1章:ドラポジ

姿勢が大切です


運転する際にみなさんはどんな姿勢で運転していますか?

「運転の姿勢」、つまりドライビングポジション(ドラポジ)は、人によって結構クセがあったりします。
また、その人に合ったものもあります。


ですが、速く走る為には基本的に正しい姿勢で運転しなくてはいけません。

なぜか?と言いますと、
どんなスポーツにも様々な「フォーム」「構え」が存在します。
そのフォームや構えは、それらの競技に必要な運動・動作を行う為に考え出された理想的な形なのです。

しかし、誤ったフォームや構えで行うと、競技者は余計な労力を要するようになるのです。


で、車の運転におけるそれらが、「ドラポジ」なのです。


姿勢(ドラポジ)に関しては自動車教習所で、まず最初に教えてもらう事です。
ただ、「走る為のドラポジ」とは少し異なります。

KEVINの実際のドラポジはこうです。

絵が下手で申し訳ありません( ̄▽ ̄;


図1の通りに解説しますと、

・シート
体格にもよりますが、大体30度程度傾けます。
そして、シートの折れ目に深く腰を密着させましょう。
このことによって、体が固定されて、車の挙動が感じやすくなります。
感覚的には、全体的にすこし窮屈に感じる程度です。
これは、肘を適度に曲げる為に必要ですし、集中力を持続する為にも必要だと思います。


・顔、目線
真っ直ぐ30メートル程度前を見ます。


・肘(ひじ)
大体30度程度曲げます。
このことによって、素早いハンドル操作や手の移動を行います。
まっすぐ伸ばしての運転は止めましょう。曲げすぎも駄目です。


・膝(ひざ)
左足はクラッチを踏み込んでもすこし曲がっている程度。
右足はそれに順じる形になります。
教習所では、「左足はクラッチ踏んで伸びるくらいに」と習うと思いますが、
素早いペダル操作を行う為には、それでは足を釣ります(汗)


以上のポイントを踏まえ、次にハンドルの持ち方です。

ハンドルの持ち方は基本的に「9時15分」です。
図にしました。

またまた絵が下手で申し訳ありません(滝汗


図2のような感じで、時計の針で「9時15分」の長針短針の場所ですので、そのように呼びます。

ただ、ハンドルは決して強く握らないようにしてください。
強く握ってしまうと、車の挙動次第では怪我する場合もあります(これ本当)。
また、強く握ると肩に力が入ってしまいます。これは良くありません。

ハンドルを持つ力的には「マグカップを持つ程度」の力が丁度良いです。(それよりやや強くてもOK)




大体の基本的なドラポジはこのような感じです。

ただ、体格の個人差もありますし、ドリフトだけするような人にとっては窮屈かもしれません。

ですが、毎日このような姿勢で運転すればすぐ慣れますし、
意外に窮屈でもないと感じるようになります。

必要なのは毎日意識して姿勢作りをすることでしょう。
運転を始めるときにこのことは頭に入れて置いてくださいね♪

それではまた...
(2006/5/4)


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