現在、草野球をやっているほとんどの人は、高校野球を経験していると思います。
高校球児だったころ、誰もが「めざせ甲子園」を合言葉に頑張っていたのではないでしょうか?
しかし、よく考えてみると、ジャイアンツの桑田や清原がPL学園だったころ、彼らは「めざせ甲子園」を合言葉にしていたのでしょうか?
たぶん彼らは「めざせ甲子園」ではなく「めざせ全国制覇」であり、「甲子園で何勝だ」の「甲子園で何本のホームランだ」のを目標にしていたのではないでしょうか。
草野球の世界では、「甲子園」みたいな特別の舞台があるわけではないから、目標にするものは同じだと思います。
ということはどういうことかと言うと、誰にでも「全国制覇」のチャンスがあるという事です。
やる気さえあればなんでも願いがかなうというわけでもありませんが、やはり全員が高い目標意識を持ってチーム力を上げることが大事だと思います。
では、高い目標意識はどうしたら持てるのでしょうか?
まずは、個人のプライドよりチームのプライドを守ることです。
たとえば、自分が活躍してもそれが負け試合だったら満足するなってことです。
逆にいうと、自分がエラーしても勝ち試合だったら素直に喜べってことになります。
もっと突き詰めると、スタメンに入れずにベンチにいても、自分もその試合にのめり込んでいられるかってこと。
バット引きだと分かっていても出席できますか?
「試合に出られないからつまらない」という考え方をしていたら、いつまでたってもうまくなりません。
本当にやる気があるやつは、バット引きをやりながら人のプレーを見て勉強して必死に練習するものです。
必ずうまくなります。
チーム全員がこういう考えを持っていたらチーム力は必ず上がります。
だから「全国制覇」のチャンスは、半分は夢物語かもしれないけど、半分は事実でもあるのです。