元日の朝、富士山を眺めてすがすがしい気分になろうと思い立ち、天王森に行ってきました。
連光寺の桜ヶ丘公園の前の坂道をうねうねと登った先の尾根は、多摩市と稲城市の境界になっています。
境界線ギリギリのところに八坂神社という小さい社がありますが、ここの小高い丘は古くから天王森と呼ばれているそうです。
たぶん多摩市内で標高が一番高いところです。唐木田の近くの丘が最高地点らしいという話も聞きますが、せいぜい標高160メートルぐらいのことなので、どっちでもいいかな、と思って詳しく調べていません。
天王森の周辺は、以前はきっとたくさんの木々が生い茂っていたのでしょうが、多摩ニュータウン開発のため、昔のおもかげはほとんど感じられません。
小高い丘からは稲城市の街並みがよく見えます。わりと最近開発された住宅地です。
多摩市側には、給水塔や多摩大学の校舎が建っているので見はらしは今一つですが、冬の晴れた日には木々の間から遠くに白い富士山が見えます。
富士山をもっとよく見たいときは、近くの「坂浜聖ヶ丘橋」からの方がいいかもしれません。目の前をさえぎる樹木や建造物がなく広々とした景観を楽しめます。
(2008年1月)