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左が今回入選した作品です。
この作品は「竹籠」を用いて過去と現代との交錯を描いた
「タイムスリップ」シリーズの初期の作品(2015/春)です。
「縦」に現代風景が、「横」に古地図が描かれた帯状の竹を
用いて、お互いに複雑に絡み合わせ編み込むことで、竹籠
を作ってあります。
これにより、過去と現代とが影響しあいながら、紙一重で
交錯している様を表現したものです。
古地図は天保年間の江戸の地図を、現代風景には横断
歩道を歩く人物やビル群などの画像を使いました。
今回のテーマは「Digital Structure(直訳:構造、建造物)」
で、応募時の説明文では、縦・横の構成を説明した上で、
「Tokyoのタイムスリップ」を表現していると述べています。
技法は、デジタルプリント。
竹の部分の質感は、一度木版画で摺ったものをスキャナー
で取込み、デジタル情報としてレーヤーの一部に使ってい
ます。
サイズは21X17cmです。
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