ホワイトボディーのNYPDポリスカー


ホワイトボディーを知ったのは、テレビドラマ「ER」のスタッフが制作した

「サードウォッチ」でした。NYPDのパトロール警官とFDNYの救命士や

消防士の活躍するリアリティのある社会派ドラマでした。


第1話のオープニングに出てくるホワイトボディーのクラウンビクトリアに

ショックでした。NYPDのポリスカーはブルーでなければと・・・また、

制服も紺になり、ますますショックが大きくなったのは、言うまでもありません。


カプリス から クラウンビクトリア へ
ニューヨーク市警


「サードウォッチ」1stシーズン前半のクラウンビックと

ブルーボディーのカプリス

「サードウォッチ」では主演の55チャーリーと55デイビットが

クラウンビクトリアのホワイトボディー

その他のポリスカーはカプリスのブルーボディーが混在していましたが

3rdシーズンからは、ホワイトボディーが揃ってきます。

観慣れて来るとバランスの良いデザインに惹かれて行きました。


元々はジュリアーニ市長の市財政の予算の合理化が目的であり

今までの様にツートンカラーでは、塗装による出費が余分に出てしまいます。

しかし、ホワイトボディーの車にブルーの反射ステッカーを貼れば

塗装の予算の削減ができ、また引退後もホワイトボディーは中古タクシー

として競売に賭けられ、廃車だったポリスカーがリニューアルされて

街のタクシーとして生まれ変わり、ニューヨーク市もその競売代金が

市に戻ることになり、収入アップに役立つという改善をしました。

いままでのツートンでは再塗装に手間がかかり、人気が無かったそうです。


フォード クラウンビクトリア と シボレー インパラ
ニューヨーク市警

 

 

このホワイトボディーはテレビドラマ

「サードウォッチ」

を皮切りに、次々とテレビドラマに出てきます。


「LAW&ORDER」

「LAW&ORDER 性犯罪捜査班」

「NYPD BULE」

「WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え!」


映画では


「15ミニッツ」

「16ブロック」

「スパイダーマン」シリーズ

「タクシー:NY」


などなど・・・

そして、カプリスの後継車FF駆動のインパラも上のドラマや映画の他に


「CSI:NY」


でも観ることが出来るようになりました。

1996年にホワイトボディーになってから15年が過ぎて

2010年にクラウンビクトリアが生産を終了し、今ではインパラのほかに

ホワイトボディーのダッジチャージャーが、観ることが出来ます。


2010年以降のニューヨーク市警のポリスカー達
シボレー インパラ                 ダッジ チャージャー

 

今後のテレビドラマや映画でも、このホワイトボディーのNYPDポリスカーが

画面の中で賑わってくれるのを、楽しみに期待しています!!


ブルー から ホワイト へ
ニューヨーク市警 ポリスカー