NO.554「牛乳で乾杯」 2020年8月26日(水)

  長い梅雨が終わったと同時に猛暑というより酷暑の暑いが続
いている。エアコンの苦手な我が家も、毎晩、お世話になって
いる。新型コロナウィルスも収束していないので、皆さん苦労し
ているようだ。用事があって町内会の人の家を夕方、訪ね歩い

た。何となく皆、今ひとつ冴えない表情をしている。日本国中が
こんな状態になっているのではないだろうか。そんな時、知り合
いの女性から電話がかかってきた。「今、佐藤琢磨のレースの番
組が始まっているけれど、観ていますか?」インディ500で

佐藤琢磨が優勝したのは知っていたが、レースの特別番組はチェ
ックしていなかった。琢磨の大ファンのワイフはお礼を言う前に
興奮してテレビのスイッチを入れた。食事、片付け、お風呂と交
代で簡単に済ませ、テレビにかじりついた。レースの終了後、琢

磨は美味しそうに牛乳をごくりと飲んで頭から浴びていた。これ
は彼のたっての願いだった。時間は10時を回っている。寝る時
間を過ぎていた。あくる朝、庭に出ていたワイフが隣の奥さんと
話をしていた。「まだ、明かりがついているのでお隣も琢磨の番

組を観ているのね。」とご主人と話していたという。彼女の次女
は小・中学校で琢磨とは同級生だった。私たちも最近まで琢磨
のお母さんとは親しい間柄だった。一番喜んでいるのは彼女に
違いない。いやいや、大分前に亡くなられた弁護士のお父さん

かもしれない。どんよりと曇った空気の中に明るい爽やかな風が
舞い込んできた。おめでとう!佐藤琢磨さん!嬉しいニュースを
ありがとう。あくる日、早々、録画した映像をチェックしながら
感動的なシーンはを止めて何枚かデジカメに収めた。もちろん最

高傑作はレース展開のマシーンではない。ゴクリゴクリと美味し
そうに牛乳を飲んでいる佐藤琢磨選手の姿である。毎年、作成
しているフォトブック、コロナの影響で枚数が少ない。ゴクリの
写真、どのように作ろうか?愉しい悩みが増えた。


マスターの日記
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