2005/05/22 Sun.
起床14時。ちなみに昨夜は何時に寝たのかさっぱり覚えてない。昼寝したりゴロゴロしたりで変化が無かったからかな。
今日も時間が有り余っていたので、以前から作っておこうと思っていた、Javaでのちょっとしたソート機能を作ってみる。
前からこんなのあれば便利かもなーとか思ってたし、正しい記述かどうかわからないけど、こんなのを書いてみた。
import java.util.*;
public String sortTokens(String sData, int iNo, String sSplit) throws Exception {
String sWork = new String();
String sResult = new String();
String sTokenLine = new String();
String sTokenLineToken = new String();
String sarResult[];
int iTokenLineTokenNum = 0;
int iTokenLineTokenCount = 0;
try {
StringTokenizer stk = new StringTokenizer(sData, "\n");
while (stk.hasMoreTokens()) {
sTokenLine = stk.nextToken();
StringTokenizer stk2 = new StringTokenizer(sTokenLine, sSplit);
iTokenLineTokenNum = stk2.countTokens();
if (iNo > iTokenLineTokenNum || iNo <= 0) {
return null;
}
sWork = this.getToken(sTokenLine, iNo, sSplit) + sSplit;
while (stk2.hasMoreTokens()) {
iTokenLineTokenCount++;
sTokenLineToken = stk2.nextToken();
if (iTokenLineTokenCount == iNo) {
continue;
}
sWork += sTokenLineToken + sSplit;
}
if (!sTokenLine.endsWith(sSplit)) {
sWork = sWork.substring(0, (sWork.length() - 1));
}
sResult += sWork + "\n";
iTokenLineTokenNum = 0;
iTokenLineTokenCount = 0;
}
StringTokenizer stk3 = new StringTokenizer(sResult, "\n");
List arResult = new ArrayList();
while (stk3.hasMoreTokens()) {
arResult.add(stk3.nextToken());
}
sarResult = new String[arResult.size()];
for (int i = 0; i < arResult.size(); i++) {
sarResult[i] = (String)arResult.get(i);
}
Arrays.sort(sarResult);
sResult = "";
for (int i = 0; i < sarResult.length; i++) {
sResult += sarResult[i] + "\n";
}
StringTokenizer stk4 = new StringTokenizer(sResult, "\n");
sResult = "";
while (stk4.hasMoreTokens()) {
sTokenLine = stk4.nextToken();
StringTokenizer stk5 = new StringTokenizer(sTokenLine, sSplit);
while (stk5.hasMoreTokens()) {
iTokenLineTokenCount++;
if (iTokenLineTokenCount == 1) {
sWork = stk5.nextToken();
continue;
}
if (iNo >= iTokenLineTokenCount) {
sTokenLineToken = stk5.nextToken();
sResult += sTokenLineToken + sSplit;
} else if (iTokenLineTokenCount == iNo + 1) {
sResult += sWork + sSplit;
} else if (iTokenLineTokenCount > iNo + 1) {
sTokenLineToken = stk5.nextToken();
sResult += sTokenLineToken + sSplit;
}
}
if (iTokenLineTokenCount == iNo) {
sResult += sWork + sSplit;
}
if (!sTokenLine.endsWith(sSplit)) {
sResult = sResult.substring(0, (sResult.length() - 1));
}
sResult += "\n";
iTokenLineTokenCount = 0;
}
return sResult;
} catch (Exception e) {
throw e;
}
}
簡単に説明すると、特定の区切り文字と改行で構成された文字列を、指定したトークンの場所でソートするものです。
例えば、以下の文字列があったとする。表になってますが、行は改行で、列は区切り文字で区切ってあるものとします。
object oriented |
First-In First-Out |
prefix search |
stack |
insertion sort |
constructor |
encapsulation |
Object Oriented Programming |
inheritance |
component |
shell sort |
algorithm |
このように定義した文字列sDataを、以下のようにしてこのメソッドに渡してみます。区切り文字は"|"としておく。
System.out.println(this.sortTokens(sData, 3, "|"));
component |
shell sort |
algorithm |
stack |
insertion sort |
constructor |
encapsulation |
Object Oriented Programming |
inheritance |
object oriented |
First-In First-Out |
prefix search |
こんな感じになる。指定した「3」というので、3番目のトークンをキーとして行単位でソートをした結果が上記の通りです。
「prefix search」「constructor」「inheritance」「algorithm」をキーとしてソートするワケです。ロジック合ってるんかな。
数値の指定を「2」としてみると、こんな感じになる。ってか、もっと正しい書き方が絶対にあるような気がするんけどな。
System.out.println(this.sortTokens(sData, 2, "|"));
object oriented |
First-In First-Out |
prefix search |
encapsulation |
Object Oriented Programming |
inheritance |
stack |
insertion sort |
constructor |
component |
shell sort |
algorithm |
「Object Oriented Programming」よりも「insertion sort」の方が先だと思うでしょうが、大文字の方が先になる判定なのです。
これを改造して第二キーの指定もできるようにしたいんだけど、それはすんげー手間かかるんだろうなぁ。可能なのか?
ちなみにこれのコーディング所要時間はおよそ5時間。途中で意味不明なバグが出てかなり困ったりもしたんだけどね。
休日にはこんなのを作っていたりするワケです。こういうのをちょくちょく揃えていくと、後々で仕事が楽になるのです。
こういったユーティリティ(?)みたいなものを揃えているサイトってないかなー。参考がてらに勉強しておきたいんだよね。
2005/05/23 Mon.
朝から晩までテストケース表の作成。さすがに飽きる。似たようなパターンで微妙に違うのを延々とやるとかアホかと。
条件に一致するデータベースの内容を抽出して、その入力内容を確認するというものなんだけど、単純すぎて飽きてくる。
ってかさー、禁則文字とかの扱いをもう少し直した方がいいと思うぞ。チェックする時もパターンがまちまちでメンドい。
しかも、入力内容を確認するのはいいが、それをどういう形式で表示するのかもわからんし。仕様を考えたの誰ですか?
去年の2月23日に書いた保険の件なんだけど、もちろんあれからさっぱり進展してません。ってか、勧誘ウザいから放置。
ウチの正面に住んでる同年齢の方が住友生命の人なんだけど、一時期勧誘がすんげーうるさかったのよ。キモいくらい。
確かに去年の2月23日に中途半端に話を聞いたのは悪かったが、誰も入るとは言ってないし。概略だけ聞きたかったのよ。
で、昨日家に帰る途中で玄関まで10歩というところで声かけられるし。ホント勧誘ってウザいだけだな。入る気失せるわ。
しかも、そこの家の人が親子揃って住友生命なのよ。親の方がクソ。どうしようもねぇな。電話とかしてくんじゃねーぞ。
何が「そろそろ考えておいてねー」だよ。民間のなんか高いっての。自分が入るとしたら「都民共済」で決定っぽいし。
2005/05/24 Tue.
簡潔にいきます。ちなみに、5月24日から6月6日までの雑記は6月7日以降に書かれています。入院していたもので。
入院中にも雑記のネタになるようにと、ノートを一冊買ってあれこれ書いておいたので、それをこちらにコピる形です。
- 13:30
- 職場で電話を取ったら、突如胸の辺りが痛くなる。とにかく痛い。気胸と肺水を疑う。
仕事にならず、適当に仕事をしている振りをして過ごす。
- 18:00
- 定時退社する。速歩きをすると動悸が上がって死にそうになる。胸を反らすだけでも痛い。
今日はさっさと寝て、明日起きて復活していりゃOKかなと、とりあえず楽観視しておく。
- 20:00
- ヤバすぎ。痛くて動けない。文字通り「奥歯を食いしばる」状態。とりあえず近所の「田村クリニック」に電話。
20時までだが、「すぐに来られるならば診てあげられるかも」ってことで、タクシーで急いで向かう。
着いたら着いたで「先生は往診に出られました」とか言ってるし。文字通り「逝って」よし。ってか、逝け。
その後にあちこちに電話して、とりあえず一番無難そうな、多摩セン近くの多摩南部地域病院へと向かう。
急患扱いで入ってきてもいいという事なので、タクシーで急患用入り口に回ってもらい、そこから入ることに。
受付の申し込みの紙やらを色々と書いてから10分ちょい待ち、心電図や血圧などを計り、その後に問診。
あれこれ生活のことを訊かれてから、今度は今日一日の話をするハメに。ってか、話すだけで痛いんだっての。
電話を取る時にしゃがんでまた立ってという行動で、偶然胸の筋肉に負担がかかったのではないかと言われる。
要するに、胸の周辺の筋肉が一時的に筋肉痛になったのではないかとの事。その類の痛みとは違うんだがなー。
とりあえず念の為にレントゲンを撮りましょうと言われ、別室へ移動する。2枚ほど撮ってから待つこと数分。
肺の形に異常があります。左肺上部に穴が空いて、空気が肺の外に溜まって肺を圧迫しているという状態です。
病名、気胸。ってなワケで、今夜から緊急入院です。明朝にまたレントゲンを撮って、現段階との症状を比較する。
肺に空いた穴ってのは一応自然治癒するらしい。ってか、何故に何の脈絡も無く肺に穴なんて空いたりしますかね。
簡単に話を聞いてみると、どうやら痩せ型の成人男性にはしばしば起きる病気らしい。空いた口も塞がりませんな。
胃に穴が空く思いは幾度もしてきたが空いた試しは無い。それなのに、ある日突然肺に穴が空くと誰が考えるか。
PJのT野さんに「気胸で緊急入院、明日は有休」と連絡して、明日の結果が出たらまた連絡することにする。
とりあえず親に頼んで家からあれこれ持ってきてもらう。着替えとか洗面用具とか、何かと必要なのです。
割り当てられた6階の病室は2人部屋で、自分しかいないから個室同様だったりする。これはラッキーっすよ。
夕飯を食ってないので、親に買ってきてもらったコンビニのサンドイッチとかを食ったりして、とりあえず腹を満たす。
んで、明日はどうやら6時起きだとさ。その後に検診をする。さて、入院延長するハメになるのか否か。
2005/05/25 Wed.
- 6:30
- 起床。寝られたかと訊かれるが、昨日寝たのが23時半くらいだったので、かなり十分な睡眠時間。
熱(36.1度)と血圧(最高113で最低69)を計る。痛み止めの薬があるが飲んでおくかと訊かれる。
呼吸のたびに痛いので、もちろん飲みます。ってか、食事も食ってないのに薬飲んでも平気なんだろうか。
- 7:30
- 食事の時間まで「海辺のカフカ」を読んで時間つぶし。こんな時間が今後は山ほどできるんだろうな。
部屋とダイニングルーム、どっちで食事をするかと訊かれるが、別に歩けないワケじゃないし後者を選択。
朝食は至って簡素。ご飯に味噌汁、納豆に漬物、お茶。もちろん全く足りないが耐えるしかないんだろうな。
JR福知山線の事故から一ヶ月が経ったというニュースを見ながら食う。重ねて合掌。
- 9:30
- 医師の先生が来て、あれこれと話をする。どうやら入院期間は結構長くなりそう。一週間とか?
とりあえず今日中に肺に管を入れて空気を抜くことになるっぽい。運動などは原則禁止。朝の通勤ダッシュも禁止。
で、それが大体二ヶ月間くらい。ってか、二ヶ月もの間、朝は走らなくてもいい時間に起きろと?激しく無理ぽ。
そういや、昨日の時点で「明日の朝のレントゲン結果で良くなってるなら問題無し」って言われてたな。
でも、空気抜かなきゃ肺は元には戻らん。ってことは、漏れてる空気の量が昨日と変わりなければOKってことか。
とにかく空気抜いて肺の具合を見るということか。こりゃ一週間はかかりそうだな。有休をかなり削る覚悟が要るな。
それにしても、気が滅入る。昨日まで健常者だったのに、いきなり気胸だの肺に管突っ込むだのってワケわからん。
とりあえず雑記の更新ができないし、こうしてノートに日記っぽいのを書いておかないと、何をしたか忘れそうだな。
- 11:00
- 親が来る。午前中に医師の先生からされた話を伝えておく。今後の予定が決まったら連絡すると言っておいた。
ついでに、携帯の料金支払いの請求のハガキがあったので、それを払ってきてくれと頼む。携帯止まるとメンドい。
- 12:20
- 昼食。ナスの煮物とうどん。食後にPJのT野さんに連絡する。会社関係に連絡するのが一番気乗りしないな。
肺に管突っ込んだり空気抜いたりで数日入院なので、今週の出社はもう厳しいと伝えておく。ってか、痛くて無理。
それにしても、周囲が病人ばかりだとこっちの気も滅入ってくる。廊下を歩いているだけで、こっちまで弱ってくる。
ってか、まだ自分は症状を確認しただけで、何の治療もされてないんだよな。それでも入院費はかかってるし。
こりゃ退院するまでに7万前後はかかるか。レントゲン撮るだけでも高いだろうし。金の話をすると鬱になるのは必然。
テレビが置いてある面会コーナーに移動すると、雑誌が積んでであるところに何故か車田正美のマンガを発見。
「風魔の小次郎」とかいうタイトルだったと思う。全5巻(多分)のうち3冊しかなかった上に、意味不明な話だった。
- 14:00
- 点滴することに。肺に管を入れる際の血圧の調整だか何だかで必要らしい。点滴って何でもできますな。
あと30分後だか1時間後くらいに管を突っ込むらしい。昨夜からレントゲン撮ってないけど、症状に変化無しなんかな。
いずれにせよ、溜まりっぱの空気を抜くと。ってか、移動の度に点滴台を持ち歩くのがメンドいな。やたらとデカいし。
点滴は左手の手首より少しひじ側の手の甲側。写真参照。ってか、こんなんデカデカと見せられても困るか。
肺に管を通す時には局部麻酔との事。いきなり胸とか切開しないでよかった。費用も抑えておきたいトコ。
それにしても、病院って場所は本当にやること無いな。これは村上春樹を大量に持ってきて正解だった。
- 14:30
- 手術(?)開始。局部麻酔が効きにくく、かなりの本数を打つハメになる。もちろん、意識は正常です。
肋骨に何かが当たってゴリゴリ音を立てる感覚が気持ち悪い。ってか、挿入中の管ってのはわかってるんだけどさ。
胸膜を貫通する針の感触。これが一番キツい。本気で吐きそうになるが、場所が自分のベッドの上なので堪える。
緊張しているせいか発汗が激しく、とんでもない暑さを感じる。ってか、最初から病室は暑かった気もしないでもない。
管入れ(?)は約1時間で終了。すげー気分悪いけど、そんな事言うとメンドそうだから、気分は正常と伝えておく。
とりあえずは器具っぽいのを胸に入れて、それをガーゼで巻きまくって固定するって形。これも一応写真参照かな。
こんなん。ってか、こんな写真じゃ小さすぎてよくわからんな。ま、そもそもこんなのの拡大写真は見たくないっしょ。
- 16:00
- 術後に少し休んでから、レントゲンを撮りに階下へ移動。ってか、体が動かん。手足が攣りそうになる。
アレだ、手術(?)中にずっと力が入ったままだったからだろう。そりゃ緊張してりゃ力くらい入るのはしゃーない。
そんな状態なので、ベッドが電気でリクライニングできるのが助かった。ってか、何故か左手が半分麻痺状態だし。
体を起こすのも一苦労だが、レントゲンに行かないワケにもいかんし、必死で耐える。左胸が痛い。術後は諦めるか。
時速1kmくらいの歩行速度で階下へ行き、正面からの胸部レントゲンを一枚撮影して、さっさと部屋に戻る。
体が状況になれたせいか、多少は気分も回復。左胸への鈍痛は続くが、この管はいつまで挿しっぱなんだか。
- 18:00
- 夕食。左手が使えずに非常に食いにくい。別に左手の痺れやら攣ってたのが残っているってワケじゃないが。
左胸に巻きまくったテープやら何やらが左肩くらいまで届いており、左腕を動かすと胸周辺が連動して痛いのだ。
で、夕食のメニューはご飯と澄まし汁、アジの南蛮漬けなど。さっさと食って、左胸の痛み止めをもらっておく。
飲んでも変化が無い。気休めにしかならん。そういや、頭痛止めといって渡された胃薬で頭痛が治る話とかあるな。
- 22:30
- 寝たり起きたりしながら、すでにこんな時間。消灯後のはずなのに、何故か看護婦が血圧を測りに来る。
1日24時間のうち、22時間はベッドの上なので背中が痛い。腰が痛い。しかし、仰向け以外では寝られない。
右、左、どっちを下にして横になっても痛い。病院来なかった方が、もしかしたら体調良かったんじゃないかこれは?
2005/05/26 Thu.
- 5:00
- 目が覚める。時計を見ると午前5時。あのな、何をしろと。とにかく腰が痛い。助けてくれ。
背筋に力を入れると胸が痛むので、右手で何かを掴まないとベッドから起き上がることすらできない。
一定間隔で鈍痛があり、痛み止めが欲しい。食事まではあと2時間くらいか。寝たり起きたりもがいたりして過ごす。
- 7:30
- 朝食。ご飯に味噌汁、味付け海苔、小鉢など。食事をしても、雑誌も本も読む体力すら戻らない。気力も同様。
動かないでも何もしないでもキツい。ってか、一体いつまで入院するんだか。今週末くらいまで?来週に食い込むか?
有給の残り日数は平気だろうか。ウチのクソ会社はこうした時でも特別な休みが取りにくい。死んでくれ凸めが。
- 11:00
- 昨日親が持ってきてくれた週刊誌「SPA!」を読み終える。下らなさ過ぎていい週刊誌だ。さて、やること無くなった。
「海辺のカフカ」はまだ読み終えていないけど、文庫は文字が小さくて目が疲れるし首も凝るから却下。暇すぎる。
- 12:00
- 昼食はスパゲティ。でも、病院のスパゲティなんて量が少なすぎる。普段は飲まないが、牛乳も出されりゃ飲みます。
それにしても、これで1日1,800Kcalの食事になってるらしいが本当かいな。一食あたりの量が決定的に少なすぎる。
あと、痛み止めが欲しいところ。胸のどこが痛いのかも判別できないが、とにかく痛い。横になるとなおさら痛くなる。
しょうがないので、その辺をふらふらと散歩しながら必死で時間を潰す。歩行速度は多分0.7Km/hってとこだろう。
- 17:50
- 寝たり起きたり本読んだりそて何とか時間を潰す。暇人上等ではあるが、ここまで暇だと逃げ出したくなる。
菓子などを食って空腹を満たす。入院後3日以内に出す書類を放置してたので、ナースステーションに出しておく。
ついでに痛み止めの薬をもらっておくことも忘れない。だが、食後じゃないと飲めないんだよな。さっさと夕飯よこせ。
- 18:00
- 夕食はけんちんうどん。相変わらず足りるはずも無いのだが、ここは耐えるのみ。体動かさなくても腹は減る。
階下の売店で何かを買ってくるのもメンドい。親が少しばかり差し入れを持ってきてくれたので、それを食して我慢。
- 23:30
- 夕食後からぶっ通しで「海辺のカフカ」を読み、上下巻ともに読破した。ってか、してしまった。読むもの無くなった。
新潮文庫版の下巻の帯の文に違和感。「死んでしまった少年に嫉妬する」って部分、あまり語られていない気がする。
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」的な流れがあるように感じた。勝手な思い込みだろうけど。
村上龍の「コインロッカー・ベイビーズ」の後半部分の臭いもある気がする。何つーか、この類の表現は難しいな。
「前衛的な描写」って感じ?適切な言葉がわからない。さて、とりあえず寝ますか。今からが最も苦痛の時間。
- 0:30
- どうにも寝られないので、自販機でレモンティーを買って病棟内をふらつきながら飲む。見つかったら怒られそうだが。
幸いにも誰かに遭遇するようなことはなく、適当に時間を潰して歯を磨いて顔洗って寝ることにする。
2005/05/27 Fri.
- 6:30
- 起床、ってか看護婦に起こされる。意識が半分あっちの世界にある状態で血圧と血中酸素量を測定、採血される。
昨日の夜からせきが出て、肺に負担がかかって苦しい。起きてしまったものはしょうがないので、顔洗って髭剃り。
そういえば、昨日だかに「入院予定表」とかいうのをもらった。病名欄を見ると予想通り「自然気胸」と書いてある。
ってか、勝手に肺に穴が開くとは人間の体ってのはけしからんつくりをしているな。て、退院予定日はいつなんだろう。
いずれにせよ、来週の前半くらいまでは休むハメになりそう。ってか、別にPCさえあれば今でも仕事できるんだけどな。
- 7:20
- 病院内で携帯使ってOKな場所があります。んで、「vodafone」にはステーションという自動情報配信サービスがある。
それ使ってあれこれ見てると、着メロのコーナーに「映画『電車男』」って記述がある。曲は「ORANGE RANGE」らしい。
もしかして、もう既に映画化されて上映開始してるの?やはりネタとしては初日に見に行かなきゃいかんのだろう。
- 8:30
- 胸の管にはバルブが付いていて、管の先には血やら胸液を受けるビニール袋(中身はガーゼ詰め)が付いている。
そのビニールのどこかに穴が開いたのか、中身の血やら何やらが漏れ出して、下着が血だらけになってしまった。
さすがにこれはたまらんので、看護婦にビニール袋を取り替えてくれと頼む。交換後は漏れなくなるといいのだが。
- 10:00
- 血圧と血中酸素量を計測、簡単なアンケートに答えて署名する。
- 11:00
- 医師が来る。気胸の場合は肺の中の癒着がはがれるから出血はしょうがないらしい。わかってても気分悪いな。
管を入れた直後のレントゲンで、肺の形は元に戻っているらしいが、完治まではまだまだ時間掛かりそう。
月曜に管を取るとか言ってたけど、退院は水曜前後?放置するとメンドい事項があるから、早めに対処したいんだが。
ちょっとした基地外どもを隔離する自分の別サイトなんだが、ここはしばらく目を離すだけで荒れまくるからな。
- 12:00
- 昼食はパンとか牛乳とか。そういや朝食書いてなかった。ってか、朝もパンだったな。あとは紅茶とか。変化無いな。
で、もちろんパン2つとかで足りるはずも無い。後で売店にでも食料調達に行こう。食事制限が無いのは救いだ。
- 14:50
- 医師が来て管を交換。少しは血が出る量も減ってきたのかな。昨夜から今朝にかけての出血量はビビったが。
親は来ないのかと訊かれるが、昨日の時点で昼くらいに来るとは言っていたが来ないのでいつ来るか不明だし。
とにかく、さっさと管が抜けてしまわないものか。おかげで左腕に力が全然入らないから片手生活を強要されてる。
- 16:20
- 親が来る。下着類と一緒にケンタッキーの差し入れが。超助かる!食事にはほとんど肉がない環境だしな。
親が医師の話を聞いてくるってことで階下に行っている間に、ケンタッキーを全部食い尽くす。満足。
- 17:00
- 親が帰る前にちょっとした妙な話を聞かされて胃が痛くなる。肺だけじゃ飽き足らず、次は胃に穴が空きますね。
とりあえず、どこぞのクソ女子大生はさっさと野垂れ死んで下さい。どうでもいい事で悩み事を増やすんじゃねえ。
- 18:10
- 親と今後の事を話しつつ、親が帰るくらいに夕食。おかめうどんと他数点。病院食は味付けが薄すぎてダメだ。
魚と果物は食べる気がしないので放置。食後はまた読書で時間を潰す。昨晩で「海辺のカフカ」は読破してしまった。
次に着手しているのが村上龍の「海の向こうで戦争が始まる」。自分の本棚から適当に親に持ってきてもらった。
ってか、自分としては「限りなく透明に近いブルー」を読みたかったんだが。まあ仕方の無いことなのだが。
- 23:10
- 「海の向こうで戦争が始まる」を読み終え、完璧にやる事がなくなった。さっさと寝ろってのは無理な話です。
毎日10時間近く寝てる人にとって、その言葉はどれだけ辛いものがあるかわかるだろうか。もうこれ以上は寝られん。
談話コーナーで飲み物かって時間潰したり、無意味に外を眺めて時間潰したり。普段は潰すべき暇も無いというのに。
あまりにやる事がなくなり、談話コーナーの雑誌を積んであるところから適当に一冊手に取ると「女性自身」だった。
パラッと開いてみると、そこは運勢のコーナー。自分は8月4日生まれの獅子座です。
5月24日以降、運勢が回復。対人運が急上昇します。
こういう運勢の時は、家にいるよりも色々な人と接する機会を増やすとさらに運勢がupします。
友人から長塩が合ったら、スケジュール的に多少無理があっても出かけてください。
気分転換にもなるし、新しい発想が生まれるはずです。
- 23:10(続)
- 俺が入院したのは5月24日ですが、それが何か?OK、簡潔に。一生涯この手の雑誌を自分で買うことはあるまい。
0時半くらいになって無理矢理寝ることに。今の自分の仕事は寝ることみたいなものだろう。激しく苦痛ではあるが。
2005/05/28 Sat.
- 7:00
- 起床。体中の筋肉が凝り固まってしまっている。肩甲骨周辺が左右ともかなり痛い。
退院するまでに肺が治ったとしても、その他の部分を悪くするハメになりそうだな。
- 7:30
- 朝食はご飯に味噌汁、煮物など。朝はこんなものでも構わないが、昼食とかがこの調子だと体力もたない。
どうでもいいけど、昨夜見た夢はスペースシャトルでオーストラリアへ旅行という意味不明なものだった。
日本から一時間でオーストラリアに到着。スペースシャトルの速度なんかは知らないが、夢なのでどうでもよし。
- 11:00
- 食後にベッドに戻ったらまた眠くなってきたので寝る。起きたら11時。何だかんだで寝まくりだな。
昨日だけで「海の向こうで戦争が始まる」を読み終えてしまったため、本格的にやる事が無くなってきた。
この辺で最終手段を投入。携帯のJavaアプリ版Wizardryがあるではないか。病院で携帯使うなとは言うな。
- 12:00
- 昼食はご飯とスープ、きんぴらやヨーグルトなど。病院食なのに、野菜があまり出ないのは不思議だよな。
- 16:00
- 携帯の小さい画面は目が疲れる。途中で飽きて「海辺のカフカ」を流し読み。しかし、読破した直後だから微妙。
どこぞの地方公務員からメールが来たが、どうやら今は旅行中で大阪にいるらしい。俺への当てつけですかね。
- 18:00
- 病院内をふらつく。ここの受付は非常に広く、ソファーの座り心地もいい。受付は15時で終了して、人もいない。
そんなワケで、ソファーに寝転がって半分寝ながら時間を潰す。ってか、病室のベッドよりも寝心地いいな。
ふと目が覚めると夕飯間近の18時になっていたので、さっさと部屋に帰ることにする。また寝に来たいソファーだ。
- 18:20
- 夕食は焼き(?)うどんっぽいのとトマトサラダとバナナとか。てか、これは焼きうどんなのか?色からして微妙だ。
普通なら醤油やらソースやらを味付けに使うんだろうけど、そういうの使ってないっぽい。うどんの色が真っ白。
- 20:30
- 暇すぎて死にそう。寝ようと思えば寝られるだろうが、夜中に目が覚めてキレそうになるのは目に見えている。
ノートPCとかってやっぱり持ち込みは無理だよな?せめてPerlでも触っていられれば、いい暇つぶしになるのに。
- 23:00
- 面会コーナーにある「週刊ポスト」を隅から隅まで読み尽くしたら、いつの間にかこんな時間になってしまった。
そうか、俺のメインバンクの「りそな銀行」はランクCか。ウチの会社がランクF以下だし、ちょっと上等すぎるな。
もともとの知識が無いせいか、芸能系の記事を読んでも、相変わらず良くわからん。社会系が一番面白い。
しかし、こんなところで「王子」という言葉が出てくるとは、「王子」であられるミッチーこと「及川光博」も哀れだ。
さて、顔洗って歯磨いて、寝る試みでもしてみよう。仰向けばかりで寝てるから、腰がヤバいことになってる。