65.利尻・礼文の旅  2016.6

    
先日、北海層の利尻・礼文へ出かけた。参加者55歳以上と銘打ったツアーだ。稚内空港ダイレクト
  便で利尻・礼文でそれぞれ一泊し、最終日は稚内で泊まり羽田に帰ってくる行程だ。このツアーは6・7
  月は、ほとんど毎日、出発している。日経新聞に広告が掲載されて間もなくワイフがトラピックスに電
  話したら、見たい花の最盛期、6月14日はすでにキャンセル待ち、やむを得ず一週間後の6月22日をとったが、

  残りはあと3組だった。他にJTBとクラブツーリズムも募集しているので、その人気ぶりにびっくりした。
  幸い出発一週間前にキャンセルが出て、6月14日に出かけることが出来た。成程、全日空の稚内行きの飛行機
  は満席(帰りの便も満席だった)ツアーの定員32名も、もちろん満席どの会社の参加者もオール熟年一色。
  全国から人が日本の北の果てまでやって来る。話には聞いていたが稚内空港に着いて改めて実感した。

  みんな元気に、最北端目指してやって来る。出発前に天気をチェックしていたが雨と曇りのマーク出てい
  がない。利尻・礼文は晴れと雨では天国と地獄の差ほどある。初日の利尻は雨っぽく、利尻富士
  も半分より上は雲がかかっていた。翌日は曇り空、利尻のオタトマリ沼、姫沼、を見た後、午後にフェリーで
  礼文島へ移動、スコトン岬、スカイ岬、に行ったが、利尻富士の全景は見れなかった。その夜、テレビで翌日の

  天気予報を見たら日本全国、雨マークで大荒れの天気、わずかに北海道の左上が曇りマークだった。とこ
  ろがその三日目の天気は何と快晴。朝5時に起き、部屋のカーテンを開くと、利尻富士が目に飛び込んで
  きた。露天風呂に行く。皆ニコニコしている。眼前に大きくそびえたつ利尻富士に圧倒された。この旅の
  ハイライトである礼文島のお花畑(桃岩展望台まで)を満喫することが出来た。若い青年ガイドの詳しい説明

  にワイフは大喜び。私は夜の稚内のピアノコンサートに大喜び。私たちの前に来ていたツアーは連日
  雨の中の島巡りだったそうだ。ご近所のAさんは利尻・礼文に2回出かけている。そして百名山に入っ
  ている利尻岳を踏破している。美しく力強くそびえたつ利尻富士、野原一面に高山植物が咲き誇る礼文。
  魅力に満ちあふれた北の果ての旅であった。
写真10枚↓                 

    
        

天気予報




                                  
     
樺太を臨む稚内公園の丘の上に建つ「氷雪の門」
引き揚げ者の無念と戦争の犠牲者を悼む。アルメ
リアの花が美しい。



大カサモチ、薄紫のイブキトラノオなどが
たくさん出迎えてくれた。



稚内北防波堤ドームは、港の象徴
 
ここかしこに咲くチシマフウロ。
真白なレブンアツモリソウが気高く嫋やか。
ようやく出会えた花は、もうすぐ季節を終える。

 利尻島の姫沼、私たちのすぐ近くに大サキ.。
利尻岳は裾野だけ見える。


Topics
  
  
 
トド岩を見た後お肉をパクリ!ちょっと硬い
が噛むほどに味が出る。礼文島の漁師さん
と同席、子持ち蝦をおごってもらいました。

朝一番に風呂に入る。露天風呂から利尻富士が丸見え。

礼文島の花トレッキングは、桃岩を目指してゆっくりと
上る。白い大ハナウド、バイケイソウなどが咲き誇る。
コマドリ、ウグイスの声を聴きながら花を愛でる。

桃岩のすぐ近く、日本海に雪を頂く利尻富士が
美しい姿を現す。チシマフウロの青紫の花。