キャリア共通情報集

キャリア共通情報集

携帯電話はどうして音が悪いの?

キャリア共通裏技集でも述べたが、デジタル化・ハーフレート化の影響ということになる。
当時は携帯電話の加入者の増加により、国から割り当てられた周波数帯が足りなくなってきた。
そこで、限られた周波数帯を有効に利用するために、アナログからデジタルに移行したのだ。

デジタル電話は、アナログの無線通信的なノイズなどは無いが、音をコマギレにして送信して復元する方式をとっているため、アナログの方が声は聞きやすいのだ。
加えて、当初のフルレートからハーフレートへの移行で更に音は悪くなった。
ハーフレートとは、通話中の言葉と言葉の間など何もしゃべっていない時間を圧縮する技術を指す。
これにより、空いた部分を使用しての通話が可能になった。

DoCoMoなどは完全にハーフレートになっているが、以上のような圧縮・復元技術により音は悪くなっている訳だ。

唯一、一部を除きフルレートのままなのはJ-PHONE。「音がイイ」と言われているのはこのため。
しかし、携帯電話で利用できる周波数帯は決まっているため、J-PHONEにも利用者が増えれば完全ハーフレート化、すなわち音質の低下は確実になるのだ。

同じ携帯でも立っているアンテナ本数が違うのはなぜ?

勘違いしないで欲しいのは、携帯電話のアンテナは感度の良さを表すものではない。
基地局からの電波の強さを表すものだ。
加えて、同じ電話会社の同じ携帯電話でも、立つアンテナの本数が違うのは、性能の違いではない。
どれだけの信号で3本立たせるかという設定(厳密には設定とは言い切れないが)の違いに過ぎないのだ。

例えば、電話会社のサービスカウンターなどで、「以前はアンテナ本数が3本だったが、今の機種では1本しか立たない。どういうことだ」のようなクレームをつけている人もいるが、内部に問題があるわけではないので「問題ない」と言われるのが目に見えている。
しかしながら、あまりに苦情を言う客に対しては、単にアンテナ本数を多く立たせるような処置を携帯電話に施すこともあるらしい。

アンテナで髪をこすると感度が良くなる?

一時期出回った噂で、それを真に受けている人も結構いるのではないだろうか。
仮にそれによって感度が良くなったとしても、技術的には説明のつくものではない。一応説明しよう。

携帯の電波というのは800Mhzで約15cmごと、PHSで約7cmおきに電波の強い場所と弱い場所が存在するらしい。
アンテナで髪をこすったりするというのは、7cmだか15cmくらいは動くはずなので、強い電波を捕まえてアンテナの本数が増える可能性はある。

要するにアンテナの位置が動くから感度が変わるのであって、髪をこすることによって感度が良くなるという技術的根拠は無い。

長いアンテナは感度が良くなる?

携帯グッズの中に、種類も多く一際目立つものにアンテナがある。光ったりするアレだ。
長さも多くの種類があり、中には60cmなんていうのもある。イリジウムみたいで非常にダサい。
さて、果たして市販のアンテナに交換することによって、実際に感度は良くなるのだろうか。

携帯電話の電波には波長というものがある。
いかにその波長を効率よくキャッチするか、そのためにアンテナというものが存在しているのだ。
別にアンテナが無くても通話は可能だ。
ただ、波長を効率よくキャッチすることができないため、通話状態は不安定になりやすい。
そんなアンテナも、長ければいいものではない。適した長さはある程度決まっている。
長すぎても短すぎても感度は下がるのだ。
一般的な800Mhzの電波を使う場合、適したアンテナの長さは約15cmと約7cm(前述)だ。
手持ちの携帯電話のアンテナの長さを測ってみるといい。このどちらかに近い長さになっているはずだ。

つまり、デザインのみに特化したような交換アンテナは、感度アップどころか逆効果だ。
「市販のアンテナに交換したところ、アンテナマークが多く立つようになった」という話もあるように、「見かけ」は感度が良くなったように見える。では、何故アンテナマークが多く立つのだろうか。
前述の通り、電波の強い場所、弱い場所があり、その両方に触れていることによって、アンテナマークが多く立つのだ。

何だかんだ言って「ハッタリ」であることを肝に銘じておこう。

通話料ゼロの携帯電話?

電話料金が全くかからないという、夢のような携帯電話が出回っている話を聞く。
通話料ゼロの携帯電話ということだ。加えて、維持費(基本使用料)などもかからない。
果たして、そんなものは実在するのだろうか。結論から言うと、実際にあるらしい。

もちろん、違法そのものであり、一般人が手にするのは非常に困難だ。
一体どのような方法で、そんな携帯電話が生まれてくるのだろうか。
簡単に言うと、契約時に偽の証明書などを使用、いわゆる架空名義で契約したものだ。
携帯電話は料金滞納後も一定期間は使用が可能である。
そのため、ある意味一定期間は電話が使い放題になるということ。

最近は電話会社も料金滞納を問題視して、滞納があってから回線を止めるまでの期間を短くしているらしい。
被害額もバカにならないだろうから、業者も必死なわけだ。
あらかじめ言っておくが、絶対に実行しないこと。いわゆる「詐欺罪」に値します。

また、ここ数日は「クローン電話」疑惑がDoCoMoを中心に話題となっている。
DoCoMo側は「高度なセキュリティ及び暗号化技術により、外部からの情報の複製は不可能」と言っているが、まだ事の真偽は明確にはなっていない。今後の対応に期待されるところだ。

良番は売れ!

たまたま購入した携帯の番号が非常に覚えやすいものだった、もしくはゾロ目だった……。
こういう経験をした人、ビジネスチャンスはそこにある。

例えばヤフーオークションなどを見れば一目瞭然だが、携帯電話を代表とする様々な番号が取引されている。
090-xxxx-0001などといった番号は10万円以上の価格で取引されている。やはりキャリアはDoCoMoが一番人気。

これは良番だという電話番号を幸いにも手にすることができたならば、オークションにでも出してみるといい。

良番は手放すな!

DoCoMoからJ-PHONEなどのようにキャリア変更をすると、電話番号を変えざるを得ない。
さらに、以前の携帯番号が良番だった場合なら、そのまま手放すのは非常にもったいないものだ。
良番をオークションにでもかけたい、買い手が見つかるまでは回線を破棄したくない……。
せめて買い手が見つかるまでは良番を保持していたい、そんなことはできないものだろうか。

DoCoMoを例に話をする。DoCoMoの場合、データ通信専用のシングルサービス・スーパーライトプランSに契約を変更する。
このプランなら、回線を保持するのにかかる費用は月あたり500円。
AUやJ-PHONEでも同じことで、格安プランに変更しておけば回線は破棄せずに済むのだ。

誰だよお前

とある電話番号にかけると、何故かリカちゃん人形が電話に出る……。
こういう下らない番号が世の中には存在する。
誰が何のために作っているかはわからないが、面白いと思う電話番号だけピックアップしてみた。
その耳で確かめて欲しい。

リカちゃん

  • 東京 0336042000
  • 大阪 0726335566
  • 富山 0764320000
  • 高松 0886231100
  • 沖縄 0988363000

貞子?

  • 09044444444

英会話レッスン

  • 0356176692

ドッペルゲンガー

  • 09011991563

公衆電話の電話番号を調べよう

公衆電話の電話番号、一般人がこんなのを知ってどうするんだという話はあるが、利用方法次第では金も稼げるおいしい話になりえる訳だ。
ここでは儲け話をするつもりはないが、公衆電話の電話番号の調べ方でも書いてみよう。
実行する場合は自己責任で。

  1. 用意するものは度数が残ってるテレカと残ってないテレカ、録再可能のMDプレイヤー等。
  2. 緑色の公衆電話(MCシリーズという)の受話器を取り、残度数が無いテレカを入れる。
  3. 度数が無いテレカがすぐに排出されるが、排出口および挿入口を手でふさぎ、テレカを公衆電話の中に残す。
  4. しばらくふさぎ続けてテレカが出てこなくなったら、受話器のフックを下げる。
  5. 発信音(ツーという音)が聞こえた後でDTMF音(プッシュ時のピッポッパッの音)が聞こえるので、これを録音。
  6. 次は灰色の公衆電話(ISDN仕様)で度数が残っているテレカを入れ、録音したDTMF音を大音量で話し口に流す。
  7. 公衆電話の液晶部分に数字が出てくるので、下10桁をメモしよう。

その10桁が、先ほどの緑色の公衆電話の電話番号となるのだ。
もちろん、DTMF音を聞き分けられる人にとってはレコーダーは不要。
なお、パソコンではDTMF音の聞き取り訓練のフリーソフトも存在するので、色々と調べてみるのも面白いだろう。

こんな場合の携帯は無事か?

落下、衝撃、漏電など、何かと故障が付きまとう携帯電話。
今回は「こんな場合に携帯はどうなるか?」をいくつか検証してみた。
参考程度に見てほしい。検証結果が気に食わないからといって、実験しないように。

  1. 落下した!
    • 表面のプラスティック部分が割れた程度なら、外装交換で修理可能。内部の基盤が損傷することも稀にある。
    • 落下による故障原因の大半がこれ。電源が付かなくても基盤が無事な場合はあります。
    • 落下する高さにもよるが、3メートルくらいが限界。
    • 手から滑らせた場合は、瞬時に足を出して受け止め、多少なりとも衝撃を緩和するといい。
  2. 水がかかった!
    • ポイントは内部に水が入ったかどうか。目安として、バッテリーをはずして水反応サインが赤くなっていなければ無事だ。
  3. 水に浸かった!
    • 常に電気が通っているものに水が浸かれば、内部で漏電しショート、一瞬で故障です。
    • ほぼ復帰不可能だろう。トイレなどの水場に落とした端末が復旧した例は、ほとんど聞いたことがない。
  4. 外装が割れた!
    • 尻ポケットに携帯を入れたまま座ったらパキッと音が。
    • この程度なら何とかなる場合も多いが、やはり重要なのは内部の損傷。
    • 内部基盤が無事なら、データの取り出しくらいは可能だろう。
    • 折りたたみ式よりもストレートタイプの方が構造上折れやすい。
  5. 分解した!
    • 故障云々というよりも、一応法律で定められた規格(技術基準適合証明)に則った無線機器であるので、分解した時点で法律違反となる。気をつけよう。
    • ちなみに、契約が有効の端末の分解及び改造は違法だが、契約が切れている端末(白ロム)の分解及び改造についてはこの限りではないようだ。
  6. 端末が燃えた!
    • どこのキャリアとは言わないが、突如の高温の発熱により本体外装の一部が溶ける端末があった。
    • 害の及んだ部分が外装だけなら無事だろうが、内部基盤まで達すると修理不可能だろう。
    • 自分で火の中に突っ込んだ、などは論外だ。

新規契約が安いのは何故?

最近の携帯電話は高機能だ。もちろん、技術開発や人件費などにも費用がかかり、その分端末の価格も跳ね上がる。
「端末価格が高いというのはわかるが、新規契約と機種変更にかかる費用が違いすぎる」と思う人は多いことだろう。
新規契約ならば10円などの機種もあるのに、最新の機種に機種変更となると2万円とか3万円するのもある。
この差は一体何なのだろうか。

ここでキーワードになる言葉が「インセンティブ」である。聞いたことはあるだろうか。
携帯端末の販売は、携帯電話会社(以下キャリア)が代理店に委託することで行なわれている。
その際、端末を一台売ったら○○円、五台売ったら○○○円などのように、キャリアが代理店に報酬を与えるシステムのことをこのように呼んでいる。
ユーザーが追加料金によるオプションに加入した場合、さらに報酬額も上がるのが一般的である。
この場合、報酬はもちろん代理店の儲けとなる。
要するに、端末の価格を下げ、大量に売りさばくことによって報酬を得ようとしているわけだ。
携帯端末そのものの価格を上げるよりも、この方が利益率がいいのだろう……と思うかもしれない。
しかしながら、実際に利益はほとんど出ていないようだ。端末の販売では儲けが出ない。ではどうするか。
キャリアが代理店に支払う報酬は、何も端末販売の際のみではなく、ユーザーの契約期間によっても変わってくるのだ。
販売した端末が解約されるまで半永久的に、利用料金の数パーセントが代理店に払われるので、10円とかで端末を販売しても利益が上がる仕組みになっている。

ここで重要なのが「キャリアが代理店に支払う報酬は、ユーザーの契約期間次第である」ということだ。
代理店は一台1000円の端末を売って、ユーザーは三日で解約したとする。
果たして、代理店は報酬を受け取ることができるのだろうか。
キャリアから見ても、このような販売形態ではとてもではないが代理店に報酬を出す気にはならないだろう。
そこで出てくる言葉が「しばり」である。
「携帯業界用語」の「解約制限」にも説明はしてあるが、簡単に言うと「安く端末を販売するから、半年は使え。半年以内に解約したら違約金三万円頂く」ということ。
代理店はユーザーへの端末販売の際に、このような契約を交わすことが多い。
もちろん、キャリア側はこのような代理店独自の契約は認めていない。
しかしながら、上記で説明した「インセンティブ」の影響もあり、このような販売形態をとる代理店がほとんどである。

余談だが、この解約制限を無視して契約を破棄した場合はどうなるのだろうか。
「違約金三万円」という言葉が頭にちらつくだろうが、やはり払わなければいけないのだろうか。
答えは「NO」の一択である。
そもそも携帯端末を購入して使用するということは「キャリアとの契約」であり、そこに「代理店との契約」は絡んでこない。
また、面白いことに、事業者協会がガイドラインを作っており、禁止しているのだ。
社会法人電気通信事業者協会」(通称TCA Telecommunications Carriers Association)という組織である。
ならば、その解約制限の契約を結んだ上で、契約を破棄して機種変更や解約などをしてしまってもいいのだろうか。
キャリアのほとんどが禁止しているので無視することは可能だが、法律的見解から見ると非常に微妙な問題なのである。
回線契約という面では「キャリアとの契約」に値するのだが、端末本体の売買契約という観点から見ると「代理店との契約」になる。
大概の代理店は脅しの意味も込めて契約書を書かせている場合がほとんどなので、そこまでシビアになる必要はないだろうが、ごく稀に取り立て請求に遭うという話も聞く。
端末売買の際にTCAの名称を出して話してみるのもいいかもしれない。

さて、ここの題目「新規契約が安いのは何故?」は理解していただけただろうか。
追記となるが、逆に「機種変更が高いのは何故?」というのは、前述の理論の反転である。
すなわち、すでに契約しているユーザーを相手にして、どのように儲けを出すかといったら、変更対象の機種の価格で儲けるしかないのである。

では、低価格で最新機種に機種変更をする手段は無いのだろうか。実はある。
「キャリア共通裏技集」を見てもらえれば理解できるはずなので、ここでの説明は省略させて頂こう。

最近よく来る架空請求メール

利用した記憶の無い料金請求メールが、ある日突然携帯にメールで届く……という人が増えているようだ。
何の料金かすらわからないようなものやダイヤルQ2など、種類は様々だ。
そもそも何故こんなメールが手元に来るのだろうか。

これらの架空請求は、何らかの手段で何らかの名簿を入手した悪質事業者が、ランダムに請求書をメールなり郵送なりで送りつけることで発生している。
請求書を送りつけられた人の中には、業者の悪質な取立てを恐れて、指定された金額を口座に振り込んだりする人もいる。
家族が使ったと思って払う例や、過去に精算し忘れた料金だと思い込んでしまう人もいるようだ。

それらの架空請求の中でも一際目立つのがダイヤルQ2に関するもの。
そもそも一般電話回線を利用して接続するサービスの利用料金請求が、何故携帯のメールで届くのか、と。
もちろん無視でかまわない。
ダイヤルQ2の利用料金は必ずNTT西日本及び東日本より請求が来るシステムになっている。
いきなり業者から直接ダイヤルQ2の利用請求が来ること自体、根拠の無い請求の証拠だ。

電話関連の話とは少し離れるが、債権回収と銘打ったメールも来るようだ。
メールだけではなく、中には電話が直接来た人もいる。借金なんかしていない、カードの類も持っていない人にも来る。
メールで来た分には放置するだけでかまわないのだが、電話で請求されると相手にしなければならないので手間がかかる。
そこで効果的な方法を教えておこう。
「債権回収会社ならば、会社名を教えてくれ」と言うのだ。
もちろん相手は存在しない架空の会社名を言ってくるだろうが、そこで追い討ちをかける。
「債権管理回収業は法務大臣の許可した債権回収会社でなければ、営業はできない。認可事業社名一覧から確認するから、後ほどかけなおす。連絡先を教えろ」と言おう。
大体の場合は、いきなり相手が電話を切るので問題は無い。
正しい知識で対応すれば余裕だろう。

追記となるが、身に覚えが無い請求が何度にもわたるなどの場合は、犯罪に該当する可能性もある。
恐れずに警察署に相談するべきだ。
ほとんどの人は被害者側だろうが、便利な移動通信機器も、場合によっては悪質なものになることを覚えておこう。

端末の画面が傷だらけの時には

一年、二年と同じ端末を使っていると、必ずと言っていいほど気になる画面の傷。
よくタオルなどで強く擦っている人がいるが、これは逆効果だ。
汚れは取れると思うが、傷は付きこそすれ、取れることはないのだ。手軽な方法で傷を直してみよう。

  1. メガネ拭きなどによく用いられているやわらかい、かつ繊維が残らない布を用意する。
  2. 歯磨き粉をその布につけて、画面に薄く広げよう。あまり粒子が粗い歯磨き粉を使うと逆効果になりえるので注意。
  3. 力をいれずに、画面に歯磨き粉を擦り込むように軽く磨き、乾燥させる。
  4. 乾燥したら、柔らかい布をほんの少しだけ湿らせて、歯磨き粉を拭うような感じで拭きあげる。

力の加減がわからない人は、今は使っていない端末などを対象に試してみるといいだろう。