古代が、遠い昨日から ---それは、記憶の書に化石としてしか、載せられていない。 取り返しのつかない昨日に 私の前に 鮮やかに蘇る。 私のいない古代から 私のいる古代へと、還るたびに 幻の属から 人間の属へ 記憶の書が蘇る。 古代、作らねばならない人間の顔が 作られた者の向こう側に 肖像画の似姿の様に 数千年の時を経る。
私のいない古代から 私のいる古代へと、還るたびに 幻の属から 人間の属へ 記憶の書が蘇る。
古代、作らねばならない人間の顔が 作られた者の向こう側に 肖像画の似姿の様に 数千年の時を経る。