野球は9人で戦うスポーツです。
しかし、大会においては勝つためというより負けないために最低でも10人は必要です。
9人の選手が試合に出て、10人目の選手は最後までベンチに残る。
11人の選手がベンチ入りしているならば、10人が試合に出て11人目の選手は最後まで試合に出ないという事です。
これがチームとして負けない選手起用だと私は思います。
最終回の最後まで何があるかわかりません。
メンバーを出し尽くしたときに、誰かが怪我をしてしまったら試合不可能となってしまうからです。
ただ、試合によってはそうでない場合もあります。
負けているときです。
特に最終回の攻撃にかけるしかない場合にそのスーパーサブが攻撃的戦力になるならば、後のことは考えず、例えエースに変えてでも交代するべきでしょう。
ですから言い換えるならば、ベンチ全員が試合に出たときは敗戦濃厚なときだということです。
このスーパーサブ的選手が、いかにチームにとって大事な戦力か?
チームからすれば必要不可欠なのです。
その選手のおかげで勝つことが出来るのです。
ですから、「試合に出たかった。」という気持ちもあるでしょうが、チームの勝利のために貢献したということを自覚してもらいたいです。
私の場合、たとえその選手の応援の人が来ていても、心を鬼にしてその役目をやってもらいます。
それが「真の全員野球」だと思っているからです。