マスターの日記


 
NO.600「アカデミー賞」 2024年3月13日(水)               

 真っ青な空に市民の森の緑が輝き、遠く街中の高層
ビルが樹木の間から見える。サンルームから眺めるこ
の景色、久し振りである。待ち焦がれていた春はすぐ
そこまで来ている。

日本映画の2作品がアカデミー賞を受賞した。宮崎駿
監督は2度目、「ゴジラ-1.0」の山崎貴は監督として
は初めてである。詳細はテレビで報道しているのでそ
ちらに譲りたい。残念ながら受賞した2作品は未だ観

ていない。映画「ALWAYS 3丁目の夕日」は映画館で観
ていて今でも記憶に残っている。18年前の作品だがな
ぜか映像が浮かんでくる。昭和33年頃の東京の風景。
東京生まれの私が映画の中にいるような気持ちになっ

ていた。あの都電が当たり前のように走っている。
この作品を手がけたのが山崎貴監督だったのか。そう
か!ワイフの顔を見ながら一人で納得した。平凡な日
常生活の映画なのにどうして心に残るのだろうか。

彼は登場している人そのものと、その人達の繋がりを押し
付けることなく、きちんと描いているのだ。
もう一度、「3丁目の夕日」を新鮮な気持ちで観てみ
たいものである。

 先日、千葉のダ・ビンチ(友人)から3回目のネギ
が予告なしにドーンと届いた。私とワイフは早々小分
けし、新聞紙に包んでご近所にお裾分けして回った。
いつもの笑顔が返ってきた。

先ほど花壇の花に水をやっていると顔見知りの男性が
通りがかった。元気そうに笑いながら立ち止まって話
かけてきた。「しっかり歩いているじゃないですか?」
「お天気に誘われてね。」彼は余命×年と言われてい
る。…… お互いにハグをして別れた。

こうした何気ない短い会話の中に沢山の宝物がある。
私は平凡な日常生活を大事にしている。






うk