木彫教室を町田で開いていたNさんの教室が、都合により都内に移った。大田区
からはるばる東京の片田舎に、教えるためにやってきては、お友達と必ず、Erika
に立ち寄ってくれたNさん。9月からは新しい場所で相変わらず、生徒さんと楽しく木
を彫っているに違いない。そのNさんのご主人から昨日楽しいメールが届いた。

 ご主人の友人である、I さんについてのお話だ。そういえばNさんが、主人の親友
のご夫婦が、近々、南の無人島に引っ越す計画を立てている、という話を聞いてい
たけれど、たった二人で無人島に?………  私の若いころ(今でも若いと思ってい
るけれど)を思い出す。よく布団の中で 「俺はお前と一緒なら無人島で、たった二

人きりで暮らしても構わない。」 なんて言ったもんだ。ご主人の友人夫妻はどういう
方なんだろう?    Nさんのご主人の楽しい報告は次のようなものでした。
 I 氏は一部上場の会社役員で、学究肌のようなところはNさんのご主人とそっくり。
沖永良部島(沖縄経由で行くところ)で永住する計画で、”終の住処”を建てるために

地鎮祭を昨日、同島で地元の人と行なったとのこと。(無人島ではなかった!!)
I 氏がこの島を選んだ理由は 『そこには蛇がいないから』 だそうです。私の理由と
ちょっと違うようですが、それだけの理由で充分な気がします。地球環境問題に熱心
に取り組んでいらっしゃる I 氏にふさわしいこれからの生活に、私もなんだか心がう

きうきしてきます。セラミックの分野では著名な I 氏は会社でも貴重な存在に違いな
い。けれども彼はその地位にこだわることはさらさらなく、奥さんと次のステップを着
実に踏み始めている。    Nさんのメールを読んで、気分爽快になりました。
お目にかかっていない I さんに乾杯! もちろん白ワインを飲みながら。
 
 
 2003年09月21日  NO.165 「無人島に終の住処を」