〜ひとつの心〜

野球をやるからには、勝つことを誰もが望んでいるはずです。

しかし、なかなかそう簡単には勝てないものです。

それでは、勝てないチームを強くするためにはどうすればいいのでしょうか?

チームを強くするためには、「チームがひとつになる」ことが大事です。

しかしそれは、言葉でいうほど簡単なものではありません。

それに、「チームがひとつになる」というのは普段は無意識に使っている言葉ですが、具体的にどういうのが「チームがひとつになる」ことなのでしょうか?

私の解釈では、全選手が同じ方向を見ているか?ってことだと思います。

例えばある場面でエンドランのサインが出ました。

その時に、チーム内の誰かが心の中で「違うだろう・・・」と考えたとします。

そう思った時点でバッターは失敗してしまうでしょう。

ひとりでも違う方向を見ている選手がいたらうまくいかないと、私は思います。

これだけでなく、たまにチームに悪影響を及ばすほどのわがまま選手、自分勝手な選手がいますが、これはもう論外です。

野球に限ったことではありません。

会社でも学校でも同じです。

金八先生の言葉ではありませんが、「みかん箱の中に、一つでも腐ったみかんが入っていると全部のみかんが腐ってしまう。」

選手は己を信じ、チームメイトを信じていれば、必ずチームはひとつになると思います。

誰かひとりだけがチームをまとめようとしても、うまくはいきません。

選手ひとりひとりの気持ちが必要なのです。