立山・黒部アルペンルートの旅

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2006年7月26日(水)
立山アルペンルートの旅(黒部渓谷)
 今回の旅は、立山称名滝と弥陀ヶ原や室堂の高山植物を観察するために計画したが、生憎の長雨の後遺症のため称名の滝は途中通行止め、高山植物は霧のため見ることが出来ず残念な旅に終わった。
 初日は、宇奈月からトロッコ電車に乗り深緑を眺めながらの黒部渓谷をさかのぼったが、渓谷の水の美しさも濁流のため以前行ったときの感動も得られず次回紅葉の美しいときに残しておくことにした。
 宿泊は立山山嶺温泉にあるヒュッテにとったが、この宿は家族だけで運営され、ご主人の暖かい接客とご主人を支えておられるママさん、3人のお嬢さんのもてなしに長時間のバス旅行の疲れが癒された。食事も一流ホテルにはない工夫を凝らした家庭料理で満足のいく物であった。
 また、露天風呂も規模は小さいが夜空を眺めながらの入浴はどんなものか想像をかき立てられた。
  湯宿ホワイトベル    ホワイトベルのママさん   鐘釣の万年雪
  
黒部渓谷トロッコ電車
渓谷に浮かぶ発電所
2006年7月27日(木)
立山アルペンルートの旅(立山アルペンルート)
 生憎朝から雨模様の天気でしかも濃いガスがかかり、立山の大自然を堪能することは諦めざるを得なかった。
 立山山嶺駅からケーブルカーで美女平へ立山高原バス、トロリーバス、ロープウエー、ケーブルカー、トロリーバスを乗り継ぎ(下図参照)長野県側の扇沢へと出る。
 途中道路から見えるはずの称名滝も霧の中、弥陀ヶ原の高山植物も霧の中、途中樹齢1000年を越すと言われる立山杉やブナの原生林を車窓から眺めるだけの旅になってしまった。
 室堂も、視界50m程の霧の中であったが中学生の団体が尾山に登っていた。標高差500mほどの登山であるがルートを間違えないよう祈りながら霧中の室堂平を30分ほど散策した。
 室堂からトロリーバスに乗り大観望へ、ここでは晴れていれば後ろ立山連峰の大パノラマが見れるがこの日は駄目、またロープウエーからの空中散策も霧のためダメ、唯一黒部平は霧が晴れニッコウキスゲなどの群生を楽しんでいたところ、山の管理をしている方と出会い数十種類の高山植物(高山植物の写真集参照)を教えていただき今回の旅の半分ぐらいの目的を果たすことが出来た。
 黒部平からはケーブルで黒四に下りダム周辺を散策、このころから霧も晴れダムの全貌を見ることが出来た。黒部ダムは高さ186m、堤長492mでアーチ式ダムでは日本一を誇り、世界でもトップクラスのダムである。513億円の巨費と7年の歳月をかけた世紀の難工事であり、延べ1千万人を超える人々が工事に携わったと言われている(NHKプロジェクトX 厳冬 黒四ダムに望む)。当日は、丁度放流していて水の噴煙は100mを越し放流による虹まで出来ていた。
 今回の旅は、残念ながら天候に恵まれなかったので秋の紅葉の時期、、春の新緑の時期に再度訪れたいものある。


      立山・黒部アルペンルート                     黒四ダムの放流
   
称名滝(パンフレットより)
  
みくりが池と立山(同上)
立山ロープウエー(同上)