信州の桜の名所散策

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2006年4月14日(金)
信州の桜を求めて(その1)
桜を求めて、春爛漫の上越、信州を旅した。
今年の桜は、4月に入ってからの低温の影響で開花が遅れ一部を除き3分咲き程度で、桜を満喫できる状況ではなかった。
又、春霞が立ちこめきれいな写真が撮れず残念だった。

★★★妙義神社★★★
妙義神社は、奇岩と怪石で名高い妙義山の主峰、白雲山の東山麓にあり 、創建は「宣化天皇の二年(今から1500余年前)に鎮祭せり」とあり、徳川家にも広く信仰されていた。樹齢200年のしだれ桜、右近の桜が有名。

★★★上田城★★★
天正11年(1583年)に築城され、戦国時代に勇名を馳せて真田昌幸・幸村親子の居城であり、徳川家を二度にわたり退けた戦歴のある名城と して知られている。
本丸跡、堀周辺に植えられている千本桜が有名。

★★★更埴・杏の里★★★
春おそい信州に桜より一足さきにひらく、日本一の杏の里。上平展望台からは一目10万本と言われる杏の花を見ることが出来る。

★★★高田城★★★
慶長15年、福島城主となった松平忠輝によって築城された。築城の理由は加賀の前田、出羽の上杉に対抗するためで、石垣を構築せず、天守閣もない平城として有名。
高田城の桜は、明治42年13師団の設置を記念して在郷軍人会の手によって植えられ、現在公園内には3400本の桜が植えられている。日本の3大夜桜の名所でもある。

宿泊は志賀高原発哺温泉 ゲレンデには雪があり5月連休までスキー可能
   
妙義神社・しだれ桜
上田城
更埴・杏の里
高田城
2006年4月15日(土)
信州の桜を求めて(その2)

★★★善光寺★★★
「牛に引かれて善光寺参り」で有名な信州随一の名刹善光寺をお参りした。宗派を定めないので多くの人々に信仰されてきたが、私には初めてのお参りとなった。修復中の山門をくぐり本堂へ。本堂下の真っ暗闇の通路を手探りで歩き、極楽浄土への錠前に振れる「お戒壇巡り」を体験し、家族の安泰を祈念した。

★★★高遠城★★★
高遠城は、天正16年(1547年)諏訪氏一門の高遠頼継により築城されたが、天正14年武田信玄に攻められ、その後武田氏の重要な軍事拠点として織田氏からの甲斐侵攻の最終防衛基地の役割を担ったが、1582年織田信忠の攻めにあい落城した。その後,江戸時代になると高遠藩の藩庁となり明治維新を迎える。
高遠のコヒガンザクラは「天下第一の桜」と称され明治8年頃から植樹され樹齢100年を超えるものもある。城内には1500本の桜が咲き乱れ、雪景色の中央アルプスとの調和は見事である。(残念ながら今回はいい写真は撮れなかった。)また、西側斜面は2分咲き程度であったが満開の時には空に浮かび上がるような大パノラマを見ることが出来そうである。次回、満開の時に来てみたいものである。
江島生島事件の生島が流刑となり、囚われの身で生涯を過ごした地でもある。
帰途一宮の桃源郷で見事な桃の花を眺めることが出来た。
善光寺
高遠城
一宮の桃の花