前ページへ

2006年4月6日(木)
熊野古道散策(高野山)
関西国際空港、阪和自動車道、根来街道経由、途中根来寺(根来衆と呼ばれる僧衆1万余の軍司集団で有名)の満開の桜を車窓から眺めながら高野山・金剛峰寺に入る。金剛三昧院(北条政子が夫源頼朝菩提のために創建)で精進料理の遅い昼食を済ませ、国宝多宝塔みる。
高野山は大師 空海が、弘仁7年(西暦816年)に真言密教の根本道場として開山し、宗派を問わず日本国内だけでなく世界の多くの人々が、心の安らぎを求め参拝している。
境内は樹齢500年を越す鬱蒼とした杉の巨木に覆われ、秀吉や前田恒長など大名家のお墓の他、驚くことに最近信長の墓までが発見されたとのこと、宗派を問わず愛されている高野山を垣間見ることが出来た。また、奥の院は空海が生前に自ら墓所と定めた場所で神聖な雰囲気を漂わせている。
帰りは竜神スカイラインを経て白浜温泉に宿を取る。途中スカイタワーで雲海の写真が撮れれば最高でした。白浜海岸の砂はまさに名のとうり真っ白でした。
多宝塔
奥の院を望む
2006年4月7日(金)
熊野古道散策(熊野本宮大社他)
午前中は発心門王子から、途中水呑王子、伏拝王子、祓所王子を経て熊野本宮大社までの約7kmの熊野古道を歩く。
熊野本宮大社はかっては「熊野座神社」と呼ばれた神社で、熊野三山の中心的存在で、全国3000社以上在る熊野神社の総本宮である。
午後はジェット船で瀞八丁巡りをした。瀞八丁は熊野川町の玉置口から奈良県と十津川田戸までの約1.2kmの渓谷を指し高さ40〜50mの岸壁がそそり立つ変化に富んだ美しい渓谷美が見事である。この時期はヤマザクラ、ツツジが新緑に映えていた。
帰途、熊野川河口近くに鎮座する熊野三山の一つ熊野速玉神社に参拝し、勝浦温泉に今夜の宿をとった。
熊野古道
熊野本宮大社
2006年4月8日(土)
熊野古道散策(那智大社)
午前、那智大滝を見学後、熊野那智大社に参拝する。名瀑百選の一つ那智大滝は落差133mの日本一の直瀑であり、水量も多く素晴らしいたきである。(今回の旅行で一番のパノラマ写真が撮れた) 滝の落ち口は岩盤に3つの切れ目があり、3本になって滝が落ちることから「三筋の滝」とも言われている。
熊野那智大社はこの那智大滝を神とする自然崇拝からおこった神社と言われている。
那智大社からは熊野古道の一部大門坂を20分ほど下り本州最南端の潮岬へと向かった。当日は強風が吹き荒れ楽しみにしていた360°パノラマ写真の撮影は上手くいかなかった。
その後、奇岩・名称として名高い橋杭岩(泥岩層の間に火成活動により石英班岩が貫入したもの、弘法大使によってたてられたという伝説がある)、高さ50mにおよぶ岩の壁、平安時代に力を誇った熊野水軍の隠し洞窟、千畳敷海岸などを見た跡白浜空港を経て羽田に戻った。
那智大社から那智大滝
大門坂