「かもきちさん、キノサイっていいらしいですよ。」
キノサイじゃなくて "ときのいろどり" です。
稲城の向陽台にあります。
最近の多摩エリアは日帰り温泉(スーパー銭湯)が次々とオープンし、激戦地になっています。季乃彩は日本旅館のような風情のある外観と、充実した施設、ゆったりしたレイアウトで、頭一つリードしているように思います。
緑に囲まれた露天風呂のほか、屋内でもマッサージ風呂などさまざまなお風呂が楽しめます。休日は家族連れが多いですね。平日の夕方は勤め帰りと思われる人たちで賑わっています。静かにすごしたい人は朝か夜遅くに行くといいかもしれません。
それと岩盤浴。施設のずーっと奥まった所にあって、子供は入場禁止。追加料金もかかるので、昼間の時間帯でも静かにすごせます。「四季の石癒」(しきのいやし)と名づけられた岩盤浴のフロアは、春夏秋冬をテーマにした四つの部屋に分かれています。
「春庭楽・黄土の間」には小石が敷き詰められているので、背中や腰がほぐれます。「夏風楽・溶岩の間」では、高温多湿の環境に耐えて、遠赤外線で脂肪を燃焼させましょう。
かもきちの一番のお気に入りは、「秋風楽・麦飯の間」です。入口は茶室のにじり口のようになっています。おさえめの室温と湿度が心地よく、じっくり時間をかけて、リラックスできます。
「冬幻楽・涼みの間」は、文字通りクールダウンのための部屋。強力な冷気で肌も毛穴も一気に引き締まりそうです。
(2008年10月)