ホフディラン アルバムレビュー(第12回)

ワタナベイビーと僕 2011.8.9


 ワタナベイビーは、稀代の天才である。ホフファンなら、さほど大きな異論ははさまないだろう。

 ふと思った。僕と、ワタナベイビーの違いはなんだろうかと。音楽に関する大きな才能の違いを甘んじて看過すれば、それは、この一言に尽きるだろう。ギターを持ったか、持たなかったか、と。

 僕は、中学末期から高校時代にかけて、ビートルズにはまった。ホフディランを高校2年で知るまでは、少ない小遣いから東芝のCDを買い集め、ビートルズのアルバムを集めたものである。

 最初に買ったのは、かの有名な赤盤だった。今でも、赤盤は僕の中ではビートルズのベスト盤である。僕が若いころに感じていた鼓動は、赤盤のビートと極めて連動しているのである。
 そんな、ビートルズと連動していた僕の心に波風を与えたのは、ほかでもない、ホフディランである。

 サガラミドリさんのyeah,yeah,yeah…she loves youではないか!

 目覚めた時からの『自信を失いそうさ』…I'm only sleepingではないか!

 ミス・ナンバー・ワンの間奏…I'm looking through youではないか!

 カム・トゥゲザー…Come togetherではないか!

 イッツ・ア・スモール・ブルースの天国はない…ジョンレノンのImagine there's no heavenではないか!

 でも、僕は凡人だったんだなあ。渡辺君は、天才だったんだなあ。ほとんどの人は、凡人なのさ。そして、渡辺君の曲に、また、感動する僕がいる。
 そして、明日の仕事をまた頑張ろうと思う僕がいる。








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