2007、ミスター宮城参戦記 〜これぞ真実の姿?またも予選敗退〜


★去年の大会後は絶好調!!


 
去年、奇跡的に6位入賞だったわけですが、前後の方とはほとんど同点状態で、たまたま6位に収まった感が強かった。それに、体も全然できておらず、仕上がりも悪く、結局のところもともとの骨格のおかげで大きく見えたらしい、と思いました。

 大会後、「来年は優勝を目指す!」と、気合も入り、がんがんトレーニングを積んでいました。秋頃にはモチベーションもまあまあ普通になったものの、トレーニングの効きも以前よりもよくなってきており、あとは少しずつ扱う重量を伸ばしつつ、もっとターゲットを意識できるようにトレーニングできればと、どっぷりトレーニングの楽しさに浸っていました。


★夜学へ入る


 
2007年春、柔道整復師の夜間部に入学。3年間、夜に通い続けることになる。仕事はそのままするし、週末は夜勤。トレーニングはほとんどが学校終了後の夜中になりました。
 しかし、夜更かしが得意?な僕にとって、それは大して苦痛でもなんでもなく、調子は良いままで経過。今シーズンはオフでもデブることはほとんどなく、いい感じで自然に体重が増えた印象でした。
 去年の大会後、気が向けば夜中にラーメン食べたり、焼肉食い放題に行ったりと、好きなものを食べたりしていたのですが、基本的にはオフとはいえクリーンな食事内容。去年の減量が「食べて絞る、食べて燃やす」だったので、減量していたわりにはかなり食べていたので、はっきり言ってその減量メニューに近い食事をオフにも受け継いだ感じでした。変化と言えば、時々好きなものを食べる程度です。


★3月より減量開始


 
85キロまで体重が増え、3月に。去年の85キロ時と比べると、今年のほうが全然いい感じで(もちろんまだまだですが、あくまで去年の自分と比べた場合)、それでいて3月という早い時期からゆっくり減量ができるとあって、今年の大会はもっと上位にいけそうだ!と高をくくってました。
 今年の減量のテーマも「食べて絞る」です。去年の大会後、「仕上がりが悪い」と皆に指摘されまくったため、今年はバリバリを目指そうかちょっと悩みましたが、とりあえず、食べて絞り、あとは体を見ながら、という、「あせらずゆっくり確実に、元気なままで食べて絞ろう」の作戦で減量開始。
 最初は、おやつなどの余計なものを食べないだけの食事の変化。あとは今までどおり、ダイエットだからといってご飯を減らしたりすることは一切せず、一日に2から3合は米を食べ、惣菜、味噌汁も普通に食べ、低脂肪の蛋白質をしっかり摂る。まさに、普通の和食に蛋白質をちょっと大目、という教科書どおりの運動をする人の食事。
 それでも順調に体重は落ち、脂肪も落ちてきて、いい滑り出しでした。トレーニングも調子よく、力も落ちず、張りもあり、一年間頑張った成果が出ているなー、と、いい感じで大会に向かっていたと思います。

★6月頃より実験しまくり

 
この頃まで、ほとんど食事を変えず、食べて食べてそれでも絞れていき、とてもいい感じでした。もちろん、有酸素は一切せず。
 このとき80キロくらい。もうこの時点で、去年の大会時より仕上がっていました。ちなみに去年の大会時はカーボアップして78キロ。それでいて今の自分よりずっとあまいということで、この一年間はいいトレーニングができた、うまくやったなあと、改めて実感でき、満足してました。周りと比べたらまだまだ筋肉はないですが、去年よりはずっとインプルーブできた!周囲の方にも「変わったねー」とか「モストインプルーブ賞をあげよう」とか、お世辞もあったでしょうが褒められ、自分でも進歩を実感できました。
 今思えば、このまんま何も変えずに8月の大会までやっていればよかったかも、と思いました。

★一転、カタボリックへの道!?

 
時間的にも余裕があり、色々本を読んで興味がわいたため、このあたりから色々実験しだすことにした。ボディビルの本ではなく、健康に関する本。
 具体的には、朝はにんじんとりんごのジュースのみ、昼から食事を開始するのだが、内容はそばととろろ芋だけ。夜は普通の和食を食べる。石原先生の「石原式朝だけ断食」を読んで。
 あとは、玄米を中心とした穀物をたくさん食べ、野菜、果物をしっかりとり、ナッツも適当につまみ、タンパク質は少々のみ。という内容。新谷先生の「病気にならない生き方」という本を読んで。
 そもそもなんでこんな内容に興味を示したかというと、単純に「タンパク質減らしてボディビルやったらどうなるんだろう」という興味と、僕は酒タバコはやらないし、食事だってかなりのヘルシーライフを送っているにもかかわらず、この年で既に腎臓がよくないという値がちょっと正常値をオーバーしていて、また、僕の家計は腎臓癌家系ともあり、ちょっと用心していたほうが身のため、タンパク質過剰摂取は以前から気にしていたこともあってのことです。
 ボディビルを始めた頃は、タンパク質信者の如く、やれプロテインだサプリメントだ肉だ何だ、野菜はくわねぇわで、いつも腹が張っており、下痢したり便秘したり、屁は臭いわ体は93キロのデブだわで、どう考えても蛋白質過剰摂取でした。体重×3以上は摂っていた。それもほとんどプロテインで。そりゃあガスもたまるわ。
 それも少しずつ改善され、調子のよかったこのオフシーズンにはすっかり蛋白質摂取過剰はなくなり、大体体重×2〜2.5g程度で落ち着いていました。蛋白源はほとんど自然食から。サプリメントもプロテインはほとんど摂らず、アミノ酸とクレアチンだけという、超シンプルな内容になっていた。それでも普通の人よりは蛋白質は多いので、ちょっとだけ気になっていた、ということです。
 さっき紹介した本を実践し、確かに体調は以前よりいい感じだったと思います。吹き出物は一切なくなり、便通はさらに良くなり、汗は玉のようにサラサラ、いい感じでした。もうその頃には、グルタミンはおろか、すべてのサプリメントを摂らなくなっていた。
 そういった体調の良さもあり、少し自分なりに改造を加えつつも、そのままそれを続けていました。体も絞れてき、体重はメキメキダウン。
 しかしその一方、少しずつ異変に気づく。「ん?なんか手足が細くなったような・・・・。」

★気がつけば大会直前に

 トレーニング時は一応パンプしてくれたので、そのまま更衣室に引っ込み鏡を見ると、「やっぱり細くなったのは気のせいかな」と、そのままにしてました。カーボはしっかり摂るも、トレーニングしている人から見たら低たんぱくな食事は続いた。けど、帰りの車の中で体のあちこちを触ってみると、なんか以前よりモコモコ感がなく、ツルンとしているような・・・。
 そして後日、ジムの鏡で体を再チェックしたら、明らかに大腿部が細くなっていることに気づく。以前よりは少しはカットは出るようにはなったが、それ以上に細くなったのに目がいき、以前はリラックスで普通に立っていても内モモがくっついていたのに、ものすごい隙間ができるようになっていた。外側への膨らみもどこへいった!?背中も明らかに厚みが減っている。上腕なんか棒である。
 全体的に筋肉の輪郭はいくらか出たようだが、明らかにそれ以上にフラットである。ちなみにその頃、スクワットの挙上重量はものすごく落ちていた・・・。体調はいいんですがね・・。
 家に帰り、久々にサイズを測ったら、二ヶ月前と比べて上腕が4センチもダウン、大腿部に至っては8センチダウンという、驚愕の数字。確かに脂肪は落ちたようだが、これはあまりにも・・・・それでいて少しはカットも出るようにはなったが、80キロの頃と大して変わらず。写真ではたしかに絞れたようだが、実際自分で動いている姿を見ると、それほど仕上がりが進んだようには見えず、それ以上に細くちっちゃくなったほうに目がいってしまう。
 たしかに絞りは進んだけど、それ以上に細くなってしまった。でかくなりたいという気持ちが強い僕なんですが、県大会は絞って何ぼという噂?も耳にしていたため、気づくのが遅れてしまった・・・かも。

★大会前日

 
ちなみにこの週のトレーニングは水曜までさらっと。とにかく、当日パンプさせるため、疲労は完全に抜いておこうという作戦でした。そして、月ボの西本選手の記事を参考に、カーボアップ中でした。といっても、食事を変えてからずっと高カーボ低蛋白だったので、カーボアップしようがない。
 そして、筋肉の張りはさらに落ち、食っても食っても体重はほとんど変わらず最低で72キロにまで落ちてしまった・・・。6月の頃、80キロで去年より仕上がっていたことを考えると、確かに脂肪は多かったけど、それ以上に失った筋肉のほうが多かった気がする。80キロの頃より確かに絞れてはいるが、まだそれでもバリバリではなく、力を入れても筋肉がギュッとせず、なんかスカスカしていた。食事変えないで全くあのまんまやっていたらもっと良かったかもなー、6月の食事で調子も良く、減量だって別に停滞していたわけじゃなかったし・・・。
 なんて、今更思っても後の祭り。

★大会当日

 
一応水抜きはしました。けど、水分は果物からのものと、生姜紅茶800cc程度だけという生活が1ヶ月程度も続いたため、水分減らしてもほとんど喉は渇かず、体もさらにペタンとしたほか特に変化はなし。
 朝も結構カーボ入れました。チョコレートに卵かけご飯にバナナにドライフルーツに・・・・ちなみに当日の体重は72キロ。・・ふ・・・・増えてない・・・・。水抜きしたせいもあるだろうけどなんて軽い体重なんだ・・・。

★楽屋にて・・・・

 
大会出場は三回目。緊張はなし。一つ気になる点、せめてパンプアップだけでもうまくいってくれればごまかせるんだけど・・・。
 今年の一般の部のプレジャッジは40人で。なんて多いんだ!!とりあえず、決勝には残りたい。かなり小さくはなってしまったが、あまいと言われた去年よりは絞れてはいるので、「絞りの県大会」の噂どおり、いい感じに評価されればなんて思ってました。

★プレジャッジ!!

 
パンプアップ開始!!!・・・・・張らん、全く張らん!!!そしてもう疲れた!!!!!・・・ヤバイかも・・・。
 そして今年も肌が白い・・・・。学校が夏休みに入るまで、焼く時間があまり確保できなかったのもあり、それはちょっと仕方ないけど・・・。
 時間が近くなり、サウナスーツを脱ぐ。鏡を見る。「・・・・・・ほ、細いいぃいいイーーーー!!!!!????」こ・・ここまで細いとは・・・・なんだこの腕?上半身ペッタンコです。マスキュラーしてみた。一般人じゃん!?「・・・・・終わったかも・・・・」
 次は脚だ!!せめてカットだけでも・・・・・って、やっぱり細い!!!!歩いても大腿部がブルンブルン言わない!!内モモの隙間が酷い!!外側へのふくらみは?それでいて力を入れても、減量前とさほど変わらぬカット。筋肉の隆起が無くなったためか、むしろ余計カットがなく見える。俄然不安になってきた。

 で、パンプしてくれないままステージへ。ヤバイと思いつつも、気持ちを切り替え、ない広背筋を広げたつもりで歩く。確か二回くらい呼ばれた気が。比較されたのが去年上位だったかたがただったので、ちょっとホッとした。

★・・・・終わった・・・・

 
楽屋に戻り、予選通過の結果を待つ。比較のされ具合から、こんなペタンコでももしかすると予選は通ったかな、なんて思って、余裕こいていました。
 そして、結果発表。・・・・飛ばされた・・・・。あーあと言う感じでした。やっちまったーと言うか。急に喉が渇いてきたので、関谷さんにポカリを一口もらって飲んだ。

★ぎりぎりセミファイナルへ 

午後は客席か・・・・もうどうでもよくなり、いろいろ後悔してました。すると、係の方がまた来て、「12人決勝審査に残る予定でしたが、同点の方が二名いるので、あと二名来てください。」そこで僕が呼ばれた。ちょっとビックリしたが、正直「こんな体で比較されても・・・」という気持ちのほうが強く、スポーツマンらしからずテンションは低いままでした。とりあえず、ステージ袖に行った。急いでパンプしたが、全然張らず、そのまま早く早くとステージへ誘導される。と、その時、パンツに付けていたゼッケンを楽屋に忘れていたことに気づく。キッコーマン会田君にお願いして、ヤマサターボ全開で迅速に会田君は僕のゼッケンを持ってきたくれた。ありがとう!!

 で、ゼッケン順に呼ばれ、一人一人ワンポーズ決めてステージへ登場!僕もマスキュラーして出たが、去年同様、シーンとしていたのがなんとも寂しいものがあった。やっぱ迫力ないんだなー。
 で、比較されてポーズをとったが、やっぱり筋肉がギュッとしないというか、スカスカした感じ。密度間が消えた感じが強い。

 ここで4名落ちるのだが、後の結果発表にて、やっぱり落ちた。予想通り・・・。

★午後は客席

 
いつものように、なぜか午後に開会式があり、選手紹介。出る前に一応パンプはしてみたが、何ぼ粘っても疲れるばかりでパンプのパの字もない。
 選手紹介も終わり、あとは客席に行った。ジムの方達がいて、近くに座ったが、皆々様も僕に気をつかってか、特に何も言わず、「どうも」程度で会話終了。
 あとは最後まで客席から見てました。初めての大会もここ若林区文化センター。そのときもボーダーで予選落ちだったんですが、まさにその再現ですね。6月頃の自分からしたら想像もできなかった・・・・。考えが甘いと言われるかもしれませんが、まさか予選落ちだなんて・・・。実験は勉強になったけど、大会を一つふいにしてしまったな・・・。

★レセプションにて

 
大会は終わった。予想通り、岩谷君はパーフェクトスコアであっさりと優勝、4位以下は結構団子状態でした。レセプションは審査員の方や、いろんな先輩方に話を聞く絶好のチャンス。逃す手はない。
 いろいろ聞いて歩いてみたが、言われたことは皆同じ内容だった。「張りがない」「小さくなった」「全っ然目立たなかった」「迫力がない」「去年より絞れてはいたけど、それ以上に細くなっていたから駄目」「ライティングでぼやけていたから張りのなさだけが目立ってしまった」「その食事は健康ダイエットにはとてもいいと思うけど、ボディビルやっている人には蛋白質が足りなすぎる」「去年のほうがよかった」「張りが全くないから絞れていたかどうかもわからなかった」
 まあ、予想していたとおりでした。結局、自分の体をつまんでみて、「まだこんなに脂肪がある!」と気にするより、実際にステージにたってどう見えるかが大切であり、いくら絞れているからといっても、ペッタンコでカットなどが目立たなければ意味がないし、実際に脂肪が結構残っていても、張りがあり、ステージ上でちゃんとカットが見えれば評価される、ということでしょう。自分の腹の皮をつまむんではなく、「どう見えるか」が大切であることを学んだ。・・・やっぱり80キロのまんま出たほうがよかった!?!?!?!
 ちなみに、ジャッジペーパーを見たら、プレジャッジでは3票しか入ってなかった・・・。で、14人でセミファイナルをして12位。しかし、どういうわけか、僕に4位を付けてくださった審査員がお二方いた。そのお二方、去年も僕に4位を付けてくださった。うーん、応えることができませんでした・・・・。

★後日、ビデオをチラッと見て・・・

 
宮城大会の様子をビデオにとった方がいたので、ちょっとだけ見てみました。「・・・・・・・・え?これが僕?」3年前、初めて大会に出たときのような感じの体。ほっっっっっっそいなんてもんではない。カットも全然わからず。去年の大会のビデオを何回も見たせいもあり、あまりのしょぼさにすぐ見るのを止めた。なんかもう、半分くらいの体になっていた。こんなに縦長だったっけ?もはやビルパンをはいた普通の人だった。
 あーあ、これじゃあ落ちて当然だわ・・・・そそくさとモニターの前から去る。

★初めての東北大会に向けて・・・・

 
とにかく筋量を戻したい!!!といってもあと一ヶ月弱、急に体重増えればまずそれは脂肪だし、何キロ戻すかとかは気にせず、とにかく食事プランを見直すことから!うーん、やっぱり激しい運動で負荷をかけている以上、運動をしない人と同じ蛋白質量では足りないことがわかった・・・。わかっていたけど身をもってわかった・・・。
 しかし、今の食事はいい部分がたっくさんある!!単純に、今の食事のタンパク質量を増やし、アミノ酸のサプリメントを今までどおり追加。以上。玄米、果物、ナッツは今までどおりしこたま食べますぞ。あとはおなかと相談しつつ、食べすぎにはくれぐれも注意を払う。
 食べすぎは病気の元!!
 トレーニングは何気にずっと同じ方法なので、そのまま継続。


 
ただ、宮城大会後、入院している父の病状が悪化し、付き添いをすることとなり、ここ最近は病院に寝泊りしています。寝泊りといっても、人工呼吸器を付けてベッドで寝ている父の横にある長いすに横になるだけだし、たびたび起きなくてはいけないので、毎日夜勤している感じです。寝返りもうてないので腰が痛いし、病室はやたら暑いし、なぜか漏斗胸手術部位まで痛い。こんな状況で体を戻せるかが心配。いつまで続くのこの生活?
 日中は姉が手伝ってくれるので、うまく時間を確保できればトレーニングはある程度はできますが・・・。寝不足と不規則で常にだるいです。まあ、できるだけのことはやってみます。出場できるかどうかはわかりませんが・・。

 東北大会は、順位はさておき、とにかく自分が満足できる体でステージに上がれれば、と思っています!!そして来年の宮城大会。せっかく調子よかったのに後半ですべて台無しにしてしまったので、今度は寄り道しないでじっくり耐えて、大きく張りのある体で出場したいと思ってます!
 まあ、寄り道したおかげで勉強にはなったので、そういった意味ではいい経験になりました!迷いは消えたってやつ。

 肉体改造の道はまだまだ続く!  


 追記・・結局都合がつかず、東北大会はドタキャンでした。まあ、出ても駄目でしょうけど・・来年頑張ります!

 
           おしまい