NO.604「響きあう友」  2024年7月31日(水)               

  
昨日、知人から突然、郵便物が届いた。丁寧に包まれ
た封書をワイフが大事そうに開いた。美術館で購入され
たメモ用紙、シール、ノート、センスの良いミニバック
そして優しい文字で書かれた手紙が入っていた。

K女史らしい心のこもった彩り豊かな日用品である。ワ
イフと一つ一つ手に取って「綺麗だね、素敵」と声を出
してじっくり眺める。手紙を読んでいると彼女の姿が浮
かんでくる。文の最後はドイツ語のAlles Gute!(お元

気でね)で終わっていた。
毎日、暑い日が続き、夕方の散歩も木陰を選んで時間を
短めにしている。「パリを愉しみましょう」という彼女
の文面に同感してパリ五輪での日本選手を応援している。
今、期待以上の活躍に日本中が湧き上がっている。

カフェをやっていた頃、月に一度、絵画教室があり彼女
は静岡から参加していた。生徒は5人、午前中の授業が
終わるとランチタイムになり、コーヒーの時に私も加わ
って愉しい会話が始まるのだ。2017年末にカフェを

閉じて以来、彼女と直接、会話をする機会は無くなった。
その後、Kさんと年数回の文通が始まった。私たちのシ
ンプルな絵葉書に彼女から手製の封筒にスケッチ入りの
愉しい返事が届く。彼女の人柄がじわっと伝わってくる。

Vielen Danke Frau K (どうもありがとうk夫人)
友人・知人は私たちの大切な財産です。
マスターの日記