● オルペウス ●



オルペウスはギリシアが生んだ最もすばらしい詩人で音楽家です。
彼は竪琴をアポロンから与えられ、彼の歌声は野の獣たちや森の木々でさえ聞き惚れてしまう程でした。


彼には愛するエウリュディケという妻がおりましたが、結婚してまもなくの頃、エウリュディケは毒蛇にかまれて死んでしまいます。

嘆き悲しむオルペウス。
妻を心の底から愛していたオルペウスはなんとか妻を取り戻そうとして歌の力を使いながら死者の国までやっとの事で辿り着き、ハデスとベルセポネに妻を帰して欲しいと切々と語りました。

この、妻への愛に心うたれた二人は、オルペウスにエウリュディケを連れ帰るのを条件付きで許してくれました。
その条件というのが、「太陽の光の中に行くまでエウリュディケの前を歩き、けして後ろを振り返って見てはいけない」というものでした。


しかし、長い暗闇の中、オルペウスは愛しい妻が本当についてきているのか不安に駆られたオルペウスは後ろを振り返ってしまいます。
そこには確かにエウリュディケがいましたが、次の瞬間エウリュディケは悲しそうな顔をして消えてしまいました。


妻を取り返すことの出来なかったオルペウスは、それからあまりの悲しみに歌うことを一切辞めてしまいました。
そして、妻以外の女に見向きもしなかったため、女達の反感を買い、八つ裂きにして殺されてしまいました。







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