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自動録画監視カメラシステム

記 2007年2月24日

会社の敷地に無断で入り、トイレをめちゃくちゃに荒らしてゆく人がいたので侵入者 を突き止めるために作成・設置していました。
一応目的も達し、侵入者も入ってこなくなったので放置してあったのですが、 今回これをリニューアルして作りなおそうと思ったので、とりあえず現状をここで まとめておこうとおもいます。

建物に設置したときに撮った写真のファイルの日付から、1998年10月ころの 作成です。

システムの全体図

システム全体図
システムの動作は次のようになっています。
  1. 赤外線焦電センサにより人を検知し、検知信号を本体に送る。
  2. 検知信号を受けて、ビデオデッキにリモコン信号[電源ON、録画開始]を送る。
  3. モジュレータ内臓カメラに電源が供給される。
  4. カメラに電源が供給されたことにより、映像信号がビデオデッキに入力される。
  5. 既定の時間録画したらカメラの電源をオフ、ビデオデッキにリモコン信号[停止、電源OFF]を送る。

各部の写真と概略

本体

自動録画監視カメラシステム本体

蓋のないケースの中に回路と電源が入っています。とても貧弱です。
本体にはメインとなる回路がはいっており、PIC12C509を中心に動作します。
焦電センサー

赤外線焦電センサユニット

秋月様の焦電センサキットをケースに入れただけの簡単なものです。
カメラ

モジュレータ内臓カメラユニット

秋月様で買った、白黒カメラユニットとRFモジュレータが入っています。

回路図

モジュレータ内臓カメラユニット

モジュレータ内臓カメラユニットと本体はテレビ用同軸ケーブル(75Ω)で 接続されています。電源(DC15V)は本体からこの同軸ケーブルを使って供給され ます。
モジュレータのコネクタはプリント基板に半田付けされていました。本体からの 直流電源電圧が基板の回路に入らないように、基板のパターンをカットしてC1 を追加してあります。
同軸ケーブルからの直流電源はL1を使って取り出し、電圧レギュレータを使って 安定化して使用しています。
U2の出力に電解コンデンサがないです。作り直すときには追加したほうがよさそうです。
R1はNTSC信号の電圧レベルを合わせるために追加したものですが、プラスの電源 に対して終端しているのは問題があるかもしれません。

赤外線焦電センサユニット

秋月様のキット製品であるため詳細の回路図は伏せています。

自動録画監視カメラシステム本体

電源:同軸ケーブルの先に接続するカメラユニットの電源(DC12V)をレギュレータで安定化 させて使いたかったので、余裕を持ってDC15Vの電源を使用しています。
センサ信号入力:Q3で受けてPIC入力ピンの内部プルアップ電流を制御するように 成っています。
SW2はテスト信号用のスイッチです。
録画時間設定:SW1で設定します。
センサ信号ON時動作:RELAY1がONしてモジュレータ内臓カメラユニットに 電源を供給するとともに、赤外線LED(D1)からビデオデッキ用のリモコン信号(電源ON、 録画開始)を送出する。
センサ信号OFF時動作:RELAY1がOFFしてモジュレータ内臓カメラユニットの 電源を遮断するとともに、赤外線LED(D1)からビデオデッキ用のリモコン信号(電源OFF )を送出する。

PICのプログラム

PICのプログラムは、当時使っていたノートパソコンのハードディスク とともに逝ってしまい、なくなってしまいました。