北海道旅行記
a book of travels in Hokkaido

7日目(5月9日火曜日)

6時40分、起床。
オーナーご夫妻のかわいい娘さんがピアノの練習をしている。

7時30分、朝食をとる。

朝食も地元の食材を使って調理したもので、とっても美味しい!
(自家製の天然酵母パンが素朴で美味しいよ。)

食材にこだわった宿っていいなぁ・・・。

朝食を済まし、荷物を整理した後、宿の周辺を散策する。

ペンションじょう舎
ペンションじょう舎

ほんと眺めがいいなぁ・・・。

庭からの眺め
庭からの眺め

出発前、オーナーのご主人とお話しし、
この付近の眺めが素晴らしいオススメの場所を教えていただく。

8時50分、とっても居心地が良かった宿を後にする。
(また、遊びに来ま〜す・・・。)

R237、道道581号線等を約9km走り、9時1分、千望峠に到着する。

十勝岳連峰の山々(千望峠より)
十勝岳連峰の山々(千望峠より)

千望峠は標高約400mの丘にあり、駐車公園が整備されている。
十勝岳連峰の山々を眺めることができる。

いい眺めだぁ・・・。

ちなみに千望峠は「かみふらの八景」の1つに選ばれている。

9時8分、千望峠を後にする。

道道581号線、道道851号線等を約6km走り、9時16分、パノラマロード江花に到着する。

パノラマロード江花
パノラマロード江花

パノラマロード江花は一直線に伸びる道路で、「かみふらの八景」の1つに選ばれている。
正面に前富良野岳と旭岳、やや左奥に富良野岳を眺めることができる。

北海道だなぁ・・・。
しばし感動・・・。

9時18分、パノラマロード江花を後にする。

道道298号線等を約18km走り、9時37分、富良野市郊外の富丘に到着する。
宿のオーナーのご主人に教えていただいた超〜穴場なビューポイントである。

芦別岳(富丘より)
芦別岳(富丘より)

芦別岳が綺麗だぁ・・・。
ほんと穴場だなぁ・・・。

きっと知らない穴場がいろいろあるんだろうなぁ・・・。

景色を眺めながら、富丘の道を走る。

前富良野岳、旭岳
前富良野岳、旭岳

9時47分、富丘を後にする。

道道298号線、道道253号線、R38、道道135号線、R452等を約41km走り、
10時35分、三段滝パーキングに到着する。

駐車場に車を置き、三段滝に向かう。

芦別川ぎりぎりの位置にある展望台から三段滝を眺める・・・。

三段滝
三段滝

す、すごい・・・(汗)。

水量が増していることもあって、思わず轟音と流れに恐怖を感じてしまう。

三段滝は名前のとおり三段の岩を豪快に流れ落ちる滝である。
高さは約10m、幅は約7mあるそうだ。

それにしてスゴイ!

しばし圧倒される・・・。

駐車場に戻り、10時48分、三段滝パーキングを後にする。

R452を約51km走り、11時36分、旧三菱大夕張鉄道南大夕張駅に到着する。

旧三菱大夕張鉄道南大夕張駅
旧三菱大夕張鉄道南大夕張駅
南大夕張駅駅標
南大夕張駅駅標

旧三菱大夕張鉄道は1911年(明治44年)6月1日に大夕張炭坑株式会社専用鉄道として、
清水沢(現JR石勝線夕張支線)〜二股(南大夕張)間で鉄道院の運転管理で運行を開始した。
(1916年(大正5年)2月17日に大夕張炭坑株式会社は三菱合資会社に買収される。)

名前のとおり、炭坑から掘り出された石炭を運ぶことを主目的で運営された鉄道である。

その後、炭坑の北部移転に伴い、1929年(昭和4年)6月1日に南大夕張〜通洞(大夕張炭山)間を開業し、
以降、自営にて運行を開始した。

日本のエネルギーを支えた石炭であるが、徐々にその地位は石油にとって代わられていく。

石炭の輸送と共に歩んできたが、1973年(昭和48年)8月21日に大夕張炭坑が閉山し、
同年12月15日に南大夕張〜大夕張炭山間が廃止となった。

その後、南大夕張炭坑の合理化に伴い、1987年(昭和62年)7月21日、
残っていた清水沢〜南大夕張間が廃止となった。

石炭と共に栄え、衰退していった日本の産業史を語る鉄道である。

旧南大夕張駅構内にはキ100、スハニ1(客車)、オハ1(客車)が静態保存されている。

先ほど通ったダムに沈む大夕張の街(現在は全ての住人が移住し、廃墟(更地)となっている)といい、
この旧南大夕張駅といい、まさに「強者どもの夢の跡」というフレーズがそのまま当てはまる・・・。

なんか複雑な気持ちだなぁ・・・。

11時48分、旧三菱大夕張鉄道南大夕張駅を後にする。

R452、R274、道道462号線、R234、道道259号線、R36、道道141号線、道道281号線等を約92km走り、
13時40分、ゆのみの湯に到着する。

ゆのみの湯
ゆのみの湯

ゆのみの湯は「オートリゾート苫小牧アルテン」にある温泉である。
料金は大人600円である。

1999年(平成11年)10月にオープンした施設で、
建物はゆったり造られているたいへん綺麗な温泉ある。

内風呂(大浴場、寝湯、打たせ湯、ハーブ湯等)と源泉掛け流しの露天風呂がある。
泉質はナトリウム塩化物強塩泉である。

体を洗った後、迷わず源泉掛け流しの露天風呂へ・・・。

気持ちいい〜。

お湯(温泉)は茶褐色で泉質どおりしょっぱいっ・・・。

しばしくつろぐ・・・。

14時30分、ゆのみの湯を後にする。

道道281号線、道道141号線、R36、道道19号線等を約16km走り、
14時55分、JR苫小牧駅前のダイエー跡地に進出したラルズマートに到着する。

地下の食料品売り場でサッポロクラシック(ビール)をまとめ買いする。

15時10分、ラルズマートを後にする。

道道19号線、R36、道道259号線等を約5km走り、15時22分、苫小牧西港フェリーターミナルに到着する。

苫小牧西港フェリーターミナル
苫小牧西港フェリーターミナル

乗船名簿に必要事項を記入し、車検証を持って太平洋フェリーのカウンターに向かう。
乗船手続きを済まし、乗船券を受け取る。

乗船券
乗船券
車用荷札
車用荷札

17時頃から乗船となるとのこと。
今日の船は「きたかみ」である。

18回目以来、2年ぶりの乗船である。

「きたかみ」は旧「きそ」の引退によって、今や太平洋フェリーで一番古い船となっている。
そのため昨年のドッグ入りの際、リニューアルされ、船内の内装が変わっている。

シルバークィーン
シルバークィーン
さんふらわあさっぽろ
さんふらわあさっぽろ

15時32分、乗船者駐車場に移動した後、
フェリーターミナルでお土産(北海道限定のお菓子)をたくさん買う。

車なので送料を気にしなくて済む。

車に戻り、お土産を積み込む。

乗船開始時間まで持参したノートパソコンで撮影した画像の保存、バックアップを行う。

17時、乗船開始を案内する放送が流れる。
名古屋行きの車やバイク(自転車)から乗船が始まる。

17時30分、ランプウェイ(車が乗り降りする橋)付近に移動する。
17時35分、車と共に乗船。

案内所前で1等船室の鍵を受け取る。
定員2名の1等船室はブリッジ(操舵室)の下、Cデッキの前方にある。

1等船室
1等船室

太平洋フェリーは夏期(7月16日〜8月22日)を除き、個室の貸切料金が不要である。
(1人で定員2名の1等船室を利用しても1人分の料金で利用できる。)

快適な船旅が楽しめる!

荷物を整理した後、船内を散策する。

フェリカクラブ
フェリカクラブ
ホール(Bデッキ)
ホール(Bデッキ)

雰囲気が変わったなぁ・・・。

展望通路
展望通路

18時、レストラン「グロブナーハウス」で夕食をとる。
大人1,800円のディナーバイキングである。

牛ロースステーキ等、豊富なメニューが揃っている。

45分ほどかけて、ゆっくり夕食をとる。
(お腹いっぱい!)

出港の時刻が近づいたので、Aデッキの外に出る。

苫小牧西港
苫小牧西港

ほどなくして人道橋の取り外し、ランプウェイ(車が乗り降りする橋)の収納作業が行われる。

最後に係留ロープが港の作業員により外される。
係留ロープ回収後、18時59分、「きたかみ」は離岸する。

だんだん苫小牧西港が小さくなる。

また帰ってくるよぉ〜!
(毎回、言ってるなぁ・・・。)

さようなら北海道〜
さようなら北海道〜

1等船室に戻り、シャワーを浴びる。

19時50分頃、ラウンジショーの案内放送が流れる。
ラウンジショーが行われるスターダストラウンジに向かう。

まず初めに船員の方から「きたかみ」や航路等の話が行われる。
続いて出演者の方の紹介が行われ、ショーが始まる。

今日は演歌の歌謡ショーである。

ラウンジショー
ラウンジショー

演歌のショーのせいか、人が少ないなぁ・・・。
個人的には楽器の演奏やバンドを絡めた歌のショーが好きかな?

ショーは無料で楽しめる。
(ドリンクは有料。)

20時45分、ラウンジショーは終了となる。
(アンコールがなかったせいか、やっぱし終わるの早いなぁ・・・。)

今日のラウンジショーは何となく・・・。

1等船室に戻り、TVを観てのんびりする。

22時頃、床につく。

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