第二段階 1時間目
「安全運転とは言うけれど」


安全運転って何なのでしょうかね?


今回は第二段階ということで、
「初心者マークの運転術」に続き、公道でのKEVIN的心得などを書いていこうと思います。

1時間目は「安全運転」に関してです。



公道で車両を運転する場合、「安全運転しろ」とは誰もが言いますよね。
もちろん自転車レベルから大型レベルまで、程度の差はありますが、
まず1にも2にもに安全運転です。
正直耳に何かが出来てしまうくらい、よく聞く言葉です( ̄▽ ̄;

では、その「安全運転」とは何なのでしょうかね?

そもそも、安全とは何か。

安全− 危害または損傷・損害を受けるおそれのないこと。危険がなく安心なさま。
まぁ辞書を引くとこんなところです。
公道での「危害」、それは「事故」でしょう。

安全な運転、つまり、事故の無い状態で運転する為にはどうすれば良いのか?

まず、当たり前ですが、最低限のルールを守る。
それは、「道路交通法」であったり「道路標識」であったりです。

これを守らなければ、いずれは警察の方にお世話になる破目になると思います。遵守しましょう。
これだけ守っていて事故がなければ話は簡単なのですが、
問題は最低限より上の話なのです。


もし、貴方は「自分は完璧にルールを守っているし、注意力もあるから安心だ」と思っているのでしたら、
少し考え直す必要があるかもしれません。

なぜなら公道には必ず「不確定要素」が存在するからです。
それはつまり、人・車・天候等です。

そして、残念ながらそれらの不確定要素達が、
全員ルールを守っているわけではないから事故は必ず起こるのです。

「もらい事故」なんていうのは最たる例なのですが、
「周りの危険な運転や、歩行者の急な飛び出しの為に、それを避けようとして電柱にぶつかった」
なんて例も決して珍しくありません。
「悲惨な事故を引き起こす原因となった張本人は無事」なんて事が往々としてあるのです。

では、そのような目に遭わないようするためにはどうすれば良いのか。

そこで登場するのが、最近よく言われる「予防運転」なのです。「かもしれない運転」なんて言われ方もします。

皆さんは、自動車の教習で「危険予測」なんて事しましたよね?
あれがズバリそうなのです。

例えば、前に車がいた場合には、「きっと直進で行ってくれる」ではなく、
「急に左折したり停車するかもしれない」と考えた方が、
もし本当にその事態が起きた際に対処しやすい、ということなのです。

つまり、先に起こる事態に対して常に「悲観的予測」を行うべきなのです。
時に最悪の事態も想定しながら運転する必要もあります。

「二輪車は突然横転するかもしれない」「車の陰から子供が飛び出すかも」
「隣の車線の車が急に割り込んでくるかも」等、あらかじめ予測しておき、対処する。
これが「予防運転」です。


ただ、それほど注意を払ったとしても、事故にあう確率がゼロというわけではありません。
ですが、限りなくゼロに近づけることは可能です。


皆さんも「予防運転」を実施し、事故の無い運転を目指しましょう。


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