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今回のブーケは電話から始まった。
肉声によるご相談は件数として少ないのだが、互いにQ&Aの実感が伴っているから
話を進めやすい。
ご本人は初めての薔薇栽培だそうで、不安から頼ってみようと思われたようだ。
かけてこられた主旨は

(1)ピエール・ド・ロンサールのつるはどのくらい伸びるのか。高さ1m程度の長いフェンスがあり、
   そこに誘引したい。
(2)モッコウバラはどのくらいの大きさに育つのか。サイトではたいへん大きいもののように見える。
   生け垣の代わりになるように育てられるのだろうか。

この二点だった。
電話で返事をしたところ、以下のようなメールのやりとりになった。




こんにちは!
 
昨日モッコウバラとピエール・ドゥ・ロンサールについて
電話で質問させていただいた者です。
 
昨日は、全くの初心者である私に詳しく教えていただき、
ほんとうにありがとうございました。
 
さて、標題の件で、またまた疑問がわいてきてしまったので、
メールさせていただきました。(質問ばかりですみません!!)
 
モッコウバラを生垣に仕立てるのは可能とのお話でしたが、
ローズ・サンクチュアリーさんのHPのモッコウバラのページを
改めて見てみたら、本当に山のようにこんもりなるんだなと
改めて思い、これを生垣のようにするのは大変そうだ!と
思いました。
 
地植えで、フェンスもないと、山のようにこんもりなるんですよね?
その「山」を「壁」にするには、毎年かなりハサミを入れる必要が
ありそうですが、実際どうなのでしょうか。
 
子供も小さく、仕事もあるので、私の持てる力の全てを庭仕事に
注ぐというわけには、現実的にいかないので、実際モッコウバラを
生垣に仕立てるには、どれくらいの労力がかかるのか、
ご教授いただければ幸いです!!
 
どうぞよろしくお願い致します。
 
(先ほど、同じ内容の文章を送ろうとしたら、子供が邪魔して、
どうやら送れなかったみたいなので、もう一度お送りします。
重複していたら、申し訳ありません)
                                                         ノリコ
                                      
2011.10.31








今晩は。
わたしの方も電話で内容がうまく伝わったか、少し気にしています。
今回のご相談に近いご質問は、多くの人が悩みながら、わからぬままに
取り組んでいることです。なので貴女のように率直に質問をする姿勢の
方が、薔薇のことを正しく理解できるようになりましょう。
たいへん素朴で初歩的な質問ですが、大切なことです。

労力についてのことは、貴女の事情がありましょうから確定的に申し上
げられませんが、毎日のように少しの時間でもモッコウバラのそばに立
てるのであれば、さほどのものではありません。
というのも、ほとんどの人が今回のような整枝(一種の仕立てでもあり
ます)を、ある日一日で済ませてしまおうとするから時間がかかり、手
をとられすぎになるとの感想を持ってしまうのです。
確かにこの原種は白でも黄色の方でも、つるの数が加速度的に増えてい
くものです。だからわさわさと繁って後に切ろうとすると、億劫に思え
てきます。
そうではなく、頻繁に、長くても10分程度そばでそれぞれのつるの状
態を観察し、そのつど手前や奥(裏、背後)へぐんぐん伸びていくもの
を株元の付け根から切除してやれば、あっという間に終えられます。
そして横へ伸びたつるからも斜め前方や正面に伸びてくる芽を見つける
たびに、その部分の付け根から切除するようにします。
こうしていくと、モッコウバラは上と横への広がりに制限されるために、
生け垣としてふさわしい幅の樹形になっていかざるを得ません。
切除したつるは、できればどこかに寝かせて積んでおき、乾燥させてし
まえば簡単に処理できます。そしてわざわざ新苗を次に購入せずとも、
それらの中から小指程度の太さのつるを選び、長さを15~20cmほ
どにして挿し木をすれば、隣へ植えるモッコウバラが育つでしょう。挿
し木とその後の育て方は栽培ワンポイントに掲載してあります。

まだ芽の段階で、まだほんのわずかに伸びている段階で不都合なつるを
切り取る。すると手間もかからないだけでなく、その切除が刺激となっ
て、横への張り出しに豪快さが出てきます。
もしもつるの伸びる方向が見た目に気になるようなら、支柱を立てて矯
正したり支えてやってください。

慣れないうちは以上の要点が現場で実感を伴いにくいものです。しかし
この薔薇は実に素直な性格をしているので、やがて貴女も理解が進み、
要領が良くなっていくでしょう。元気よく育っていればいるほど、楽し
いものですし、開花への期待に胸もふくらんでいくはずです。

                            Kei   
                                         2011.10.31

 








森近様、
 
今晩は。
早速のお返事、大変感謝致します。
ありがとうございました!!
 
モッコウバラについてのご説明、
よくわかりました。
 
毎日、薔薇のそばに立つことが
大事なのですね。
基本的に大事なこと、という感じです。
 
せっかくご説明して頂いたのに申し訳ないのですが、
そのような誠実な毎日を今は送れそうにないので、
もう少し子供が大きくなってからモッコウバラに
トライしてみたいと思います。
(今はほんとに手がかかって、おまけに他の子よりも
かなり、おくてで、心配です)
 
ピエール・ドゥ・ロンサールだけであればなんとか
いけるかなあと思うので、ローズサンクチュアリーさんの
HPと本を片手に、がんばろうと思います。

ご親切に教えて頂き、心があたたまりました。
ありがとうございました。
寒暖の差が激しいので、お体にお気をつけください!
                                                      ノリコ
                                    
2011.11.1









まだ小さいお子さんなのですね?
健やかに成長していかれますように。
                          Kei                    
                                       2011.11.1






森近さま、
 
おはようございます。
 
そうなんです、まだ子供は2歳です。
母親歴もまだ2歳で、いろいろ勉強中です(^^;)
  
素敵な秋を過ごされますように!!
                                                     ノリコ
                                  
 2011.11.3



電話相談について
ご質問やご相談の内容が具体的であればあるほど、また詳しいものであれば
あるほど、電話では説明しにくいものです。
しかし今回のように、これから薔薇を栽培してみようとされているとき、やはり
電話で声の会話をすることはたいへん印象深いものですし、励ましになるでし
ょう。しかも以後のご相談をメールで行いやすくなります。
わたしも皆さんの肉声を聞きたい思いがあります。
どうぞご遠慮なくかけてみてください。お待ちしています。
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