| 旧い誘拐ミステリ読書履歴 |
| 著者 | 作品名 | 出版社 |
| G・アイルズ | 24時間 | 講談社文庫 |
| 被害者が小児糖尿病。読んだのは二度目。読ませる。最後に到って安直な感じ。 | ||
| ウォーレン・アドラー | 我々は大統領を人質にしている | サンケイ文庫 |
| 誘拐ミステリとしては出色。ただし、瑣末な登場人物が多い。 | ||
| ポール・カースン | 冷酷 | 二見文庫 |
| 嵌め殺しのガラス窓枠を溶かして侵入。そこには警報装置が設置されていない。登場人物の特徴描き分けが不足。どんな人物か思い描けない。描写をもっと圧縮すべき。捜査過程で主役に多くを語らせ、脇役に匿名性を持たせているので読み易い。厳密な意味では誘拐ミステリではない。 | ||
| パトリシア・カーロン | 沈黙の代償 | 扶桑社ミステリー |
| ジョン・クリアリー | 法王の身代金 | 角川文庫 |
| 法王庁へ身代金要求 | ||
| アンドルー・クロフツ | 英国プリンス誘拐 | 早川文庫 |
| 誰が何をしようとしているのかテーマが見えてこない。著者は、どういう描写がどんな効果をもたらすか一向に関知していない。地の文が多過ぎてサスペンスがただの情景描写に終わっている。凡庸な会話の羅列。消化不良。 | ||
| ジェリー・ケニーリー | 誘拐指令 | 講談社文庫 |
| 2006/01/22読了 | 昨年12月半ばから読み始めて、本日、目出度く読了しました。 事ほどさように、集中力を持続させることが難しい作品ということです。忍耐力のない人には勧められません。結末を知りたくて、一気に読み通すという作品ではありません。確かに、実業家の誘拐を扱ってはいますが、こんな大作にしなくても、書き様はあったと思われます。 これが、この著者の本邦初翻訳作品だそうですが、管理人は、次作品に手を出すことに二の足を踏みますね。 |
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| リチャード・ジェサップ | 摩天楼の身代金 | 文春文庫 |
| キャスリーン・ジョージ | 誘拐工場 | 新潮文庫 |
| 幼児が誘拐される。子供を欲しがっている夫婦への斡旋。ストーリイは淡白。ただし、登場人物が良く描かれている。読ませる作品。ただ、私とは違う。 | ||
| S・スミス | シンプル・プラン | 扶桑社ミステリー文庫 |
| マーク・ダニエル | 強襲 | 新潮文庫 |
| ストーリイに重要でない人物が多すぎる。瑣末な会話で展開を遅くしている。その瑣末な会話を除去すれば、もっと読みやすくなるだろう。 | ||
| R・D・ツィマーマン | 赤ん坊が消えた | ハヤカワ文庫 |
| カルト宗教、ホモ、レズ、そして古典的な血液型の組み合わせ。血液型のエンディングが先にあり、という典型。それに併せて、子供の誘拐を設定している。常識で解決可能な問題設定で、わざわざミステリ仕立てにするほどの題材ではない。 | ||
| ボストン・テラン | 神は銃弾 | 文春文庫 |
| 単純なストーリイ。評論家の評価が高い本。つまり、評論家を喜ばせる本。私はそれほど評価はしない。ことに前半は分かりづらさが一杯だった。 | ||
| ピーター・ドリスコル | 大誘拐 | 講談社文庫 |
| 香港島の地下トンネル使用。 | ||
| ルシアン・ネイハム | シャドー81 | 新潮文庫 |
| 1989/09/23読了 | 管理人の印象に残るミステリのひとつ。必読。冒険小説。 1977年、「第一回週刊文春ミステリーベスト10」の第一位作品。 管理人は左記の期日に読み終えています。そのときの印象は、絶対にもう一度読むべきだ、という強烈なものでした。 |
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| ロバート・B・パーカー | 誘拐 | ハヤカワ・ミステリ |
| 2007年9月13日、書庫の中からハードカヴァーを見つけ、都合二冊を所有しています。読了は1991年1月15日。 | ||
| アルジーン・ハーメッツ | 痕跡 | 講談社文庫 |
| 誘拐ミステリとしては異色。サスペンスを表現するなら選択できない細密描写。身代金目的誘拐ではない。文章が整理しきれていない。終盤で話題にされる部分(デイビッドが犯人の隙を見て逃げ出すか、誰かに救いを求める)が、最初に扱われていれば、この作品は成立しない。 | ||
| リンダ・ハワード | 悲しみにさようなら | 二見文庫 |
| '05/4/30読了 | 一ヶ月ほどかけて漸く読み終えた。それだけ前半が退屈だったということ。後半の三分の一で本領発揮といったところ。誘拐が題材ではあるけれども、それは、ただそれだけ。自分の生まれたばかりの子供を十年間執念深く探索するという話。トリックもどんでん返しもないという退屈なもの。 誘拐された子供を探し回るという題材なら本邦にも600年前に存在している。能の「隅田川」が、それである。 |
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| エリザベス・フェラーズ | 猿来たりなば | 創元推理文庫 |
| 1998年週刊文春傑作ミステリーベスト10 第三位。 | ||
| ビル・プロンジーニ | 誘拐 | 新潮文庫 |
| デイヴ・ぺノー | 誘拐犯包囲網 | ハヤカワ・ミステリ |
| グレゴリー・マクドナルド | 誘拐犯はセミプロ | 文春文庫 |
| エド・マクベイン | キングの身代金 (映画「天国と地獄」原作 ) 2007年9月8日、TV朝日系列でリメイク版ドラマを放映。 |
ハヤカワ・ミステリ |
| 2005/7/6.米コネティカット州ウェストンで喉頭(こうとう)がんのため死去した。78歳だった。 本名・エバン・ハンター。 |
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| エリック・ライト | ロージー・ドーンの誘拐 | 早川書房 |
| 前半百ページを超えるまでが退屈過ぎる。偽装された誘拐。確信以外の部分が大半を占める描写。夾雑物が多過ぎる。 | ||
| ピーター・ラヴゼイ | 単独捜査 | ハヤカワ・ミステリ |
| 誘拐ミステリというより医療ミステリ。 こういう手法もあるかなと……。自閉症の幼児が攫われる。 | ||
| イアン・ランキン | 血の流れるままに | ハヤカワ・ミステリ |
| 一読の価値あり。誘拐はただの付け合せに過ぎないけれどもね。 | ||
| エルモア・レナード | ザ・スイッチ | サンケイ文庫 |
| ブラック・ユーモア・スリラー | ||
| ルース・レンデル | 身代りの樹 | ハヤカワ・ミステリ文庫 |
| 英国推理作家賞シルヴァー・ダガー賞受賞の心理サスペンス | ||
| フランク・ワイカ | 怯える誘拐犯 | ミステリアス・プレス |
| 浅川 純 | 水戸・日立ビジネス特急誘拐事件 | 講談社文庫 |
| はじめにトリックありきの典型的な作品。瑣末な描写が大半。無駄、無意味な会話の羅列。エンタテインメント性に非常に乏しい。 | ||
| 歌野晶午 | さらわれたい女 | 講談社文庫 |
| 2005/9/4読了 | よく考えられている。身代金の受け渡し方法に工夫はないが、読んで損はないと思う。ransom call に関しては、管理人には、それが妥当かどうか判断できない。 | |
| 歌野晶午 | ガラス張りの誘拐 | 講談社文庫 |
| 大石直紀 | キッドナップ | 光文社文庫 |
| 2004/7/9読了 | 凡庸。国外での身代金略取とNEXを使った略取。この作者は警察の捜査に関して知らないことが多すぎる。 | |
| 岡嶋二人 | 七日間の身代金 | 徳間文庫 |
| 身代金はダシ。密室殺人。 | ||
| 岡嶋二人 | どんなに上手に隠れても | 徳間書店 |
| 走行中の箱車内部での身代金略取は秀逸。初頭部分の登場人物が多く煩雑。 05/5/29 引っ越して書籍を整理したら、この本が二冊も出てきました。 |
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| 岡嶋二人 | あした天気にしておくれ | 講談社文庫 |
| 2004/10/11読了 | この作者は読ませる。ただし、ブルドーザーのことに関しては詳しくない。建築のことは書かないほうが良いね。(管理人は建築と競馬に関しては一家言あります) | |
| 岡嶋二人 | タイトルマッチ | 徳間文庫 |
| 2005/3/28読了 | つまらない。 '05/5/29 引っ越して書籍を整理したら、この本が三冊も出てきました。 2007年9月17日、二冊を捨てました。 第一回目の読了は1991年6月13日。 |
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| 岡嶋二人 | 99%の誘拐 | |
| 1991年3月9日に第一回目の読了。 | ||
| 鯨統一郎 | 隕石誘拐 | 光文社文庫 |
| 2005/12/5読了 | 宮沢賢治の童話を題材に取ったファンタジー・ミステリ。暴力あり、セックスありという内容。賢治の見つけた「レインボー・ダイヤモンド」をめぐる誘拐劇。しかし、「ダイヤモンドに関する」必要不可欠な部分が欠如。ダイヤモンドを探す、見つけた。ただそれだけ。読ませるけれども、当サイトでは推奨しない。童話をミステリに仕立てたというような、よくある物語の一作品。 | |
| 黒川博行 | 迅雷 | 双葉文庫 |
| 黒川博行 | 大博打 | 新潮文庫 |
| 端役が多い。前半部、無駄な描写が多過ぎる。会話の主が誰であるか特定できない。そのため、読者に余計な労力を強いる。 05/5/29 引っ越して書籍を整理したら、この本が二冊も出てきました。 |
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| 2005/3/17読了 | 二度目と気づかずに(これ自体疑問符がつくけど・・・)読んでいて、125頁ではたと気付いた。ひょっとして、こいつは以前読んだことがある作品ではないかと・・・。と、思って書棚をひっくり返してみると、同じ本が目の前にありました。 最後の方で、「声紋」のことが出てきますが、その扱いには賛成できない。読めば分かる。「吉展ちゃん事件」は「声紋」を公開したことが犯人逮捕のきっかけのひとつになっている。 |
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| 小杉健治 | 失跡 | 講談社文庫 |
| 第一印象は、若い人の日記風ということ。枝葉末節を日記の如く書き連ねる。会話を逐一書く弊害。身代金授受に関しては特記することなし。 05/5/29 引っ越して書籍を整理したら、この本が二冊も出てきました。 |
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| 小鷹信光 | 探偵物語 | 幻冬社文庫 |
| 著者は翻訳家として著名。作品はテレビドラマ化された。文庫の解説で、池上冬樹氏が「決して模倣でも寄せ集めでもない」と、提灯持ちをしているが、そう:言わせざるを得ないところに、本作品の本質が現れている。殊に前半は愚かしいばかりの借り物だらけである。 | ||
| 木谷恭介 | 宮之原警部の愛と追憶 | 実業之日本社 |
| 2005/11/19読了 | 医療関係ミステリ。手馴れた筋の運び方。殺人の発生には相応の説明が付加されているが、チョッと強引といおうか、牽強付会的なパッチワークという印象。しかし、難なく読み進められた。佳品である。身代金の引渡し方法に新規な部分はない。エンターテインメントであるから都合の良いように描かれているだけである。 | |
| 小林久三 | スーパーゴリラ | 光文社文庫 |
| 2005/8/21読了 | 時代を先取りしたという意味で評価すべき作品。鍛えられた男性が10メートルの高所から飛び降り、何事もなく次の行動に移るなどというのは、読者を喜ばせるために書いているのだと解釈すれば揚げ足を取ることもない。「車内」を「社内」と誤植するなどというのは許せる。しかし、「電話をフックに戻す」とか「冷静を取り戻す」「航空隅」などという記述は著名な作家としては失格である。重箱の隅をつつくつもりは毛頭ないが、この著者は、適切な単語がを思いつかないと安易に「狙点」などと「造語する」悪癖がある。「火点」に至っては、日常用いられないばかりか、その意味を誤用している。 最後に「特徴的な」言い回しをひとつ。 これは、管理人が、いつか放送各局に注進しようと考えていた言い回しですが、それは「拳銃を発射する」というものです。この言葉、NHK は一昨年の正月頃から使わなくなりましたが(多少の例外はあるでしょう)、民放各局では相変わらず使われっ放しです。拳銃は発砲するもので、発射されるのは銃弾です。「ロケットを発射する」とは言いますが、「矢を放つ」であって「弓を放つ」などとは誰も言いません。 |
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| 小林久三 | 錆びた炎 | 日文文庫(日本文芸社) |
| 2005/7/5読了 | この作品は、「血友病」患者の子供が誘拐され、時間を限定したことで、抗議を受け物議を醸したものである。その事はこちらの『錆びた炎』に簡単に記述してあります。 読了した作品は平成11年8月発行のもので、映画が製作された時期とは二十年を超える隔たりがあります。問題視された原稿とは、一部異なっている可能性がありますが、さすがに、著名作家の作品といえども、解説を書く人物が見つからなかったのか、構成は「本文」のみです。 「血友病」に関する曰くと疑義は別としても、当作品には幾つか問題があります。 第一に、この作者は、日本語に敏感でないということ。例えば、こういう具合です。『目の裏』⇒「瞼の裏」・『耳膜』⇒「鼓膜」・『口をかけた』⇒「声をかけた」・『円心』⇒「円の中心」(この単語は、パソコンでは表記されますが、一般的ではないでしょう。因みに、管理人の二つの国語辞典には掲載されていません。 私事ながら、16世紀後半、高平城家老・※※円(実際は旧字)心は管理人の祖先です。 更に、身代金の受け渡し方法を成功裏に描いていますが、実際に可能かどうかは非常に疑わしい。 次は、「点字」のトリックであるが、点字翻訳の能力を持つ人物が、健常者でありながら、指先で点字をなぞるシーンがある。しかし、よく考えてみよう。健常者は、わざわざ対象文字をなぞらなくても、その意味を解すのである。つまり、ここで、この作品の欠点が明らかになる。もし、この作品を読んでみたいという方がいらっしゃるなら、この点に留意されたい。 もう一点は、青酸カリが用いられますが、その入手方法は、とても納得できるものではありません。一介のお手伝いが、主人の病院とはいえ、大病院から青酸カリを簡単に持ち出せるなんて笑止千万ですな。 因みに、管理人は、19歳のころ、同世代の人間としては、日本で最も多量に青酸カリを扱う人間の一人でした。というのは、当時、東洋一の鍍金工場でその薬品を扱っていたからです。 |
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| 小林久三 | 誘拐漂流 | 桃園文庫 |
| 斎藤 栄 | 殺人の棋譜 | 講談社文庫 |
| 第十二回江戸川乱歩賞受賞作品。(1966年) | ||
| 斎藤 栄 | 完全アリバイ | 廣済堂 |
| 斎藤 栄 | 二階堂警視の身代金殺人 | カッパノベルス |
| つまらない。とってつけたような結末。多作家の弊。 | ||
| 斎藤 栄 | 台湾殺人旅情 | 祥伝社文庫 |
| 2004/9/23 | 面白くない。 | |
| 斎藤 栄 | 日美子の誘拐集団 | 講談社文庫 |
| ふうーん。 | ||
| 斎藤 栄 | 完全誘拐 | 祥伝社文庫 |
| この著者にしては読ませる。悪くない。 | ||
| 笹沢左保 | 悪魔たちの誘拐 | 徳間文庫 |
| 情景描写過多。TVドラマ向き作品。犯人一味の一人が身代金の運び役。主犯は被誘拐者で、父親から金を奪う。目新しきこと何も無し。 | ||
| 清水義範 | 超・誘拐入門 | 角川文庫 |
| 2005/8/13読了 | 伏線が長過ぎる。二人の登場人物、鉄平と潤一の描き分けが杜撰。どちらの発言か分からない部分が全編に亘っている。後半は面白い。若い小学校教諭晶子が登場した理由は、管理人には早々に判った。後半部分を見れば良いユーモア・ミステリである。 | |
| 辻真先 | 超特急燕号誘拐事件 | 光文社文庫 |
| 2005/7/14読了 | 前半は非常に退屈。伏線が長すぎる。誘拐事件とは名ばかり、密室殺人らしきことと、列車消失を扱う。特筆すべきこと何もなし。つまらない。 | |
| 都筑道夫 | 誘拐作戦 | 創元推理文庫 |
| 2006/01/29読了 | 些か解り難いところを含んだ作品。設定といえば、設定に違いないのだが、牽強付会的な画策である。釈然としない部分がある。ただし、終局部分はちょっとうならせる。四分の三だけを読んで酷評するには当たらない。もっとスッキリ綴れば読みやすくなるだろう。是非にと、推奨する作品かと問われれば、首を傾げざるを得ないのだが・・・。 | |
| 天童 真 | 大誘拐 | 角川文庫 |
| 仁木悦子 | 黒いリボン | 角川文庫 |
| 2005/10/11読了 | 一時期、日本のアガサクリスティーなどと称されていた事がある作家の作品。ちょっと昔風を思わせる作風。現代人に受けるかどうかは疑問。私は買わない。作品中で「青酸カリ」と「クロロホルム」が使用されるが、出所も明らかにされない。こういう作品がまかり通るのはどうかと思う。京都を題材にした女性作家にも、こういう人がいた。 | |
| 西村京太郎 | 伊豆誘拐行 | カッパノベルス |
| 西村京太郎 | 一千万人誘拐計画 | 角川文庫・短編集 |
| 挑発する佳品 | ||
| 西村京太郎 | 華麗なる誘拐 | 徳間文庫 |
| 日本人全員を誘拐したという発想は秀逸。ただし、その後が安易に過ぎる。どうして知能の高い連中が犯人だと断定できるのか、余りにも短絡的。 | ||
| 西村京太郎 | 十津川警部雪と戦う | 中公文庫 |
| 西村京太郎 | 五能線誘拐行 | 講談社 |
| 西村京太郎 | 十津川警部「ダブル誘拐」 | 実業之日本社 |
| 同年齢・同名少女の連続誘拐。この著者の誘拐ミステリは、犯行と関係者を結びつけるものが非常に安易である。犯人を作者の恣意のままに見つけ出してくる。その手法はいただけない。 | ||
| 西村京太郎 | アルプス誘拐ルート | 講談社文庫 |
| 格別新しきことなし。この作者の作品は、いとも簡単に犯人を見つけてくる緻密さはかけらもない。 | ||
| 西村京太郎 | ミステリー列車が消えた | 新潮文庫 |
| 大きな欠点が二つ。この作品は西村作品の中ではよくできている。しかし、緻密さが気になる読者はついていけないだろう。ひとつは、構内ダイヤグラムもなしにブルートレインが駅構内に戻って来られるという、完全に笑止な設定。(管理人は構内ダイヤを用いて仕事をしていたことがある) もうひとつは、他人のパスポートで七人もの人物が簡単に台湾に入国できるという設定。 |
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| 西村京太郎 | 消えた巨人軍 | 徳間文庫 |
| この作者は、緻密な計算が必要不可欠な部分を端折ってしまう癖がある。青酸カリの出所は、本来、ミステリ作品にとって大問題のはずで、それが等閑に付されているのであれば、事件解決もありえないのに、安易に流されている。また、ダイナマイトが降って沸いたように出てくるが、これもなおざりにされている。これが、この作者の作風である。 | ||
| 西村京太郎 | しまなみ海道追跡ルート | |
| 身代金奪取に少々の工夫あり。ただし設定が安易。それだけの人間が、たったそれだけの理由で、一致協力して誘拐行動に走るものだろうか。 | ||
| 西村京太郎 | 闇を引き継ぐ者 | 角川書店 |
| 誘拐という標題の連続猟奇殺人。「誘拐」という言葉に意味はない。 | ||
| 西村京太郎 | 寝台特急カシオペアを追え | 徳間書店 |
| この著者にしては読ませる。ただし、量産作家に通有の荒削りさは否めない。しかし、警察組織を簡略化し、さしたる違和感もなしに読ませる技法は見習わなければならない。違和感を少なくし読ませる記述は見習うべきだ。 | ||
| 西村京太郎 | 裏切りの特急サンダーバード | 新潮文庫 |
| 西村京太郎作品。それ以上のものではない。 | ||
| 西村京太郎 | 狙われた寝台特急「さくら」 | 祥伝社 ノン・ポシェット |
| 2006/02/19読了 | 読ませる。誘拐事件とはいえない。 身代金要求事件を扱う。読み物として上出来である。一点だけ難点をいえば、発炎筒を時限発火装置を用いて発火させるという設定。発炎筒=「信号炎管」を手製の時限装置で発火させるのは、非常に難しいと思う。(できそうに思う方は考案してください)これには、自家製のという限定語が入っていれば了としたい。 |
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| 貫井徳郎 | 慟哭 | 創元推理文庫 |
| なんとなく、それとなく読ませるのだが、面白くはない。 | ||
| 貫井徳郎 | 誘拐症候群 | 双葉文庫 |
| 上に同じ。記憶に一切残らなかった作品。 | ||
| 野沢尚 | リミット | 講談社文庫 |
| 2005/11/8読了 | 読んで損はない。前半は、机上で得た警察知識に辟易させられたが、身代金と臓器売買を巧妙に絡めた出色の誘拐ミステリーである。手だれの作家であっても、これだけの長編を認(したた)めるとなると、どこかでつまらないミスを犯すものであるが、この作品には、そういう欠点も見られない。臓器売買はチョッと、という方以外にはお勧めです。 | |
| 東野圭吾 | ゲームの名は誘拐 | 光文社文庫 |
| 2005/11/27読了 | 考え抜かれている。伏線がしっかりしていて秀作である。映画作品となった『g@me.』の主役を演じた藤木直人が書くところによると「原作と映画作品は大分異なっている」そうである。作品中で誘拐されたとされる女性が、車中、膝の上で二億七千万円を抱えている、という記述が出てくる。無理ではないがその重量を考えると極めて不自然である。「飛ばし」の携帯電話がその場所を探知されないという設定であるが、そういうことはないでしょう。電波は発され続けているのであるから、寧ろ、探知は簡単である。管理人も「飛ばしの携帯電話」をミステリの中で用いることは考えているが、それは、あくまでも持ち主を特定させないためだけである(現在までのところ・・・)。 とは言うものの、この作品は秀作である。瑕疵のないミステリなどないのだから。 ※ 追記 : 2006年1月6日に発生、被害者が無事救出された「仙台新生児誘拐事件」で携帯電話が使用されたが、宮城県警は簡単に逆探知に成功している。犯人は、この作品を参考にしたようなこともメディアは伝えているが、事件の結果を見れば、この作品内で用いられている「飛ばし」の携帯電話の使用方法は全く誤解に基づくものだということが解る。 |
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| 深谷忠記 | ゼロの誘拐 | 徳間文庫 |
| 前半百ページは文章の読みづらさ、下手さ加減に辟易。凡庸な会話の連続。凡庸なシチュエーション。動機の設定が恣意的。 | ||
| 宮部みゆき | 我らが隣人の犯罪(短編) | 文春文庫(短編集) |
| 2005/9/27読了 | 軽いタッチの学園物、ユーモア・ミステリかと思いきや、最後のオチが効いている。計算された逸品。 | |
| 三好徹 | モナリザの身代金 | 光文社文庫 |
| 2005/7/31読了 | 著者四部作の中のひとつ。読ませる。読んで損はない作品。 | |
| 三好徹 | オリンピックの身代金 | 光文社文庫 |
| 2005/7/24読了 | この作品は、下記されている「コンピュータの身代金」「パピヨンの身代金」と「モナリザの身代金」四作でシリーズになっている。 この作品は、「読ませる」。管理人は一日で読んだ。 作品の中で小切手が用いられているが、その方法が適切・妥当かどうかは、管理人には判別できない。国内の事情で、管理人が知るところと同様の手口が用いられているが、作品の当該場所は米国である。 札の重量については、下記「コンピュータの身代金」の読後感に記したので、ここでは触れない。 しかし、一息で読ませる作品であったことは事実である。 |
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| 三好 徹 | パピヨンの身代金 | 光文社文庫 |
| 三好徹 | コンピュータの身代金 | 光文社文庫 |
| 2005/6/26読了 | そう悪くはないが、身代金(代わりの物)を持って犯人が逃走する場面が極めて安直。信じられないほどである。そのため、他の良質な部分が打ち消されている。 他に、身代金十億円の重量が何度も記述されている。百五十キロだそうである。この作品が書かれた当時、聖徳太子の一万円札は殆ど流通していなかったであろう? とすると・・・正解は管理人が掲載中の「誘拐定理」の中に書かれています。詳しく知りたい方は「日銀」のサイトへどうぞ。 |
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| 森村誠一 | 真昼の誘拐 | 光文社文庫 |
| 2005/9/25読了1961年に『真昼の誘拐』という映画作品が製作されていますが、原作は藤原審爾で、当作品とは別物です。 | 丁寧に考え抜かれている。読んで損はない。ただし、管理人にとって、この作者の作品は印象に残らないのが事実である。一点だけ指摘を・・・死体の腐乱の進行具合と終盤に記述されている「鑑識結果」が一致していない。まあ、一流作家も偶には小さなミスを犯すということであろう。非難するには当たらない。それと、「ムーディ」という単語を「ムードがある」という意味で使用しているが、これは大きな間違いである。意味を知りたい方は辞書で【moody】を繙(ひもと)くと良いでしょう 此処で一言、管理人の評価は「読むべき」「読んで損はない」「金と暇のある方はどうぞ」「読むだけ時間の無駄」「読むことは害毒」くらいになるでしょう。 下位の二つは、管理人が手を出さないのでありえないと思いますがね。 |
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| 龍 一京 | 誘拐 | 廣済堂文庫 |
| 2005/10/3読了 | 幼児誘拐と人身売買を扱った作品。誘拐組織を見つけるという単純な警察小説。身代金目的誘拐を扱うものではない。ひと言で言えば「下手うま」である。引きずるように読ませるのだが、描写は巧くない。日常的な一つ一つの会話の羅列が最初から最後まで延々と続く。この作者は、初心者のような作風である。中学生か高校生のように、会話を省略する効果というものを全く知らない。用いられる語彙と表現を見れば、この著者が文学的素養を持たないことは歴然としている。中でも特筆すべきは「机」を「十基」などと数えていることである。昔から机は「脚」を用いてその数を表すと決まっている。 警察小説なら、もっとましなものが他に山ほどある。 |
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| 若桜木 虔 | 修善寺・紅葉の誘拐ライン | 実業之日本社 Joy Novels |
| 2006/04/03読了 | 身代金奪取のトリックに秀逸な部分有り。 観光ガイドの趣のミステリ。無理を承知で書いたと思わせる構成。ま・・・それがエンタテインメントのなせる代物。 |
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| 和久峻三 | 愛しき標的(短編)『ラスベガスから来た脅迫者』所収 | 講談社文庫 |
| 2005/10/9読了 | 暴力団の所有する建物の法的駆け引きに絡んで幼児が誘拐される、という短編。読んで損した、が実感。 | |