金箔・金粉


●彫刻部分に「縁付け一号色三枚掛け金箔」使用

●石突部分に「プラチナ箔」使用



 
正面 手前 奥
左 右


石 突




金箔の種類は金・銀・道の含有率(五毛・一号色・二号色・三号色・四号色・三歩色)と、
製法の違い(縁付き箔・截切り箔)で分けられます。


五毛色というのは、あまり仏壇に使われることなく、
高級品には金箔として純度が高く良質の一号色を使います。
最近では、名古屋仏壇は1号色を使うようにはなってきましたが、
他の仏壇に使われる金箔としては、四号色程度が一般的です。


金箔合金分歩合表
五毛色
98.613 %
0.693 %
0.693 %
一号色
97.647 %
1.666 %
0.686 %
二号色
96.699 %
2.621 %
0.679 %
三号色
95.769 %
3.577 %
0.673 %
四号色
94.407 %
4.928 %
0.663 %
三歩色
75.454 %
24.545 %



●縁付け金箔
  和紙を使い伝統技法で金を伸ばす箔打ち紙を作る。
  この作業は難しく経験を必要とし、金箔の出来を左右します。
  また、断ち切り金箔とは金の伸ばし方も違い、その紙で丁寧に伸ばします。
  このような工程で、できたあがった金箔は金箔独特の美しい模様が出るのが特徴。
  仏壇の平面部分などに良く使われています。

●断ち切り金箔
  単価も安く、金箔の量産化をはかるため硫酸紙を使い金箔を伸ばします。
  縁付け金箔とは違い金箔の模様が放射線状に出るのが特徴。



また、金箔は厚さによっても種類があります

●三枚掛け
  金箔の品質等級。通常の金箔の4割増しの金の含有量を持ち、
  同じ3寸6分の金箔でも三枚掛けの方が厚みがある。
  また、品質も通常の金箔に比較して優れている。