金箔・金粉
●彫刻部分に「縁付け一号色三枚掛け金箔」使用
●石突部分に「プラチナ箔」使用
金箔の種類は金・銀・道の含有率(五毛・一号色・二号色・三号色・四号色・三歩色)と、
製法の違い(縁付き箔・截切り箔)で分けられます。
五毛色というのは、あまり仏壇に使われることなく、
高級品には金箔として純度が高く良質の一号色を使います。
最近では、名古屋仏壇は1号色を使うようにはなってきましたが、
他の仏壇に使われる金箔としては、四号色程度が一般的です。
●縁付け金箔
和紙を使い伝統技法で金を伸ばす箔打ち紙を作る。
この作業は難しく経験を必要とし、金箔の出来を左右します。
また、断ち切り金箔とは金の伸ばし方も違い、その紙で丁寧に伸ばします。
このような工程で、できたあがった金箔は金箔独特の美しい模様が出るのが特徴。
仏壇の平面部分などに良く使われています。
●断ち切り金箔
単価も安く、金箔の量産化をはかるため硫酸紙を使い金箔を伸ばします。
縁付け金箔とは違い金箔の模様が放射線状に出るのが特徴。
また、金箔は厚さによっても種類があります
●三枚掛け
金箔の品質等級。通常の金箔の4割増しの金の含有量を持ち、
同じ3寸6分の金箔でも三枚掛けの方が厚みがある。
また、品質も通常の金箔に比較して優れている。
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