僕はいつもこの名盤を聞きながら思うことがある。それは、この名盤がリリースされたとき、ユウヒは22歳であったと言うことである。驚きだ。かのアインシュタインは、26歳で特殊相対性理論を発表したし、芥川龍之介は23歳で羅生門を発表した。この名盤は、僕がユウヒの早熟さと才能を感じずにはいられない作品なのである。 対して、渡辺君は27歳である。すでに、これまでに大量の作曲をしていたようである。残念ながら、(と、いうよりも、ユウヒーズ名義だから当然と言えば当然なのだが、)渡辺君メインの曲はない。いや、M-6 Baby Songを聞いていただきたい。詳細は曲紹介に譲るとして、渡辺君の存在感を隠しても隠し切れない、ユウヒ+ベイビーのあふれる創作意欲の発露を抑えきれない作品となっている。 M-1 HELLO 記念すべきユウヒビール最初の曲。歌詞は比較的単純。その中にも、音の厚みがあり、これから始まるユウヒの世界を予感させる。 M-2 信号 「信号が赤になったら止まれ」何を当たり前のことを言ってるんだろう。多分、ユウヒさんはこういう子供を諭すような歌詞が好きなんだろう。スロウインファストアウトとか車は進んで僕を見る!とかMILKとか、子供が出てくるよねえ。 僕が一番好きな歌詞は「ボールは跳ねられても大丈夫さ」。これを聞いてなるほどなー、と思った。「ボールは轢かれても〜」では駄目なんだね。轢かれたらパンクする可能性が大だから。蹴られても大丈夫なボール君は、きっと跳ねられても大丈夫なんですよ。でも轢かれたら保証しませんよ。そんなことを子供に教える曲である・・・。 赤=止まれ、青=進め、では、黄色は?(答えはCDもしくはiTunes Music Storeで) M-3 メリーゴーランド 「這い回る蟻だけだよ喜ぶのは」これは$ミスターNo.1$を思い出す。「回りを走る そろそろバターになるよ」これはレコード針からコンニチワかな。あと、ちびくろサンボも。 ベイビーの歌詞の中で、異国のニュースの中の「あの子」ってやっぱり某世界的テニスプレーヤーのことなんだろうか。今後もたびたび登場するわけだが。 ステレオヘッドホン推奨曲。酔います。 M-4 join the FRUITY GROOVY CLUB 通称、「フルグル」。なんだろうね、彼女とデートして、バッチリ成功した歌なのかね、これは。日曜日に、空には太陽が出てたんだろう。脳みそが一人歩きしてるかもしれない。 M-5 RAIN ユウヒさんって、まじめな曲も書くのね、という1曲。と思ったら、最後の「君の夢を見たら誰でも好きになるよ 僕の夢に出てきて」・・・あれ? どこかで聞いたことがあるぜ。さすが地球に優しいホフディランだ。 僕はこの曲は非常に好きで、10年前くらいはリピートしていた。100回リピートしてもしつこくないんだよね。99年にも同名のRAINを出している。ユウヒのことだから、「FMのDJを困らせよう」とかそんな動機で同名曲を出したと推測しているが、どちらも名曲だから困る。 M-6 Baby Song ユウヒの渡辺君への愛をこれでもかと詰め込んだ1曲だ。渡辺君の挙動不審をユウヒ風にツッコミながら決してバカにしているわけではない。いや、バカにしてるのか? 大体なんで、運転が危ないとかそういう指摘が渡辺君を讃える歌の中で必要なのか。それがユウヒのセンスであり、ホフファンのツボをつくところでもあるわけだが。 のちへの伏線も含めて、面白い曲だ。 M-7 のうみそ これも、ユウヒの本気度が伝わってくる作品だ。最近でも、良くライブでやってる。「上を向いて唾を吐き出そう」これが、いまだに分からない。分からないんだけど、唾を吐き出したらどうなるか?当然自分に掛かってくる。いや、風呂に潜ったまま唾を吐いているから・・・。分からん。 M-8 FUN ユウヒーズに、BIKKEとかせきさいだぁ≡が参加した曲。2009年7月3日に、全員が揃い踏みし、奇跡の、そして最初で最後の(!?)ライブが実現した。全部で40分以上あるので、聞くのに暇と気合が必要である。 歌詞研究所 top |