北海道旅行記
a book of travels in Hokkaido

7日目(8月24日金曜日)

5時起床。

窓から外を見ると、空は曇っていた。

5時40分、予定どおり熱気球フライトが行われる旨の電話がかかる。

6時、バスで富良野スキー場に向かう。

富良野スキー場のゲレンデには2つの熱気球があった。

熱気球
熱気球
作業中の熱気球
作業中の熱気球

5分ほど待ち、フライトの順番がやってくる。

熱気球は全員が一度に降りることができない。
一人が降りたら、一人が乗り込む。

全員が一度に降りると、熱気球の重さが軽くなり浮上してしまうためだ。

カゴに乗り込み、いよいよフライトとなる。

バーナーで空気を温める。

熱気球のバーナー
熱気球のバーナー

繋留ロープが伸びきる高度まで上昇する。

熱気球フライトの高度
熱気球フライトの高度

曇ってはいたが、素晴らしい眺めであった。

熱気球からの眺め   熱気球からの眺め
熱気球からの眺め

晴れていれば、十勝の山々を眺めることができるそうだ。

熱気球の内部
熱気球の内部

この熱気球フライトは晴れていても、ちょっとした風があるだけで中止になるそうだ。

夏場でも結構な確率で中止になるみたいだ。

冬には繋留ロープをつけないフリーフライトができるそうだ。
夏場でも繋留ロープをつけないフリーフライトはできるそうだが、着陸するための場所がないとのこと。

冬はあたり一面雪景色となり、畑での耕作が行われていないため、着陸できる広い場所を確保できるそうだ。

バスに乗り、ペンションに戻る。

レストランで朝食をとる。

ペンションフラヌイ
ペンションフラヌイ

8時20分、ペンションフラヌイを後にする。

早朝は曇っていたが、出発する時には素晴らしい青空が広がっていた。

道道800号線、R38を約18km走り、8時44分、道道581号線に入る。
道道581号線、道道291号線、道道966号線を約20km走り、9時7分、十勝岳温泉に到着する。

十勝岳温泉からの眺め   十勝岳温泉からの眺め   十勝岳温泉からの眺め
十勝岳温泉からの眺め

十勝岳温泉の「凌雲閣」で日帰り入浴(大人800円)をする。

十勝岳温泉は褐色の温泉である。
凌雲閣の露天岩風呂からの眺めは素晴らしい。

TVの旅番組でよく紹介される宿である。

9時38分、十勝岳温泉を後にする。

道道966号線を約5km走り、9時45分、吹上温泉に到着する。

吹上温泉
吹上温泉

前回(5回目)の時と同様、露天風呂は混み合っていた。

露天風呂には入らず、お湯にだけ触る。

9時55分、吹上温泉を後にする。

道道966号線を約5km走り、10時1分、望岳台に到着する。

十勝岳
十勝岳
噴煙をあげる十勝岳
噴煙をあげる十勝岳
美瑛富士〔左〕と美瑛岳〔右〕
美瑛富士〔左〕と美瑛岳〔右〕
富良野岳
富良野岳

望岳台からは十勝の山々を一望することができた。

噴煙をあげる十勝岳は雄大であった。

10時18分、望岳台を後にする。

道道966号線、道道213号線を約26km走り、10時49分、JR富良野線美瑛駅に到着する。

駅前にある「四季の情報館」(観光案内所)で今日の宿を手配してもらう。
四季の情報館では美瑛町の名産品が展示、紹介されている。

11時10分、四季の情報館を後にする。

道道213号線、道道212号線を走り、旭岳に向かう。

道道212号線
道道212号線

約39km走り、11時50分、旭岳ロープウェイ旭岳山麓駅に到着する。

旭岳ロープウェイ旭岳山麓駅
旭岳ロープウェイ旭岳山麓駅

前回(5回目)の時は機械整備のため、旭岳ロープウェイに乗ることができなかった。

窓口で往復切符(大人2,800円)を買う。

往復切符
往復切符

12時発のロープウェイで姿見駅に向かう。

旭岳ロープウェイ
旭岳ロープウェイ

ロープウェイからの眺めは素晴らしい。
空の散歩をしているようであった。

約10分で姿見駅に到着する。

「第1展望→第2展望→第3展望→第4展望→噴気口→姿見展望(旭岳5合目)→第5展望」の順に散策する。

旭平(第1展望付近)からの眺め
旭平(第1展望付近)からの眺め
旭平(第2展望付近)からの眺め
旭平(第2展望付近)からの眺め

旭岳(第2展望付近より)
旭岳と摺鉢池
旭岳と摺鉢池
旭平(第3展望付近)からの眺め
旭平(第3展望付近)からの眺め
旭岳と鏡池
旭岳と鏡池

旭平(鏡池付近)からの眺め
噴気口
噴気口

旭岳と姿見ノ池
旭岳と姿見ノ池

旭平(第5展望付近)からの眺め
旭平(第5展望付近)からの眺め

どこを見ても素晴らしい眺めである。

紅葉の頃、訪れたいものだ。

50分ほど姿見ノ池周辺の散策をし、13時発のロープウェイで旭岳山麓駅に戻る。

旭岳山麓駅のレストランで昼食をとる。

13時34分、旭岳ロープウェイ旭岳山麓駅を後にする。

道道212号線を約8km走り、13時44分、道路脇にあるガマ岩に立ち寄る。

ガマ岩
ガマ岩

13時45分、ガマ岩を後にする。

道道212号線、道道213号線を約13km走り、13時59分、あまつ岩に到着する。

あまつ岩
あまつ岩

あまつ岩から約500m走り、14時、天人峡温泉に到着する。

駐車場に車を置き、羽衣の滝、敷島の滝に向かう。

羽衣の滝に向かう途中、涙岩が視界に入る。

涙岩
涙岩

大きな岩である。

涙岩から山の方に目を向けると、見返り岩が見える。

見返り岩
見返り岩

見返り岩を眺めた後、忠別川に沿った遊歩道をしばらく歩く。

忠別川
忠別川

15分ほど歩き、羽衣の滝に到着する。

羽衣の滝
羽衣の滝

羽衣の滝は270mの高さから7段になって水が流れ落ちている。

紅葉の頃は素晴らしい眺めになるそうだ。

羽衣の滝から先は天人峡温泉からの遊歩道とは違って、岩場を登ったり、忠別川の岩場を歩く道となる。

歩きやすい服装と靴で来ることをお勧めする。

忠別川(橋上より)
忠別川(橋上より)

しばらく歩き、忠別川に架かる橋を渡る。

獣道のような道が続く。
ほどなくして、道は忠別川の岩場にぶつかる。

忠別川の岩場
忠別川の岩場

忠別川の岩場を歩く。

忠別川の岩場をしばらく歩くと、道は山の方に登りはじめる。

ほどなくして、道は山の方から降りはじめ、再び、忠別川にぶつかる。

羽衣の滝から20分ほど歩き、敷島の滝に到着する。

敷島の滝
敷島の滝

豪快な滝である。

訪れる人も少なく、秘境の滝といった感じがする。

来た道を引き返す。

30分ほど歩き、駐車場に戻る。

15時10分、天人峡温泉を後にする。

道道213号線、R237等を約34km走り、15時45分、ケンとメリーの木に到着する。

ケンとメリーの木
ケンとメリーの木

約4km走り、セブンスターの木に到着する。

セブンスターの木
セブンスターの木

駐車場の隣にある畑では農作業が行われていた。


丘の眺め

約2km走り、親子の木に到着する。

親子の木    親子の木
親子の木

約3km走り、16時10分、北西の丘展望台に到着する。

北西の丘展望台にて
北西の丘展望台にて

北西の丘展望台には多くの観光客がいた。

16時20分、北西の丘展望台を後にする。

約4km走り、16時30分、マイルドセブンの丘に到着する。

マイルドセブンの丘
マイルドセブンの丘

マイルドセブンの丘は有名な撮影スポットである。

夕焼けをバックにして撮影してみたい・・・。

16時32分、マイルドセブンの丘を後にする。

約6km走り、16時43分、ぜるぶの丘に到着する。

ぜるぶの丘
ぜるぶの丘

ぜるぶの丘にあるお店は既に閉まっていた。

16時51分、ぜるぶの丘を後にする。

R237等を約9km走り、17時5分、新栄の丘に到着する。

新栄の丘   新栄の丘
新栄の丘

初めて新栄の丘を訪れる。

素晴らしい眺めである。

17時16分、新栄の丘を後にする。

丘の道を約10km走り、17時35分、今日の宿となる「ペンションウィ」に到着する。

ペンションウィ
ペンションウィ

ペンションウィは洋室が6つしかない小さな宿(収容人数13人)である。

チェックイン後、カメラを持って出かける。

ペンション前の丘で落日を眺める。

落日の丘
落日の丘

落日を見終えた後、ペンションに戻る。

入浴後、夕食をとる。
夕食には手作りのビーフシチューが出た。

おいしかった。

暗闇の中、テーブルごとに白熱灯が灯り、雰囲気がとても良い。

時が静かに過ぎてゆく・・・。

明日は北海道最終日。

北海道最後の夜を素晴らしい宿で迎えられたことに感謝する。

22時前、虫の音を聞きながら、床につく。

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