JPC東北ボディビル大会レポ+画像集!
 


 筋肉日誌(管理人のブログ)より抜粋


22日土曜、山形県鶴岡市でJPC東北ボディビル大会が開催されました。ちょっとしたご縁があり、観に来ないかと誘われ、観戦に行ってきました。JPCの大会を見るのは初めてです。



 開場は17時30で、開演が18時。JBBFと違い、遅いスタートです。JBBFは11頃始まって16時ころ終わりですからね。

 しかし、13時過ぎころからプレジャッジが行われていたらしく、開場前にホールに入ると、既に選手がステージにそろっており、比較審査の真っ最中。今回、出場選手は計16名。女性の部はなし。


 この方が本日お招きくださった筋肉案内人Sさんです。来年のコンテストデビューに向けてバルクアップを目指す!!



 プレジャッジは17時30くらいまで延々と行われるので、実に3時間以上!前半は全員そろっての予選審査、後半は勝ち残った10名そろっての審査。僕が会場入りした時は10名での比較審査の真っ最中でした。


 JBBFと違う点はかなり多く、比較審査は規定7ポーズ+マスキュラーの各ポーズをひとつひとつ比較審査をするという徹底ぶり。ダブルバイだったらダブルバイだけの比較審査。マスキュラーだったらマスキュラーだけの比較審査。
 各ポーズでの比較審査ですが、ここでもおなじみのファーストコールがあり、そのポーズにおいて優勢か否か、というのがだいたい予想できます。
 よって、全体のインパクトが弱くても一つだけ自信のあるポーズがあれば、そのポーズの影響で順位を少し上げる可能性もあるし、その逆もしかり。
 これを、全員で徹底して比較し、一つ一つのポーズでの順位を付けていく。選手にとっては徹底的にすべてのポーズで比較してもらえるので「もっとちゃんと比較してくれよー」と思うことはないと思います。
 
 ジャッジペーパーが公開されましたが、これはなかなかおもしろいです。何より、「自分はいったい客観的に見て何がどう弱いのか」を知ることができ、次につながる情報にもなります。全選手各ポーズ、1位から16位、全員分順位がついています。

こちらにジャッジペーパーが載ってます。
POWER GATEオーナーさんのブログより。http://powergategym.jugem.jp/



 ただ、この審査法はJPCすべての大会特有のものではなく、JPC東北オリジナルの審査法だそうです。
 JPC東北が「ボディビルの理想のジャッジを目指して作り上げた」ものだそうです。JPCの大会すべてがこのような審査法ではないということです。
 
 
 10人くらいでズラーっと一列に並んで規定ポーズを一斉にとり、後ろに引っこんだら審査員にピックアップされない限りはリラックスで立ちんぼ状態で、15分そこそこで「以上で予選審査を終わります」と結局最後まで放置、以降出番なし、はいまた来年ー、ということは、ない。

 ところで、開場前に長時間のプレジャッジを済ますのには、おそらくお客への配慮だと思います。
 審査員、選手は当然その場にいますが、お客にとっては延々続くプレジャッジはよほどのマニアか筋トレ関係者でないと短調に感じ、飽きるのは当然。子供なんか退屈で仕方ないでしょう。
 家族連れの一般客に3時間もプレジャッジを見せたらたぶん来年は来ないと思う・・。客が楽しめる部分はおそらくはプレジャッジ以降ですからね。
 よって、プレジャッジ中は客席には一部のマッチョと審査員しかいません。写真撮影はオーケーですが、フラッシュ禁止。しんとしています。淡々と司会の声だけが響く。

 18時、開演。お客が続々入ってきます。結構来ますね!JBBF同様、マッチョだらけの小ホールではなく、家族連れだったり客層はいたって普通。ほぼ満席に近く、プレジャッジとはうって変わっていよいよ盛り上がる予感。
 
おや、山形から宮城大会に参戦されたお二方を発見!来年も来てくださいね!


 その間、僕は自販機で水飲んでいまして、たまたま近くいた女子中学生と思しき3人が「今日ホールで何かあるの?」「マッチョが集まってボディビルの大会とかあるらしいよ」「うぇぇええーーーーいやああぁぁーーー」と、どん引きしてました。これが現実?メジャーになる日は・・・来るのか?
(女子中学生の写真はありません)


 さて、18時、いよいよ開演です。ここからはいかにお客を楽しませるか、ということに特に重点を置いているらしく、ところどころ演出が入り、飽きさせない。
 開演直前まで、何か軽いトレーニング関係の映像が流れていました。

 開演になり、映像によるルール、審査基準などの説明。もちろん、初めてのお客にもわかりやすいアナウンスつき。

パンフです。

ユーモアがあってよろしいかな。

「掛け声」についての説明まで。これを淡々と説明する司会さんと、その内容の温度差がおもしろかった。お客は結構うけてました。

 そして、選手入場ですが、一人ひとり順番に。
 会場が暗くなり、ステージを照らすは一つのスポットライト。乗りのいい音楽が流れ、さながらプロレスの呼び出しのような凝ったアナウンス(これが絶妙。)により、選手が入場します。中央で、2,3ポーズを決める。お客大盛り上がり。身内さんが多いようで楽しそう。

 スクリーンにはその選手の画像がうつり、選手名のロゴまでこった作りになっている。
 おまけに「マッスルネーム」なる、いわゆる「あだ名」も付けられている「アレクサンダー」「技巧派」「防弾腹筋」などなど。これはパワーゲートの会長さんの独断と偏見で勝手に?命名するらしく、選手本人は直前まで知らない場合があるとかないとか!?!?!?!もしかして、当日あだ名を知り「そんなあだ名いやあぁあぁっっっ!!!」と心の中で赤面していた選手もいたかもっ!?
 
 僕にもつけてください!「イエロー・プロペシアン」とか?

 選手全員入場したところで、プレジャッジ。ここの比較はJBBF同様。3列位になって全員でまとめて規定ポーズ。そしてピックアップ。ファーストコールはあるが、最後の一人まで呼ばれる。

 次に、部分審査というものがあります。「我こそは腕に自信があるという選手は前に!!」
 司会の一声で、腕に自信のある選手は前に。30秒くらい、ポーズダウン的に腕をアピールアピール。なんかもう自由で客も大喜び。プレジャッジ以降は「審査2、お客+選手8」、といった感じです。ちなみにお客はステージかぶりつきオッケー(限度はあるでしょうが)みたい。
 
 同様に、「胸に自信のある選手は・・・」と。全部続きます。・・まあ、毎回ほぼ全員前に出てくるんですが。意味なさげなところがいいですね。
 ダチョウ倶楽部的なあれも期待したのですが、さすがになかった。「おれの腹筋はどうだ!」「いや、おれのを見ろ!!」「俺も俺も」「(全員で一人に対して)どうぞどうぞ」

確かこの時「脚に自信のある選手」だった気が・・・なんかもう腕だったり結局好き放題やってます。客は喜んでいたのでもちろんオーケーかと。

 ちょっとした合間、選手に事前にインタビューした映像も流れます。一人ひとり意気込みなど、好きなようにアピールしていました。


フリーポーズは2分です。全選手とれます。全選手うまいです。2分あるので結構じっくりととっています。

スポットライトの演出が選手を引き立てます。


ゲストポーズ・・ではなく、空手の演武。時々ユーモアを交え、お客を楽しませる。
 ゲストポーズは呼ばないそうです。ゲストポーズを呼ぶ場合、ほとんどがトップ選手を呼ぶことになります。出場選手よりレベルがずっと高くなり、選手たちがかすんでしまうということで。
 ステージ上の主役は最初から最後まで選手全員であるため、という理由からだそうです。


ポーズダウンは全員で。JBBFと同様です。

 表彰ですが、部分賞(背中の部優勝とか)、ベストポーザー賞もあります。さらに、オーディエンス賞もあります。パンフと一緒に配った投票用紙に、お客さんが「自分が気に入った選手」を2名記載し、それで一位だった選手に贈られる人気投票のようなもの。選ばれた選手は優勝よりうれしいかも?
 さらに、オーディエンス賞をとった選手が抽選箱からくじを2枚引き、番号のお客さんは「鉄人の国オリジナルTシャツ」をもらえるという。こういう試みはおもしろいですね。

最後は、優勝者によりフリーポーズをもう一度。

そして、選手全員ステージにそろって、幕が降り、終了!

 いや、普通に面白かったですね。一お客として十分に楽しめました。とにかく、演出が憎い、これは選手とお客が楽しそう。
 
 このプレジャッジ以降の独特の流れ、演出もJPC東北オリジナルのものだそうです。個人的にはプレジャッジももちろんのこと、こういう流れでやった方が選手、お客ともにより満足できると思います。少しずつ広まっていけばいいなあ、と感じました。
 
 そんなわけで、これらはあくまでJPC東北オリジナルのもの、すべてのJPCの大会がこういう流れと演出をしているわけではないのであしからず。

 JBBFの場合、たいてい出場選手はもっともっと多いので、こういった進行をそっくり真似することは非常に困難かもしれませんが、演出面など、参考にできる部分は大いにあると思います。進行は時間の兼ね合いがありますが、演出だったらお金かけずにできそうですからね。

 それによってお客さんはもっともっと楽しめると思いますし、また次も来よう、友達も連れてこようと思う人も増えるかも?

 興味のわいた方、来年は行ってみては?

 ↓ 以下、画像集になりマッスル
 

総合 部分賞など
優勝 木原博(北海道)
2位 滝田雅俊(青森)
3位 大川全弘(山形)
4位 宮古玲憲(青森)
5位 進藤潤(山形)
6位 ヤン・ヨンスー
7位 神尾勇弥(山形)
8位 菅原敬喜(山形)
9位 佐々木隆(青森)
10位 榎木猛(山形)
11位 上沢玲仁(青森)
12位 加藤信行(山形)
13位 浅水修(青森)
14位 青山徹(青森)
15位 高木伸夫(福島)
16位 阿部友貴(山形)
胸の部 神尾勇弥
腕の部 滝田雅俊
背中の部 滝田雅俊
脚の部 大川全弘
腹筋の部 大川全弘
ベストポーザー ヤン・ヨンスー
モストマスキュラー 滝田雅俊
デフィニッション 大川全弘
オーディエンス 滝田雅俊


 

チケットよし、プロテインよし、役者はそろった、いざ参らん。

会場に入ると予選を勝ち進んだ選手でプレジャッジの真っ最中。

 ラットスプレッドでの比較。

 すべての規定ポーズ一つ一つに順位を付けて行くという、JPC東北オリジナル審査。

 全てのポーズで順位をつけることで、自分の長所や弱点もわかる!

 皆腹筋バリバリです。厳しい減量の跡がうかがえる!

 アブドミナルは最後のポーズですが、結構先にやってます。正面は正面で先に済ませているようです。

 会場には緊張感が漂います。規定ポーズでの審査は審査の大部分を占める!

 アウトライン、腹筋、大腿のカット、全てに集中!

 選手が入れ替わり立ち替わり審査を受ける。

 サイドチェストの審査に入ります。まずは全員ではいポーズ。

 ひとまず保留、次あたり呼び出される可能性の高いっぽい選手はステージ横に一時待機。
この図、初めて見ました。

 胸、腕、大腿、ハム、カーフ、すべて見られます!ポージングは思いのほか疲れる!

 2時間半以上というプレジャッジ、選手も一苦労だが今まで費やした努力を考えれば!!

 プレジャッジ中はフラッシュ禁止。

 サイドトライセップスの審査。こうやって一つ一つポーズごとに比較し、順位を付けて行く。

 バックダブルバイセップス。腕、アウトライン、背中、ハム、カーフ、全てに力を!

 とにかく比較比較、プレジャッジは比較しまくりでなんぼ!!

 各ポーズ比較しますが、ファーストコール的なものはあります。

 筋肉案内人Sさんも真剣なまなざし!!!!ところでシャツがはちきれそうだ!?!!?

 バックラットスプレッド。こうやってまた一つ一つ比較が続く!

 最後はマスキュラーの審査。マスキュラーまで比較に入れるのは斬新!

 マスキュラーの迫力こそがボディビルダーの象徴?

 マスキュラーに限らず、ポーズの取り方は結構自由。足を逆にしたり腕を後ろに回したり。

 プレジャッジも終わり、会場。続々入るお客さん!家族連れも多いぞ!

 映像とアナウンスで会場のお客さんにもわかりやすく審査の説明。

 選手入場。さながらプロレスの入場みたいでかっこいい。

 最後の選手登場。今ステージは肉の祭壇と化す。

 番号順に分かれて比較審査開始!!!

 ポーズをとるたびお客もヒートアップ開始。「でかい!!!!」の声も飛び始めん。

 のりのいい音楽をバックに比較は続く!

 マスキュラーの比較ではより一層のどよめきが起こる!

 バックダブルバイの比較も会場のどよめきがでかい。
鍛えた人間の背中ってこうなっているなんて普通はだれも知らないですしね。

 会場の横断幕もすごかった!!手作りのプラカードなども多く、選手お客一体になってました。

 部分審査開始!!!「どこどこに自信のある選手は・・・」結局みんな前に出てきます。

 ポーズダウン的にアピール!!!!!

 ポーズをとって場所を変え、ポーズをとって…まさにポーズダウン状態。

 背中に自信がある選手は・・・・と言い終わらんうちになだれ込む!!!

 とにかく目立ったもん勝ち!?!?!!?!?

 腹筋に・・・(略)

 数種類のポーズダウンがある感じでした。

 マッチョの声援、妻の声援、子供の声援、さまざま飛び交う!!

 ここで一息。事前に撮影しておいた各選手へのインタビュー上映です。
ちょっとした受け狙いもあり、会場のお客さんも楽しそう。

 お待ちかね、フリーポーズ開始。各選手2分ずつあります。

 会場どよめくバリバリの背中!!!

 ゲストポーズはありません。今回は空手の演武

 さすがにビルパンではなく空手着です。

 空手の型を披露!!

 乱取りでは結構派手な音がこだましていました。痛そう・・・

 鋭いせいけんで板を真っ二つ!!

 ポーズダウン!!!いよいよ順位発表の時!!!

 ポーズダウンこそが、会場が一番盛り上がる時!!

 会場から漏れた声援を聞いた人は、まさかステージ上がこんなだとは想像もつくまいて。

 次々に抜けて行く選手たち。まさにサバイバル!!

 いよいよトップスリー!!!生き残るのはだれか!?!?!!?

 ついにトップツー!!!優勝の栄冠はどちらの手に!!!高まる緊張!!!

 優勝はベテラン木原選手。バランスの良い鋼の肉体はただただ圧巻でした!!

 「お父さんがんばってー!!!(4歳くらい)」 しかしもう終わりだった!!!!!

 かぶりつき状態の記念撮影を終え、幕が下ります!大盛り上がりのJPC東北大会、また来年!!