バッチファイルとは？

Windowsが世の中に広く普及しGUIになれてしまっている今日このごろ、"コマンド"でコンピュータへ命令を送れることを知らずとも生きていける。Windows世代の人々は、そんなことができることすら知らない場合が多い(かく言う私もWindows世代です)。

大量のファイルを一度に任意の名前に変えるとき、あなたならどうしますか？

方法1)一つ一つ地道にやる

がんばってください。

方法2)バッチファイルで処理する。

やり方さえ知っていればこれは便利。

バッチファイルの作り方と使い方？

ここでは任意のファイル名へ大量のファイルを変更する場合を例に説明します。

1)コマンドプロンプトの起動

スタートメニュー_プログラム_アクセサリからコマンドプロンプトを立ち上げます(Win2000,WinXP)。



*コマンドプロンプトの一覧と簡単な説明は"help"と入力してリターンキーを押すと表示されます。

2)任意のディレクトリ(パス)に移動

cd C:\Program Files　　　= cドライブの"Program Files"のフォルダに移動

cd /d e:\   = dドライブに移動

3)フォルダ内のファイル一覧(list.txt)を作成

dir /b > list.txt

4)バッチファイルの作成

list.txtをエクセル等で開き編集します。名前をかえるコマンドは、"rename 旧ファイル名 新ファイル名"です。

Excelの文字列操作関数等(Left,Right,Midなど)を使って編集し、あたらしいファイル名の一覧を作成します。



バッチファイルはこの命令を書いた拡張子.batのファイルです。C列のセルにバッチファイルの数式をいれて命令を作成します。

="rename"&" "&A1&" "&B1

下の行までこれをコピーし、C列範囲を選んでコピー、テキストエディタ(ノートパット等)を立ち上げて貼り付け。"ファイル名.bat"にしてファイルがある同一フォルダに保存。

5)バッチファイルの実行

あとはそのフォルダの"ファイル名.bat"をダブルクリックすると一気にファイル名が変更されます。