コマンドについて
簡易GP-IBコントローラのコマンド
コマンドには以下のルールがあります。
- ひとつのコマンド長はCR(キャリッジリターン)も含めて80文字まで。
(コマンド長で心配になるのはOUTコマンドだけ)
- コマンド名だけのコマンドはコマンド名の後にスペースやタブが入ってはいけない。
- コマンド名以外にも入力が必要なコマンド(ex;ren e)は、コマンド名の
後にひとつだけスペースまたはTABを入れること。
コマンドは以下の4種類に分類されます
- GP-IBコマンド:
- "GP-IB規格で規定されているコマンド"を発行するコマンド
- 制御・設定用コマンド:
- 簡易GP-IBコントローラの環境設定や制御に関するコマンド
(LEDの点灯や、信号線制御タイミングの調整)
- テキストデータ入出力コマンド:
- GP-IBバス上にテキストデータ(測定器固有のコマンドや、測定器から
送られてくるデータにあたる)を入出力するコマンド
- デバッグ用コマンド:
- デバッグ時にデータを書き換えるために使用したコマンド。
各モードのコマンドの扱い
ターミナルモード、ローカルモードおよびタイマーモードのいずれのモードにおいても
コマンドは同一のバッファ(BANK1のRAMメモリ)に蓄積されてから同一のサブルー
チンによって判定・実行されます。
ターミナルモードでは、パソコンからRS−232Cを介してコマンドが送信されてきます。
これをUSARTの割り込み機能によって1バイトずつバッファに格納してゆき、CR(H'0D')
が受信された時点でひとつのコマンド入力の完了と判断され、コマンド判定・実行のサブ
ルーチンに受け渡されます。
ローカルモードおよびタイマーモードでは、24LC256からコマンドを1行ずつバッファ
に読み込み、コマンド判定・実行のサブルーチンに受け渡されます。