|
2003年3月31日発行(第12号) |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
■京都美山町見学会 |
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ■講演会「シックハウスの健康被害の現状とその対応」 昨年12月7日、皮膚科医師の笹川征雄氏と「シックハウスを考える会」の上原裕之氏をお招きし、シックハウスの健康被害の現状とその対応について講演していただきました。 笹川氏からは、シックハウス症候群の定義やその判断基準について話していただきました。判断基準としては、健康障害発生の確認、建築物と症状の相関性、室内空気汚染の確認、があげられましたが、子供と大人とは違いがあるように個体差もあり、季節によっても発症状況がかわるということでした。質疑では、「ホルムを除去しても臭いに敏感な人もいるので、いやな臭いを選択しないようにすることも必要。」とコメントしていただきました。 上原氏は、診療所兼自宅を新築した時に受けたハウスシック被害の体験談と、シックハウスを考える会で取り組んだ保育園の例をもとに話されました。様々な原因を解明するためには、医学、科学、建築など多岐に渡る専門家による調査が必要で、現地調査を重要視した対策を、ということを話されました。 両氏ともシックハウスを考える会で実際に取り組んで得られた知識や経験を話されましたが、「ある専門家から聞いた」「あの本に載っていた」という一般解ではなく、現場の状況をしっかりと把握することが基本だということを改めて感じました。 (山本和代) |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ■=活動紹介= シックハウス専門相談員 1.シックハウス対策専門相談 昨年10月「神戸市すまいの安心支援センター(すまいるネット)」で全国の自治体に先駆け"シックハウス対策専門相談窓口"が開設され、"健康な住まいを考える会"の有志10名が担当することになりました。すまいるネットの一般相談を受け、更に専門的助言が必要な方を対象に1時間程度の面接(予約制)でシックハウス症候群の予防と改善に向けて建築技術面での具体的なアドバイスをしています。今までのところ予想に反して相談件数が少ないのですが、2度相談を担当した澤木さんに感想をうかがいました。 「どちらのケースも相談者の不安感といった精神的な問題が大きな部分を占めており、その不安感をどう鎮めるのかという問題の重要性を痛感しました。限られた時間の中で相談者が一つでも安心でき納得できることを見つけてもらえたらとの思いでお話しするのが精一杯の状態で、後になってあれも言ってあげたらよかった、こう言ってあげるべきだったとか反省することばかりです。 世の中に氾濫する不安をかき立てるような情報、逆に危険な部分をカムフラージュした安易なCM情報などに対し、私達の立場でできる情報の整理と正しい知識の普及活動などに引き続き努力していくことの必要性と、とにかくやってみないとわからないことだらけの状態で専門相談を始めたので経験を積み重ねることの必要性を感じています。」 2.セミナー 3.学習会 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■健康な住まいを考える会 2002年度会計報告
年度末までに、会報関係およびシックハウス対策相談会議交通費、約6万円を出金の予定です。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ■「健康な住まいを考える会」の今後 今年度で、建築士会からの建築文化振興基金からの助成期限が終了し、次年度からは会の活動も資金的に自立した形で継続することになりました。年会費は今までと同じですが、事業ごとに受益者負担の参加費で清算することになります。今後も暮らしのなかでの課題を共有し、セミナーや見学会、体験学習などを経験しながら、社会へアピールしていく会として有意義な事業を計画していく予定です。現在、約120名の会員のうち、男性会員が50名程になり、事業の参加にも男性が半数を超えることが多くなりました。ハードだけでなくソフトに関することにも、世の中の関心が高まってきていることの表れではないかと思っています。一人では解決出来ない課題について問題点を探り、大切なことへの認識を深め、共有の思いを楽しく語れるような会を目指しています。今後は、活動の労力を有効に生かす為に、今までの会報を中止し、ホームページでの情報を充実する予定ですので、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。 (野崎瑠美) |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2002年10.月1日発行(第11号) |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ■セミナー「シックハウス対策の現状と課題」 健康な住まいを考える会は、8月31日(土)午後1時30分〜4時30分、神戸市すまいるネット会議室にて野池政宏氏を講師に招き、「シックハウス対策の現状と課題」と題するセミナーを開催した。参加者は35名。 野池氏の長年に亘る、綿密な調査と情報の収集、全国のあらゆる相談に応じてこられた豊富な経験、そして氏ならではの分析力と判断力によって到達された「シックハウス対策」のエッセンスを非常に分かり易く聴かせて頂いた。 明快な解は「戦前の家にする」に尽きるが、現況の改善を考える場合、建材側・建物側・医学の3つの要因を調査、総合することによって目標設定が可能になる。野池氏のシックハウス対策の「基本は建材選び」であり、「目標は化学物質過敏症を引き起こす可能性を極めて小さくすること」である。即ち、野池氏の立場は、「全て自然素材でないと駄目」というのではなく、「どこまでならOKか」を見極めることである。 その内容は・・・[大原則1]すべての建築材料のMSDSを取得 [大原則2]建築完了から入居までの期間を長く取る、濃度・臭いの確認 [具体的ポイント]@床:無塗装の無垢材を使用、塗装材・接着剤は指針値物質を含まないもの、下地合板はFc0以上 A壁・天井:仕上げには、合板・ビニルクロス・溶剤系塗料・臭いのきつい水性塗料は使わない、下地は無機系のもの(石膏ボード・珪酸カルシウム等)かFc0以上の合板 B収納・建具:フラッシュ製(合板・木質繊維板)を避けホルムアルデヒド放散量ほぼ0のものを C床下等:できる限り薬剤を避ける方法をとる D断熱材:化学物質の放散量の少ないもの 以上は、「目標」達成の為の必要条件であろう。 その他、建築基準法におけるシックハウス対策案の概要、厚生労働省の室内濃度指針値、建材に関するホルムアルデヒド放散量の規格についての実践的な説明があり、その中で、健康環境マークは全く当てにならないものであることに触れ、また、これまでの講習でも度々取り上げられた、樹脂モノマー+溶剤+添加剤という合成樹脂のしくみをより詳しく解説された。 最後に、「自然との共生・国産材の使用・健康的で耐久性の高い住まいの普及」を基本理念とした「緑の住まい(グリーンハウジング)」構想の提唱があり、シックハウスの改善、シックハウス症候群を発症させない住まい作り、という「現況打破」の姿勢から一歩踏み込み、積極的に理想の住まい作りを推進して行こうとされる氏のこれからの新たな取り組みを示された。 非常に具体的、実践的で内容の濃い話しで予定時刻を大きく上回った有意義なセミナーであった。 (長町 奈百子) |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ■講演会「実務に役立つ木構造」 去る6月29日、神戸市教育会館において稲山正弘氏による木構造の講演会が行われた。参加者72名。稲山氏は構造設計者であり、数少ない木構造のオーソリティである。接合金物を減らすために考えられた樹状立体トラスと面格子を用いた「岐阜県立森林文化アカデミー」で2002年日本建築学会賞を受賞された。木のめり込み特性を活かしたことが評価されての受賞であったが今回の講演でもそのことを強調されていた。木造軸組工法を理解するポイントは接合部である。最大耐力は部材ではなく接合部で決まり、水平変形の原因のほとんどが接合部にある。RCやS造と異なり木造の接合部は破壊する前にめり込むことによって粘り強さを発揮するのだと。 また「新・許容応力度計算法」についても言及された。耐震について構造計算で耐力評価できるようになり、従来のような耐力壁の位置や量にとらわれない設計が可能になった。ただしこれは品質管理された集成材などに限られるので、将来「機械等級製材」が壁量計算しなくていいようになれば、ムク材を用いて住宅メーカーには出来ない家づくりができるようになるという住宅設計者にとってはやり甲斐のある時代の到来を予測させるお話を聞かせていただけ、短時間ではあったが中身の濃い充実した講演であった。質問時間が削られたのが残念だったが、30分時間オーバーして終了した。 (常俊 桂子) |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ■神戸市における新築住宅の室内空気中揮発性有機化合物の実態調査 平成14年1月に完成まじかの共同住宅について室内空気中揮発性有機化合物の実態調査を神戸市環境保険研究所で実施していただきました。 今回はこちらから依頼したのではなく、神戸市の環境保健研究所に協力する形で実施されました。 建物はRC造で実施した部屋は40uくらいのワンルームです。 室内の仕上材は床無垢材フローリングに植物性塗料(オスモカラー)を塗り、幅木も同じく木製で植物性塗料(オスモカラー)、壁と天井材は石膏ボードに水性エマルジョンペイントの施工でした。 健康住宅にこだわって化学物質をできるだけおさえた材料を採用したつもりだったので揮発性有機化合物の量は暫定目標値以下になる事はまちがいないだろうと、たかをくくっていたのに測定結果は暫定目標値を少しオーバーしていました。 検出された揮発性有機化合物はエステル類とテレペン類が大半を占めていました。 健康住宅をつくったつもりがそうでなかった事がショックだったので、野池さんにお聞きしたところ完成間じかの建物でこの量は立派な建物ですといっていただけたのでほっとしています。 暫定目標値は完成前と完成後1ヶ月では随分違いがありそうです。 しかし完成してからは調査していないので暫定目標値からどのくらい下がっているかわかりません。今回の調査した新築5軒のうち、3軒は暫定目標値を超えていました。特にそのうちの、2軒は暫定目標値の3.5倍、3.8倍の値を示しています。 新築5軒のうちの残りの2軒については一軒が暫定目標値ぎりぎりの値、一軒は低濃度でした。既築のうち築8ヶ月の住宅については暫定目標値のほぼ半分の値でした。築3年及び10年の住宅については低濃度でした。 この結果、築後1ヶ月以内の住居では室内空気で厚生労働省のTVOC目標暫定値400μg/m3を超えるところはかなり多いと推定されます。 (担当y) |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ■このような材料を使ってみました?! 住宅のベランダの手摺をヒノキの無垢材を使い防腐剤として柿渋ペイント(トミヤマ)外部用を使ってみました。 当初の予想としてヒノキは吸い込みがまばらで色むらがでるんではないかと思っていましたが木肌色を使ってみたところほとんど色むらは出来ませんでした。 |
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 2002年3月31日発行(第10号) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ■セミナー「住まいづりのための建材の選び方」 去る2月9日、東京のリビングデザインセンター、OZONE情報バンクの田頭啓子氏にシックハウスにならないための建材選びについて講演をして戴き、52名の参加がありました。OZONE情報バンク「室内環境ラボ」は東京ガスの100%出資で4年半前に開設され、400アイテムの建材の展示やアドバイスを中立の立場で行っています。この膨大な情報は3名の選任スタッフで集められ、ホームページ(http://www.OZONE.co.jp/) で取り出す事が出来ます。建材についてはMSDS(製品安全データシート)の提出をメーカーに求め、66化学物質の情報チェックをしています。まもなく建築基準法でホルムアルデヒドの量が規制されます。そうなると製品は公に近い機関でホルムアルデヒドを計測してラベリングする事が義務付けられます。以下の建材について、選ぶときのチェックポイントを聞きました。@壁紙 A塗料 B左官材 Cフローリンク ゙D畳 Eコルクタイル F天然リノリウム G天然ゴムOZONEのホームページでかなりの情報が得られますが、実物を手に取り確認するためにも、関西圏にこの様な情報バンクが必要です。共同出資で実現することを期待します。 (木本和子)
|
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ■西宮の「草志舎」で懇談会 昨年12月20日(土)西宮北口にある「草志舎」の見学をかねて、懇親会を開催、25名という多くの参加を得ました。「草志舎」は、阪神大震災を体験したオーナーの清水彬久さんが思うところあって、やさしい文化の発信基地として自分の土地に建てられた民家の味わいを生かした建物で、自然保護活動等の活動拠点にもなっています。最初にオーナーの清水さんから「草志舎」をつくった思いや活動の様子を聞いた後、「囲炉裏」を囲んで参加者全員が順次発言する機会を持ちました。自己紹介をかねて、近況やいろいろな体験、健康な住まいを考える会への期待など身近なことからちょっと遠大なことまで様々な話題が飛び出し、つい時間の経つのを忘れるほどでした。お昼も過ぎ、このあと近くの「花ゆう」というこぢんまりした和食のお店で昼食会となりました。多くの参加者のため、袖がすり切れるぐらい寄り合って、食べたり話をしたりで楽しく昼食会も終わりました。阪神文化圏のスポットを垣間見ながらの有意義な建すま懇談会でありました。 (垂水英司) |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ■Hyogoフォレストツーリズモ開催報告 10月20日、兵庫県立丹波年輪の里主催・当会共催でフォレストツーリズモが開催されました。今回は恒例の山林での体験実習に加え、山崎町の県立森林・林業技術センターで県産スギ材の実大強度試験を見学しました。当日の供試体には事前に会員に募集した案の中から、垂水百合子さんの提案された、特にリフォーム時の梁の補強方法として考えられるスギ角材と平材の両側面に合板を接着剤で張り合わせたものが採用されました。実験の結果、補強角材は、補強しないものに比べ最大せん断荷重・ヤング係数ともに高い値となりました。一方、平材についてはあまり差がありませんでした。合板での補強はある程度有効であることが判明しましたが、補強方法を工夫すればさらに効果が期待できると思われます。 毎年主催者には大変なお世話になり、貴重な体験をする機会を与えられることに感謝すると共に、県産材を利用した健康なすまいつくりを今後も積極的にすすめる大切さを改めて感じました。 (正木恵子) |
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 2001年10月1日発行(第9号) | |
| ■シックハウス対策学習会開かれる 6月23日・30日、中央区サンパル内の神戸市すまいるネット会議室において、健康住宅の達人・野池政宏氏を講師に招き、シックハウス対策学習会が開かれた。会場は二日間とも満員で、建築関係者のみならず一般の市民からも多数の参加があり、このテーマへの関心の高さがうかがわれた。彼の話は、参加者の興味を引き出す要点を心得、わかりやすく有意義なものであった。 この時期、私はある木造住宅の設計を進めており、特に土台まわりのシロアリ対策に悩んでいた。野池氏の話では、まずシロアリの性質を知ることが重要だとのこと。建築の工夫として@雨漏り・水漏れを・結露の発生を防ぐ。A断熱材等シロアリが好むものを土壌面にくっつけない。Bシロアリが好まない木材を使う。Cベタ基礎にする。D基礎は出来るだけ高くする。E風通しをよくする。F床下に人が入れるようにしておく。そして何より大切なことは、年1回程度は床下の点検を行うことで、野池氏は数年前からこの点検の仕事をしているそうだ。問題解決、これで行こう。後は定期点検を彼に頼むことにしよう。 この学習会で使用されたテキストは、「建築知識2001年3月号の特集‐シックハウス[完全対策]バイブル‐」で、主として野池氏がまとめられたものである。内容は、室内化学物質汚染の現状・各省庁の対策への取り組み・シックハウス対策建材の選定から、実践編まで多岐にわたっている。ユニークなのは、使用する建材の安全性を調べるためにホルムアルデヒド等含有の有無をメーカーへの質問シートとして載せてある。ぜひ、バックナンバーを取り寄せて一読されることをおすすめする。 (SD設計室 佐古誠司)
|
![]() |
| ■「やわらかな住まい」―まちなかモデルハウスとして― この住宅は、神戸市の復興記念事業「すまい・まちづくりフェア」の事業の一環で、「まちなみに配慮された住宅群コンペ」の最優秀作品として選ばれ、5棟のまとまりのうち1棟を建設会社がモデルハウスとして実際に建設し希望者に分譲するという計画のもとに建てられたものです。阪神淡路大震災後、現在も空き地になっている長田区の民有地に「まちなかモデルハウス」を建設することで、地域の活性化を計ろうとしています。 このコンペでは、日本の長い歴史の中で続いてきた民家を見直し、現代の住まいに求められる安全性と快適性を確保した構造とプランの3階建て木造住宅を提案。断熱性の高い瓦、循環する資源としての木材、調湿作用のある土塗り壁、土間空間を利用した太陽熱を取り入れるためのパッシブソーラーのしくみ、空気の流れを調節する建具や室内バルコニーの配置、防火と構造強化のための「うだつ」など、日本の伝統のなかで工夫されてきた要素を採り入れています。構造上、柱のスパンをグリッドに構成しており、窓割りやうだつなどがリズム感のあるデザインとなるよう工夫しています。地域性を考慮して路地空間を屋内に取り込み、玄関からの広い土間空間は近所の人がそのまま入ってきてお喋りできる交流の場となることを意図したものです。屋内は構造体である杉の柱と梁をあらわしで見せ、床、壁、天井は杉板としっくい塗りのみのシンプルな仕上げとし、断熱性に優れたセルロースファイバーの吹き込みやペアガラスサッシなどで居住性を高めています。健康と環境に配慮した住まいを造ることを目指してきましたが、まちなかの狭小宅地での心地良い木造住宅を新民家として提案でき、見直される機会を得たことは大きな喜びです。 (遊空間工房 野崎瑠美) |
![]() |
| 2001年3月31日発行(第8号) | |
| ■自宅改修でまさかのホルムアルデヒド・・・・・
F1ベニヤ過信 昨年の夏、木造2階建て築後32年の自宅を全面改修しました。今まで、この会で学んだことを実施するいい機会ではありましたが、突然の工事着工という事態に始まり、図面が先か施工が先かの状態で工事が進行、少々悔いの残る結果となりました。 当然のこと、主たる部屋の内装は、健康に配慮した材料を選び、床、天井とも無垢の木、壁は珪藻土入り漆喰という自然素材を十分取り入れたつもりです。ところが、主たる部屋以外の1、2階の納戸・便所の壁、書斎の壁紙下地、オープン棚の背面の壁などにF1ベニヤを使用したために、完成時(10月中旬)に測定すると基準値の0.08PPm前後のホルムアルデヒドが出てしまいました。 @内装材には木を多く使いたいため、木調に近いベニヤでコストを下げる A壁紙下地はプラスターボードよりベニヤの方が釘がきくし、壁紙の貼り替えも容易 といった理由でJASで決められたホルムアルデヒド放散量の最も少ないF1ベニヤを使いました。F1を過信して安易に使った結果、使用面積が問題でした。F1といえどもホルムアルデヒドがゼロではないので、使用量は極力少なくするべきだったのです。ベニヤは建具や家具にもよく使われる便利な材料ですが、やはり使用量には注意が必要です。対策としては、ベニヤの上に「チャフウォール」というホタテ貝殻を原料とする塗料を自分で塗り、ホルムアルデヒドを半減させました。 この失敗以外は概ね、思い通りとなり、時間の経過と共にホルムアルデヒドも気にならなく、まずは快適に過ごしています。 ※ JAS改正(昨年5月)により、従来のF1は現在FcOとなっています。従来のF1とまぎらわしいFc1は、F1より放散量が多いので間違わないようにご注意を! (垂水百合子) ■手漉き和紙の強さと美しさの秘密を知った『名塩のセミナー』 ■「すまいるネット」でシックハウス対策の情報交換 ■竹中大工道具館見学と情報交換会 |
|
| 2000年10月1日発行(第7号) |
|
|
■居心地のいい建築をめざして ■神戸市すまいの安心支援センター“すまいるネット”がオープン |
|
| 2000年3月31日発行(第6号) | |
|
■「久住章氏ゲストハウス」見学会&左官講習会 報告 ■フォレストツーリズモに参加して |
|
| 1999年10月1日発行(第5号) | |
|
■環境と共生するOak Villageを訪ねました! ■久住章氏と淡路東浦町のゲストハウス紹介 |
|
| 1999年3月30日発行(第4号) | |
|
■住宅見学会の報告 ■第1回電磁波セミナーに参加して |
|
| 1998年9月30日発行(第3号) | |
| ■塗装実習で大いにもりあがった材料セミナー 1998年6月27日(土)神戸市教育会館で、材料セミナーの2回目「自然塗装について」を開催、33名の方に参加していただきました。 長く柿渋の研究をしてこられたトミヤマの吉村幸一氏と、ドイツの自然塗料輸入代理店エコリビングの加藤道夫氏に製品の説明をしていただき、その後各自で木切れに刷毛で塗料を塗って実習しました。 柿渋は日本古来の天然塗料ですが、最近再び注目されています。原液は強い臭いのするワイン色の液体。水で2〜3倍に薄めそのまま塗ったり、紅殻を混ぜて赤、黄、黒の色つけをしたり・・・。木切れに4〜5色の縞模様をきれいに塗り分けている人もいました。 ドイツの自然塗料アウロは、原料が植物性油脂(亜麻仁油など)や溶剤、天然色素など100%天然のもので作られています。用途によって油性、水性、ワックス、木材保護材など多くの種類がある中で、透明で甘い香りのする油性塗料を塗りました。 いずれの塗料も木の生地を生かし、木の呼吸を妨げない自然塗料のよさ、安全で誰でも手軽に塗ってメンテできるよさなどを楽しく体験することができました。 |
|
| 1998年3月25日発行(第2号) |
|
|
(1)健康住宅研究会の誕生 |
|
| 1997年10月31日発行(第1号) | |
| 準備中です。 | |
≫戻る