聖蹟桜ヶ丘駅の西口から川崎街道を渡ってすぐ。気づかずに通り過ぎそうなほど小さい店です。
同じ街道沿いのイタリア料理店「ウブリアーコ」の姉妹店だそうです。おととしオープンしました。
ランチセットは、パニーノのセット(800円)とイタリアンライスのセット(1000円)の2種類。どちらもおすすめです。「小さな前菜」とドリンクがつきます。
前菜は、その日によって、魚介のマリネやフランスパンに乗せたレバーペーストなど、小粋な一口サイズの3品。日本の食材を上手に使って仕上げてあります。隣のテーブルの女性たちは、まだ前菜なのに、「午後に仕事がなかったら、ワインが飲みたい!」と感動の声をあげていました。
パニーノは2種類から選びます。中身はその時によって変わります。お店の人にすすめられて、添えられたサラダをはさんだらこれが美味。大満足でした。
イタリアンライスも2種類から選択。トマトソースは、塩味控えめでコクがあり、サフランライスと絶妙のバランスでした。
食後のコーヒーも香りよくおいしいです。接客は静かで控えめですが、とても丁寧で好感が持てます。
ところで、そんなに素晴らしい店なのに地元で賛否両論あるのは、スペースが狭いのに全席喫煙OKだからです。特に夜は、常連さんらしい人が煙を吐き出していることが多いですね。
夜のメニューも安くて魅力的です。一人か少人数で気軽に立ち寄れるおしゃれなイタリアンバー。立ち飲みでサッと切り上げる紳士がいたりして、とてもいい感じなのですが、タバコの臭いでせっかくの料理が台無しになるので、あきらめることが多いです。
昼のカフェタイムは、開店当初は喫煙者が多かったそうですが、女子比率が多いせいか自然に少なくなり、今ではよほど運が悪くなければ実質的に禁煙状態です。煙が苦手な人は昼に行く方がいいかもしれません。
(2010年11月)
