旧鎌倉街道に面した山の中腹の静かな神社です。
「熊野神社前」バス停があるので駅からバスが便利ですが、近くの名所や公園とからめて散策の途中に立ち寄るのもいいかもしれません。
このあたりには鎌倉時代に街道の要所として「霞ノ関」と呼ばれる関所が置かれていました。多摩市「関戸」という地名の由来です。
現在の熊野神社のあたりは当時の関所の南側にあたるそうで、木の柵の跡が出土しています。
ただの雑木林の山にしか見えませんが、確かにここで歴史が動いていたのですね。
(2005年5月)