の株へは使用しない
薬用植物・有毒植物(植生のもの) コンパニオンプランツ



  -2- 
……混用・併用・混在可能

△……24時間以上空けて使用可能

×……一週間以上空けて使用可能
YM菌   BM菌  水溶性キトサン  枯草菌・納豆菌   微生物活性剤  微生物農薬(有害菌防除)  微生物農薬(天敵)  ニーム  紅色光合成細菌  次亜塩素酸水  過酸化水素水  植物成長調整剤(発根・肥大)  植物成長調整剤(矮化)  バクテローズ  アルム 
米ぬか・とぎ汁 ×
HB101 × ×
木酢液・竹酢液 × × ×
木炭・燻炭 ×
メネデール ×
カキ殻 × ×
カニ殻
ゼオライト
ミリオン・シリカ
黒石鹸 × × × × × ×
重曹 × ×
EM(有用微生物群) × ×
トーマスくん(同上) × ×
グリオソイル(根の保護剤) × ×
ノースキトン(キトサン+木酢液) × ×
YM菌(土壌改良材)
BM菌(窒素過剰蓄積抑制剤) ×
水溶性キトサン
枯草菌・納豆菌(バチルス・サブチルス菌) × × ×
微生物活性剤(微生物栄養剤) × ×
微生物農薬類(有害菌防除) × × × ×
微生物農薬類(天敵) × ×
ニーム(オイル・パウダー等) × ×
ローズガード(紅色光合成細菌)
次亜塩素酸水(滅菌剤) × × ×
過酸化水素水(滅菌剤) × × ×
植物成長調整剤(発根・肥大) ×
植物成長調整剤(矮化) × ×
バクテローズ(根頭ガン腫病予防)
アルム(有機農剤 グリーン他) ×
ピカコー(特殊肥料 保護膜・殺虫効果も) ×
アグリチンキ36(活力剤 病害虫駆除効果も) × ×
炭酸水素カリウム(殺菌剤 肥料) ×
水溶性カルシウム(カルシウム肥料) ×
液肥類(肥料) ×
培養土(肥料入り用土)
イチョウ葉(土壌酸化抑制材)
ローマンカモミール(害虫忌避効果) × × ×
薬用植物・有毒植物(植生のもの) ×



  -3-
……混用・併用・混在可能

△……24時間以上空けて使用可能

×……一週間以上空けて使用可能
ピカコー   アグリチンキ36   炭酸水素カリウム   水溶性カルシウム   液肥類   培養土   イチョウ葉   ローマンカモミール   薬用・有毒植物  
米ぬか・とぎ汁 ×
HB101
木酢液・竹酢液 × × × ×
木炭・燻炭
メネデール
カキ殻
カニ殻 ×
ゼオライト
ミリオン・シリカ ×
黒石鹸 ×
重曹 × ×
EM(有用微生物群)
トーマスくん(同上)
グリオソイル(根の保護剤)
ノースキトン(キトサン+木酢液) × ×
YM菌(土壌改良材) × ×
BM菌(窒素過剰蓄積抑制剤)
水溶性キトサン
枯草菌・納豆菌(バチルス・サブチルス菌)
微生物活性剤(微生物栄養剤)
微生物農薬類(有害菌防除)
微生物農薬類(天敵)
ニーム(オイル・パウダー等) ×
ローズガード(紅色光合成細菌) ×
次亜塩素酸水(滅菌剤) ×
過酸化水素水(滅菌剤) ×
植物成長調整剤(発根・肥大) ×
植物成長調整剤(矮化) × × ×
バクテローズ(根頭ガン腫病予防)
アルム(有機農剤 グリーン他)
ピカコー(特殊肥料 保護膜・殺虫効果も)
アグリチンキ36(活力剤 病害虫駆除効果も)
炭酸水素カリウム(殺菌剤 肥料)
水溶性カルシウム(カルシウム肥料)
液肥類(肥料)
培養土(肥料入り用土)
イチョウ葉(土壌酸化抑制材)
ローマンカモミール(害虫忌避効果)
薬用植物・有毒植物(植生のもの)
  






                        -栽培ワンポイント- 

                   「ミリオン(珪酸塩白土)を与えるとき」

 効果の順位で並べると以下のようになる。量の数値は品種や植え方に無関係。

(1)土壌病害が起き、薔薇が衰弱してしまった後の冬……地植鉢植共に新しい土に入れる(200g)
(2)年間の施肥総量が多すぎた年の翌冬肥に入れる(100g)
(3)苗がまだ若い間の春(5月)……主幹の太さが成人男性の親指よりも太くなってからは、効果が顕著で
                  ない
(4)2月または3月に苦土石灰を与えた二週間後……土壌がややアルカリ寄りになっていてもなっていなく
                  ても、マグネシウムとカルシウムの肥効をミリオンが高める(100g)
(5)一季咲きのつる薔薇の7月……夏肥のタイミングは無関係(200g)
(6)四季咲き薔薇の秋の開花期……蕾の時に与えれば、ますます美しい花が咲きやすい(200g)
(7)黒点病による葉の黄変がはなはだしかった直後……治療時に(100g)

 
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       Road to Rosa synthesis
Cultivation
モーツァルト

dp.  濃いピンク  一重  12~25輪の房咲き
一季咲き(返り咲きも多い)  径2.5~3cm
80cm(高)×1.5~2m(横)
無香  強健

耐寒・耐暑性