世界の始まりと神々の誕生 






世界で最初に生まれたのはカオス(混沌)です。
次にカオスから、ガイア、タルタロス、エロスが生まれました。



ガイアは大地の女神です。
はじめにガイアは自分一人の力でウラノス(天)と高い山々、ポントス(海)を生み、これによって天と地、山と平地、陸と海が区別できるようになりました。

ガイアは息子であるウラノスと結婚し、ティタンと呼ばれる男女12人の神々を生みます。
ですが、ティタンたちを生んだあと、ガイアはキュクプスと呼ばれる一つめの三巨人、ヘアントンケイルと呼ばれる百手の三巨人を生みました。
この不気味な息子たちをウラノスは嫌い、ガイアの中に押し込めてしまいます。
これにガイアは憤慨しました。

「私の息子たちに何をするんだ」

ガイアはティタンたちにウラノスを懲らしめるように言います。
その言葉にティタンたちは恐れをなしてしまいますが、クロノスだけは自分がやると言いました。
クロノスはウラノスがガイアのところに来たのをねらい、ウラノスを襲って父から神々の王の位を奪ってしまいました。




父から支配権を奪い神々の王となったクロノスは妹のレアと結婚しました。
レアは、クロノスとの間にヘスティア、デメテル、ヘラ、ハデス、ポセイドンを生んでいきますが、子供たちの父であるクロノスは生まれる子供を端から呑み込んでいってしまいます。
このクロノスの行動は父ウラノスと母ガイアによって「お前は自分の子供に、お前がそうしたように王位を奪われてしまうんだよ」という予言を受けていたからです。


このクロノスの行動に心を痛めたレアは、なんとか次に生まれてくる末息子ゼウスは無事に生み育てたいとガイアに相談します。
可哀想に思ったガイアはレアに協力をしてくれることになりました。

レアはクロノスに大きな石を赤ん坊の産着で包んだものを「これが今度うまれた貴方の息子です」と偽り渡しました。
それを信じたクロノスは石を子供だと思い呑み込んだのです。


こうして父に呑み込まれることをのがれたゼウスはすくすくと成長し、やがて成人すると呑み込まれた兄や姉たちを助けようと思い、ガイアに相談しました。
ガイアは「この薬を使いなさい」とゼウスに吐き薬をくれました。

ゼウスはこの吐き薬をクロノスをだましてのませ兄や姉たちを吐き出させました。
そして、ゼウス達兄弟はその時世界を支配していたクロノス達(ティタン)に戦いを挑み、10年ののち勝利します。

こうしてゼウスを神々の王とする世界が誕生したのです。



       神々の系譜 














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