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はじめまして。
Rose Sanctuaryのサイトを楽しく拝見し、勉強させて頂いております。
1つ厚かましく質問があります。
「ファンタン・ラトール」今年5年目、大好きなバラで5本も植えています。
水やりの・センティフォーリアの項で「ティーパックを敷いての灌水が花型を一層調えてくれます。」
と記されています。
このティーパックを具体的に教えて頂けましたら大変助かります。
日本茶のティーパックを土の上に当てて水をかけるのですか?

大好きなバラなのですが、東側境界に植えていて(花は南~西向きに咲く状態です。)
毎日お昼までは素晴らしい花を見せてくれるのですが、
午後1時以降は日照が強くて花がクシュンとしてしまいます。(夜は元に戻りますが。)
おまけにコンクリートと大谷石に挟まれた狭い所に植えていて(植え替える事は不能です。)
オールドローズは少し日陰になる場所に植えるべきでした。

                                                 Parelli
                                       2.4  2009




メールをありがとうございました。どんなご質問やご相談でも歓迎していま
す。
さっそくですが、文面から推測すると、ラトゥールはいささか狭いところに
地植してあるのですね?
しかも、株のそばにあるものを想像してみるに、根が窮屈な想いをしている
ように考えられます。確かなことのためには画像を拝見する必要があります
が。ペアレンテイジのところに述べましたように、この品種は根の張り方す
らたいへん美しいと言える品種です。したがってもしも根の張り方に難があ
るようであれば、お書きのような「クシュン」となることもありえます。し
かもそこに日照時間帯の偏りもある。しかし実は日照の問題はさほど大きな
問題ではありません。薔薇にとっては合計時間と共に朝陽が当たるかどうか
が最もたいせつです。薔薇の東側に日当たりをさえぎるものがあり、それを
取り除けないのであれば、現状は変えられないでしょう。しかしお書きの内
容からすれば枯死するとも考えられません。もともとセンティフォーリアの
中でもラトゥールは繊細なティローズに含めてよく、花弁の全容が乱れがち
になるものです。その素質そのものは持って生まれた美点なのですよ。
五本も育てておられるとは、ラトゥールは幸せ者ですね。すべて同じ環境な
のですか?


またティーパックのことですが、この灌水法は講座でのように、鉢植えの場
合です。地植の場合、同じ効果を求めるには少し無理があります。しかし根
の張り方との兼ね合いからいうと、蕾を上げる少し前ぐらいから、週に一度
ほどジョロかバケツに日本茶のティーパックを入れ、計3~5リットルずつ、
全輪が開ききるまで与え続けてみられるのもよいかと思います。
さらに夏の高温期となったとき、早朝か夜間にやはり週一間隔で10リット
ルを目安にティー灌水をされたらどうでしょうか。今年の内に成果があれば、
以上のことを毎年続けるというのもいいでしょう。もしも五本の間隔が狭い
ようでしたら、量は共有させてかまいません。一株に上記の量をとこだわら
なくてよいのです。
ただしこの方法は、本来地植の薔薇に対して常に勧められるものではありま
せん。次の冬からは、新鮮な堆肥(牛糞またはバーク堆肥)を、根が届いて
いると思われるところから少し先へ入れ、土とよく混合するのがいいですよ。
そして灌水ではなく、あくまでも活力剤として、EM1000倍の希釈液を
月に一度ほどたっぷりと注いでやれば、おっしゃる「クシュン」が解決でき
るかもしれません。もしそうなれば、花冠の乱れそのものが完全に消えるの
ではなくとも、年々丈夫になっていってくれるはずです。オールドローズに
もたっぷりとした日照は必要なのですよ。
頑張ってください。
またのご質問をお待ちしています。
                               Kei
                        2.5   2009









ファンタン・ラトールの件、ご指導を有り難うございました。
ティーバッグ(3~5Lに1バッグ)とEM1000倍液の潅水を試してみます。
5株ともつる仕立て、門から玄関へ続く玄関アプローチに沿って8.5m(H1.6m)の
壁面を美しく飾ってくれます。うち2株はやや土の面積は多いのですが、
東側隣家の樹木の為に朝日はあまり当たらず、(その結果我が家側向きに咲いてくれるので
すが。)ご指摘の通り、根の張り方にも難があるのでしょう。
上記の方法で少しでも改善出来ればこれほど嬉しい事はありません。
貴重なお時間を頂き改めて有り難うございました。
40~50株育てていますが、手入れをする者とバラが対話をしながら
更に美しく咲かせる事が出来るならこれ以上の事はありません。
森近さまのHPはその素晴らしいきっかけとなっています。
また、地植え講座を楽しみにしております。
有り難うございました。
                                               Parelli
                                            2.6  2009





下記2点お尋ねさせて頂きたいのですが、まだバラの季節、お忙しい事と存じます。
お時間の許す時に教えて頂けましたら幸いです。

1. ランブラーローズの剪定について(ワン・ポイントを読みましたが・・・)
2. シャルル・ド・ミルのうどん粉病

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

1. ランブラーローズ:地植え(ポールトランソン)を南向きパーゴラに誘引しています。

パーゴラのサイズ約:奥行き2.5x幅3.0mx(2.8~3.5高さ)傾斜している。
一昨年新苗から育て10本程成長したつるを誘引して昨年春開花。
昨年春の開花時点で既に新しいシュートが同時発生・・・よって7月末に開花終了の
つるを全部根元からカット。新しいつるを誘引。

昨年誘引出来るつるはそのままにしておくと15m以上にもなりそうなので、(パーゴ
ラから更に枝垂れさせると日陰になる部分が出来、近くのバラに影響がある為)秋
に10m程までにつるをカットした。
冬、誘引出来るつるは合計40本にもなったので、減らし過ぎは良くない?(サイトを
読んで)と思い、冬の剪定誘引時点で1/3以内の30本に減らした。それでも過密に
感じたが様子を観察する事に。

結果、今年つるは多すぎ、過密になり花は小さく、花保ちも余り良くなかった。
今年も開花と同時に新しいシュートは現在10本(1m以上にも成長しているものも。)
出ている。
現在花は終わりかけているので咲き殻摘みを済ませた。

パーゴラのサイズに最適な本数のつるを考えたいのですが、15~20本位で良さそ
うと予想。この本数を毎年維持出来るとよさそうなのです。

質問:冬の剪定・誘引時にこの本数まで減らして良いでしょうか?
質問:現在新たなシュートが発生しているので、開花終了後(6月に)つるは根元から
全部カットして、新しいシュートをパーゴラに誘引したいのですが、良いでしょうか?
質問:新しいシュートが長く伸び過ぎて来た時、(秋)10m位でカットしたいのですが、
良いでしょうか?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2. シャルル・ド・ミル(挿し木苗5~6年目位:地植え:半日陰~)のうどん粉病の件

パーゴラのつるの日陰近くに植えているシャルル・ド・ミルが去年・一昨年とうどん粉
病になり対処の効果出ず、今年は弱ってしまったので、冬の剪定時、枝はあまり短
くカットせず、春、蕾は全部ピンチして養生中。あまり日向では、退色しやすく、近年
の夏の暑さも心配、花色も綺麗に出ないので半日陰位の場所が適所だと思います
が、どうもパーゴラの日陰がうどん粉病に影響しているように感じています。さらには
挿し木苗のせいか、当初より生育は非常にゆっくりで(初めの2~3年はうんともすん
とも生長は止まりぱなしでした。)
5~6年経過の今も1.2m位の生長(年1回花後につるの先を少し剪定しているのみで、)
接ぎ苗であればもう少し健康に育ってくれたのかも、と思ったり。
接ぎ苗で、(もう1本購入済み)もう少し日の当たる場所に植えてみようかと思ってい
ます。
植え場所、(朝日の当たる場所の重要性はわかりました。)とシャルル・ド・ミルー品
種による挿し木苗の元気度(品種によっては挿し木苗は弱い場合があると感じてい
ます。)について教えて頂ければ幸いです。

うどん粉病は昨年、一昨年は黒点病とうどんこ病が出ました。しかし、昨年までの花
は素晴らしかったです。勿論重曹散布は葉の出始めから予防散布を続けていました。
+アルムグリーン定期散布。

ファンタン・ラトールの午後のクシュン・・は今春も改善はしなかったのですが、午前、
夕方は大変美しく咲きましたので、恐縮ながら下記に私のサイトを入れさせて頂きま
すので、ご覧頂ければ嬉しく思います。

                   Scent of Roses

                                           Parelli
                                     5.28    2009
Salon   シャルル・ド・ミル 




こんばんは。メールをありがとうございました。
また貴女のブログも拝見しました。感激や嬉しさ、期待のよく伝わってくる
素敵なサイトですね。さっそくお気に入りに入れておきました。
ご質問の件に一つずつお答えします。


>質問:冬の剪定・誘引時にこの本数まで減らして良いでしょうか?
  ……減らしてかまいません。このランブラーは最も旺盛な生長力を持っ
 ているものの一つです。貴女のパーゴラでいかんなく、思いきり力を発揮
 しているようです。剪定後、春を迎えてから一気に生長を始め、分枝力も
 旺盛なのでサイドシュートも出やすく、また葉も高密度に繁っていきます。
 その特徴がよく出ているとサイトの画像から拝察しました。


>質問:現在新たなシュートが発生しているので、開花終了後(月に)つ
    るは根元から全部カットして、新しいシュートをパーゴラに誘引し
    たいのですが、良いでしょうか?
  ……はっきり言って、この薔薇のスケールとパーゴラのサイズが合って
 いないのです。それでもここで育てて咲かせるのがベストでしょうから、
 当年に出たシュートと前年のシュートとを交代させるのは正しい方法です。
 ただし、6月に前年のつるを大幅に減数すると、この品種の場合、失った
 分を取り戻そうとして残っているつるの分枝力に拍車がかかると思います。
 わたしのサイトのワンポイント87で指摘していることに半分沿い、半分
 は跳ね返すような品種ですし若さがあると思います。そこで考え方として
 は、当分の間つるの交代を主として冬に行い、春から夏にかけてパーゴラ
 上でつるどうしが重なりすぎるときには「これは余分」と考えて、付け根
 から切除してよいでしょう。いずれこの薔薇にも成熟期が来ます。すると
 適正なシュート数や長さへ落ち着いていくでしょうから、それからはワン
 ポイントに書いてあることを守ってください。今のところ、怖れるような
 ダメージを受けていないとしてよろこび、活気を楽しみましょう。


>質問:新しいシュートが長く伸び過ぎて来た時、(秋)10m位でカットし
    たいのですが、良いでしょうか?
  ……10mを超えたようなつるをその長さにまで切るよりも、その他の
 つるでもしも10mに達していないようなつるがあればそちらを付け根か
 ら切除するか、半分くらいの長さまで切りつめるようにします。もしもど
 のつるもたっぷりとした長さであるのなら、心を鬼にしてパーゴラの大き
 さに合わせましょう。画像から、意外にショックが少ないことがはっきり
 と伝わってきます。
  なお、今後は花後や夏または秋に、できればすべての誘引を解いてみて、
 できるだけ公平にすべてのつるを比較してみるようにしてください。たい
 へんな作業になりますが、たいせつなポイントです。
  さらにその際、サイドシュートになりそうな芽の伸びの発見に努め、
「芽掻き」をすることをお薦めします。それは全季節で、いつ行なってもか
 まいません。つまり長くなってしまう前に制限してやるのです。芽が30
 cmを超えた頃に判断します。


>シャルル・ド・ミル(挿し木苗5~年目位:地植え:半日陰~)のうど
 ん粉病の件
  ……このオールドガリカは、香り等も含めて一輪ずつの完成度が非常に
 高い薔薇です。ところが耐病性は高い方ではなく、中間程度の強さです。
 貴女の重曹散布に、講座で述べているような黒石鹸の泡立て液をプラスし
 てみてください。それとアルムグリーンの併用で、徐々に黒点もうどん粉
 もこれまでのような広がりを見せずにすむようになるでしょう。もちろん
 三年はかかると思ってください。
  またオウンルートでパーゴラのそばにあるとのこと、拝見すると木製の
 ようなので、その場合パーゴラの周辺は他の場所よりも湿度が上がりやす
 いという難点があります。そこで挿し木苗を鉢に植え付けたらいかがでし
 ょうか。半日陰にこだわるのでなく、日照はたっぷりとあった方が早く丈
 夫になりますよ。数年間は花色が褪せることがあってもいいというぐらい
 に思っていただきたいものです。その後にすばらしい花を咲かせてくれる
 のですから。
  そしてできれば接ぎ苗を育てることも賛成します。その方が樹形がより
 美しくまとまってくれます。現状では、枝数も葉数も標準よりも少ないま
 まに推移しましょう。


 いずれにしても、今後ともブログで楽しませてください。たくさんの方が
期待しておられると思いますし。それに、必要と思われればどうぞご遠慮な
く画像添付のメールでご質問やご相談をなさってください。応援になるよう、
またお役に立てるよう、お応えしていきます。
                               Kei
                       5.29   2009

Refer  黒石鹸 
Refer  黒石鹸 
Salon   品種別耐病性一覧表 





大変丁寧なご回答を頂き、ありがとうございました。
その上ブログを見て頂き、重ねて心から有り難うございました。
森近さまのようにバラを深く愛し、バラの事、詳しく丁寧に記したサイトは見た事がありま
せんでしたので、感謝と共に大変心強く思っております。

挿し木で持っているシャルル・ド・ミルは大変美しくて、ファンタン・ラトールと共に大事にし
たいバラのひとつです。梅雨前に明るいところへ出そうと思っています。
ポール・トランソンはパーゴラ上で既に過密になっておりますので、ご回答に沿って理解
しながら、対処していこうと思っています。

森近さまのような長い経験と知識、バラへの深い愛情と感性をお持ちの方がいらっしゃる
事は私達バラを育てている者にとって大きな希望です。
お言葉に甘えさせて頂いて、またお尋ねする事があるかと思いますが、よろしくお願い致
します。
                                               Parelli
                                         5.30   2009
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