4章 走り屋
走る為にするべきことがあるハズです...
「走り屋のイメージ」
皆さんはどう思いますか?
少し認識している人からすれば、「峠やサーキットを走りまくる車やバイクの事」をイメージするでしょう。
全く知らない人からすれば、「ただのうるさい連中」なんて思われているかもしれませんね(^^;
走り屋である皆さんは、殆どの人は峠又はサーキットで走行すると思うのですが、
練習などの為にそれらの「練習場所」に行く際に、公道を走りますよね?
で、少なくとも峠に関しては、そこも公道なわけです。
つまり、公道上では走り屋も「通行人」の1人に過ぎないのですよ。
皆さんの中で、改造車・スポーツ車は特別だと思っている人いませんか?
勝手に優越感・満足感に浸るのは結構なのですが、
公道にて一般者を煽ったり、サクサクサクサク追い越したり、信号ダッシュしたりなど、
一般のマナーに反する行いをしてはいないでしょうか?
皆さんもご存知だとは思いますが、
そんな輩が走り屋を自称するが故に、走り屋のイメージは低下する一方なのです。
皆さんがもしも「走り屋」を自称するならば、
最低限のマナーだけでも守ってくださいね、絶対に。
特に峠を走っている人ですが、
峠を走っている人間の中に、そこが公道であることを完全に忘れて、
「自分用サーキット」扱いしている人間が多数存在します。残念ながら。
休憩所で集まったりしているうちはまだ良いです。
ところが、ある程度の時間になったら、まだ一般車が走っているにもかかわらず、攻めだす。
一般車がいたら、「おまえが避けろ」と言わんがばかりに幅寄せやパッシング。
で、一般車が避けたら当然の如く、ハザードも出さずに猛スピードで追い越して去っていく。
仲間が集まってきたら追いかけっこまで始めてしまう。
そして挙句の果てにはタコって事故り、最悪の場合ドライバーの首が飛ぶ...
そしていっつも休憩所の周辺はゴミだらけ。
そんなんじゃどうあっても良くは見てもらえませんね。
すぐに警察に目をつけられ、キャッツアイやポール君などの加工が施されて、
そのスポットは潰されてしまいます。
実際に、全国でこのような流れにより「走り屋の生き場所」である峠が潰されているのです。
でも良く考えてください。
それらの原因はすべて走り屋本人にあるのです。
場所も安全もマナーも考えない輩が、自らの居場所をなくしてしまっているのです。
で、走り屋が走り屋としてまずするべきことは、
「公道では一般車の視点を持つ」ことです。
自分自身が一般車になり、マナーの悪い走り屋などの「悪い点」を分析して、
「走り屋のイメージ向上」の為に、自分が行うべきことを常日頃考える習慣を持つべきなのです。
速ければ偉いのはプロの世界だけです。
本当の走り屋は、技術はもちろん、高いモラルを持ち合わせているものなのです。
今一度、自分のことを見つめなおしてみてくださいね。
それではまた...
(2006/3/16)