雑記帳 2005年 10月第1週

2005/10/01 Sat.

最近頭を悩ませているものがある。某オンラインゲーム関連の話題なのだが、ちょっとばかり法的見解も入ってくる。
もちろん自分は法学部出身でもなければ、その手の専門家でもない。周囲に専門家がいないからなおさら悩むハメになる。

一般的に言われているオンラインゲームというものは、登録して「アカウントID」と「パスワード」の発行を受けるのが普通。
「アカウントID」「パスワード」は法的に守られており、不正に扱うと「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」に引っかかる。
例えばA氏がIDやパスワードなどを開いている画面をB氏が後ろから見て、B氏がその情報を用いれば違法行為に該当する。
また、A氏が「自分の情報忘れると困るから覚えておいて」とB氏に情報を教え、その結果B氏がその情報を用いてもアウト。
本人の許可の有無に関わらず、他人のIDやらパスワードを利用することはできません。ここまでは常識的範囲内のはず。
では、他人の「アカウントID」でも「パスワード」でもない接続情報を掲示板に載せるという行為は一体どうなるのだろうか。
いい例が「キャラクタID」だ。「キャラクタ名」とは異なり、同一アカウントのキャラクタに同一の「キャラクタID」が付与される。
もちろん、この情報自体では個人を特定するには至らず、一般的には個人情報に該当しないという見方が強い傾向がある。
さて、「個人情報の保護に関する法律」「個人情報保護に関するコンプライアンス・プログラムの要求事項」を参照して欲しい。

「他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるもの」

これが個人情報らしい。MMO会社の管理者が他の情報とマッチングさせて個人が識別可能なれば、個人情報になるってこと?
一般的な掲示板等でこの前提を考慮すると、ゲーム内の第三者のプレイヤーのキャラクタ名を出しただけでNGになりそうだ。

何が言いたいかってーと、自分の持ってる別サイトの掲示板で「キャラクタID」を出すことがどうなのかって話があるのです。
どうせキャラクタIDから個人を識別できるのは管理会社側以外は不可能なはずだし、別に構わないような気がするんだけどね。