住宅地の中にひっそりとある神社です。
小鳥のさえずりの向こうから一ノ宮児童館の子供たちの声が聞こえます。
お正月やお祭りのときには巨大な太鼓が現れます。叩けばご利益があるとか・・・
江戸幕府が開かれる以前、武蔵の国の中心は現在の都心よりもずっと西の方にありました。聖蹟桜ヶ丘からそれほど遠くない「府中」や「国分寺」の地名にそのなごりが残っています。
小野神社は、奈良時代に武蔵の国の一番目の神社(一之宮)として創建されたといわれています。町名の「一ノ宮」の語源でもあります。
当時の武蔵守が小野氏だったので、その後「小野神社」と呼ばれるようになったそうです。
歴史の重みを感じますね。ここを訪れて遠く奈良時代に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
(2005年5月)