純粋令に背くビール

今回のテーマは「純粋令に背くドイツビール」です。
ビール純粋令とは、1516年時のバイエルン候ウィルヘルム4世によって公布されたもので、ビールの原料を「大麦、ホップ、水」に限るとしたものです(酵母は後から加えられました)。
当時は深刻な食糧不足に悩まされていて、大切な食料であるパンの生産のために原料の「小麦」を確保する狙いがあったそうです。<以上主催者様説明より>
小麦と大麦ではそんなに味がちがうんでしょうかね?ま、ともかく法律が定められたことでビール製造の品質は向上したそうですが、今回はその純粋令に背くという事で「大麦、ホップ、水」以外を使って作られたドイツビールを楽しみました。
実際には「小麦」のビール・ヴァイツェンは貴族のビールなどと言われて、長い間庶民には解放されずに貴族が飲んでいたそうですよ。いつの世も特権階級はずるいわ〜。

おつまみに豆が!(嬉)
ゆがきたてのホクホクのそらまめ。
女性陣を虜にした豆。ワタシのいたテーブルではあっという間に食い尽くされ、あちこちのテーブルへ越境して強奪する姿がありました。
豆、大人気。

      

今回は全部ドイツビール。画像左より
■エク ラードラー(Alc.2.5%)
ビールにネモネードを混ぜたカクテル飲料。最近のドイツでは本格的なビール離れが進んで、若者の間ではラードラータイプの飲み物が流行っているそうです。甘くて美味しい〜。ジンジャーエールのようです。アルコール度も低いので下戸の女性には大変オススメ!
ドイツではこういった飲み物を携帯して自転車に乗るのだとか。・・・2.5%では水みたいなものってことですねきっと。

■アインガー ブロイヴァイセ(Alc.5.1%)
庶民が純粋令による大麦ビールを飲んでいる間、お貴族様が飲んでいた小麦のビール、ヴァイツェン。
大麦のビールとその場で飲み比べたわけじゃないので、違いが良くわかりません〜。でもこのビールは炭酸がきつめでしたね。
今度大麦と小麦のビールを飲み比べてみよう。

■バイヘンシュテファナー ヴァイス(Alc.5.4%)
世界最古のビール工場。その由来は西暦725年まで遡り、修道院醸造所として栄えたのだそうです。そして1803年ナポレオンによって国有化され、現在ではバイエルン州政府管理のもとミュンヘン工科大学醸造学科によってビールが造られているそうです。この大学を卒業するとブラウマイスターの称号を与えられるので有名だそうです。
ちょと甘みがあり、チーズに良く合うビールでした。ん?でこのビールは何が純粋令に背いていたんだろうか。はははチェックし忘れ。

■シュレンケラー デュンケル ラオホ(Alc.5.1%)
ドイツで最も美しいといわれる町バンベルクBambergの特産ビール。ははあ!以前にドイツ人マイスターと話をした時に言っていたのはBambergのことでしたか。マイスター良い所としきりとこの町をプッシュしてましたよ。
麦芽をブナの木でスモークするため独特なスモーキーフレーバーが特徴です。
グラスに注いだだけでスモークの香りがしますね、飲むともっとスモーキー。そして甘い味わいです。

■ラウシュ ストーンビール(Alc.4.9%)
きました!今回最も印象に残ったビール。麦汁の煮沸に(煮沸するんですね〜、へ〜)焼いた石を入れる古来の手法で造られるビールです。石を焼く際にブナの木を使うためラオホ↑に近いスモークフレーバーがあります。さらに麦汁が焼けて石に付着したカラメルフレーバーも。って言うんですけどね!それよりも強烈だったのはえもいわれぬ金属っぽい味ですよ!うわわ〜何コレ!?と微妙に引いてしまいました。
説明によると、「硬砂岩を鉄のカゴに入れてブナの木で焼く」とあります。納得。
そんなもん飲めるか〜!とちゃぶ台ひっくり返しそうになりましたが、まあ、お待ちなさい(誰に言ってんの)めんめんたるビールの歩みに抜かりはございません。
このビール、肉料理に合うんです!美味しいんです!びっくりデス。いや〜、さすが肉食文化だな〜(感心)


04/04/26(飲んだのは4/8)

「シャープ!こんな雪が降る時に地面で寝るつもりか?テントはどうした。」
「くそったれテントは盗まれました、中佐」
「ふん。手回し良く盗まれたものだな。
それなら今夜は私のテントに来い。将校が野宿してどうする。」
「ありがとうございます、サー。しかし部下の監視もありますから」
「・・・なんだ?珍しい酒を手に入れた奴でもいるのか(相伴するつもりだな?)」
「(笑)良くわかってるなローフォード。実はロソウが肉に合うビールを・・・」
「ああ、もういい!
つまり私の快適なテントよりビールを選ぶ訳だな。春なのに今晩は随分冷えそうだがね!」
「いや、その・・・。」
(そうか冷え込むかな。寒いのは苦手なんだけどな)
「温石も用意してやるぞ(そして私自身がしっかり暖めてやるとも)」
「サー!新しい情報です!ロソウ大尉が新ジャガを手に入れたそうっす!」
「何!?」

(ビール&チップス > 小うるさいローフォードのテント)

「くそっ、またかパトリック!
ローリー・コール少将から差し入れのヌガーがあるぞシャープ!」
「・・・っ!ぬがー・・・」

(また飲めるかも知れないビール&チップス < めったに無いヌガー)

「サ、サー!(焦)俺はこの春10kg太りましたよ!」
「何を言っているんだハーパー(嘲)」
「10kg・・・」

(ビール&チップス+ハーパーの腹枕 > ヌガー)

「・・・!シャープ、まさか」
「すみません中佐、やはり歩兵たるもの野宿で行軍が基本ですから!」
「そうっす、サー!失礼します中佐。歩兵は鍛錬が肝心ですから!」
「そうだな、パット。寒さで身を引き締めないとな!テントはまた今度、ローフォード!」
「〜〜〜!腹に、腹に負けたのか私は!覚えていろよパトリック!」
・・・その後ウィリアム・ローフォードは着々と体重を増やしてゆくことになるのであった・・・

(終了)