入選したのは左記の3作品です。



  これらの作品は最近手がけている古地図の上を
 現代人が歩くシリーズの作品で、デジタルプリント
 で制作した画像2枚をそれぞれ縦方向・横方向の
 短冊状に切断して「編んだ」ものです。

  今回は「台紙を含め15X15cmと小さくマット無し」
 で仕上げ、海外向けに輸送する必要もある作品で、
 従来のように編んだ端部をテープ等で固定してマット
 で挟むことが出来ませんでした。

  このためアイロン硬化型の両面テープを活用しま
 した。 すなわち、両短冊の裏面にテープを仮止めし
 たものを編み、台紙に載せた後に、アイロンで加圧し
 ながら積層体のように固めてしまうやり方としました。
  これにより、海外向けも含め10cmクラスの小型の
 作品を作っています。
  この作品が始めて公開されたものです。



  展覧会はブルガリアのソフィアのレッセドラギャラリ−
 で2016.12.15から開催中とのこと。後日、画集などが
 公開される予定です。
  

 画集を入手したので追加しました(2017.5.17)。



画集(表紙)と掲載されていた作品の写真です。
左の作品(現物)は、上記のようにアイロンプレスで固めたもので、
輸送にも耐え、しっかりした状態で返却されてきましたが、逆に編んだ
層もしっかり固着されていて、編んである膨らみや質感もなく、1枚の紙
のような感じでした。本来の趣旨とは異なることが分かり、反省点です。

 


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