ファイル転送モードの使い方
図のように機器を接続し、パソコンを立ち上げてハイパーターミナルを起動しておきます。
メインメニューから、3 File Transmit を選択するとファイル転送モードになり、液晶画面
、ハイパーターミナルが下図の表示になります。ハイパーターミナルに表示されるメッセージ
にしたがって、パソコンのキーボードから操作を行います。
ファイル転送時液晶画面
1:PCにデータを転送する
2:PCに設定ファイルを取り込む
3:PCから設定ファイルを送る
4:ファイル転送終了
(1-4)
ファイル転送時ハイパーターミナル画面
コマンドファイルのダウンロードは、
"3:PCから設定ファイルを送る"
を選択します。
3 ***** データ及び設定が消えてしまいます *****
***** よろしいですか?(y/n): *****
と表示されます。
今まで保存していたデータやコマンドファイルが消えてしまう旨のメッセージがハイパータ
ーミナルに表示されるので、メッセージに対しYesかNoを'Y'か'N'のキーで入力します。
'N'を押すとファイル転送メニューに戻る。
'Y'を押すと
***** 設定ファイル消去中 *****
と表示された後、数秒後に
***** テキストファイルを送信してください *****
と、ハイパーターミナルにメッセージが表示されます。
ハイパーターミナルの<転送>メニューの<テキストファイルの送信>を選択し、作成した
コマンドファイルのファイル名を入力してから"開く"ボタンを押すとテキストファイルの送信
が開始されます。簡易GP-IBコントローラでは、テキストファイルの受信が完了したら簡単な
エラーチェックが行われ、その結果がハイパーターミナルに表示されます。(エラーがあれば
エラーメッセージが表示される。エラーチェックの内容は、一行の文字数、ラベルの正当性、
ラベルの有無、ファイル全体のバイト数について行われる。各コマンドの正当性についてはロ
ーカルモード実行時にならないとチェックされない。)
エラーチェックも含めてファイルの受信が終わるとファイル転送メニューに戻り、コマンドファ
イルの転送が完了します。
ローカルモードやタイマーモードでEEPROMに保存したデータをパソコンに転送するには、
"1:PCにデータを転送する"
を選択します。
1 ***** テキストのキャプチャを実行してから *****
***** Enterを押してください *****
というメッセージが返されます。
メッセージを確認したらハイパーターミナルの<転送>メニューから<テキストのキャプチャ>
を選択し、表示されたダイアログにファイル名を入力して"開始"ボタンを押します。(転送され
てきたデータはここで入力したファイル名でテキストファイルとして保存されます。)
パソコンのキーボードのEnterキーを押すとデータの送信が始まり、ハイパーターミナルの
画面上に送られてくるデータが次々と表示されます。新しい表示がとまり、ハイパーターミナル
の画面に
***** テキストのキャプチャを停止してから *****
***** Enterを押してください *****
と表示されたら、ハイパーターミナルの<転送>メニューから<テキストのキャプチャ><停止>
を選択した後、パソコンのキーボードのEnterキーを押すと、ファイル転送メニューが再び表
示されてデータ送信は終了します。
保存したテキストファイルは、カンマ区切りのテキストデータになっているのでEXCELで開く
ことができます。
"2:PCに設定ファイルを取り込む"
は、ダウンロード済のコマンドファイルをパソコンにアップロ
ードするために使用します。手順はデータの転送と同じです。ダウンロードしてあるコマンドファ
イルの内容を確認するために使用します。