新しい商業施設について

施設名:××××(伏せます)
所在地:××××(伏せます)



写真


〔以前に書いた記事です〕

休んでいる間に、たくさんのメッセージをいただきましたが、個人的な用事でとりこんでいたので、ほとんどお答えできていません。ごめんなさい。

大半は、聖蹟桜ヶ丘駅の近くで建設中の新しい商業施設についてのコメントでした。最初は「何かできるらしいですよ」という連絡。そのあと、ご意見がぐんぐん増えました。でもそれと関係なく、かもきち個人の意見を書きます。

計画の内容は知りません。何回か現場を見に行って、懐古調の商業施設を作っているとわかりましたが、見れば見るほど、悲しく不愉快な気持ちになりました。どうして腹立たしいのだろう。

新しい施設なのに、わざと古く汚く見えるように塗装されています。サビや劣化を人工的に描き、ボロボロの店舗を演出する業態は、かなり以前に都心の再開発地などで話題になりました。もう峠を越えていると思います。

好きになれません。王子様が貧しい農民の衣装を着てみたがるような感覚でしょうか。いろいろな考え方がありますが、いい趣味とは思えません。

もちろん、昔なつかしい店へのニーズはあると思いますが、それには、下町の路地裏や地方都市の街並みを守り、発展させることでこたえるべきだと思います。東京郊外の住宅地で、新築物件を汚してみせるのは興ざめなことです。心がすさみます。

少なくとも、先日の大震災によって時代の空気は大きく変わりました。一刻も早い英断を願ってやみません。

(2011年4月)
(2011年6月訂)

(個人の感想です)