南イタリア・シチリア紀行2010.12.17〜2010.12.24

会社のリフレッシュ休暇を利用して、南イタリア回るツアーに参加したよ!
ワタシとしたことが、実に3年ぶりの海外旅行!!
同じくリフレッシュ休暇の久美ちゃんと、サイパン以来の海外旅行♪
ワタシたち頑張ってここまで勤めてきました記念旅行〜(笑)・・・の一部をご紹介。

とにかく、見るもの食べるものツアー客面子、すべてにおいて面白すぎる旅でした!!

天候不良で乗り継ぎに6時間かかって、
ようやく到着しました、ナポリ!!
いや〜、飛行機が大揺れして酔った酔った〜!!
本当はここから高速船で「青の洞窟」へ向かう
はずだったのですが、天候不良でナシに。
やったー!とみんな大喜び(笑)
だって、深夜3時過ぎにホテルついて、寝てなくて
つかれてるところ、酔うと有名なこの高速船には
乗りたくない・・・しかも行ってもどうせ青の洞窟
入れないだろうし・・・
そういうわけで、添乗員さんにナポリ市内の
散策をしてもらいました。
クリスマスシーズン、こちらはツリーに
何やら願い事?を書き込んで
ぶらさげるようです。七夕みたいです。

あのね、ナポリ市内ってめっちゃ汚いの!!
建物の2階部分まで達するかというゴミの山!
ゴミ収集車来るのが気まぐれなんだって・・・
ショックすぎて写真とるの忘れたくらいよ。
「ナポリを見てから死ね」ってコトバがあるけど・・・
それってナポリ海岸の美しさを称えたもの。
あのゴミの山も必見だけどね。

ポンペイ博物館。
これから午後に回る、ポンペイの遺跡めぐりの
予習をします!
青の洞窟行っていたら行けなかったポイント!
わーーーい!
たくさんのモザイク画が展示されています。
モザイク画とは、小さなガラスや石を組み合わせて
作成する絵のことです。ざっくりいうと。
これは食堂に飾ったと言われるモザイク画。
どうせ人間最後は骨になるのだから、
気にせずどんどん食べよう!って
意味があるんだとか・・・?
ふわあお!!こ、これはアレクサンダー大王では!?
世界史の際には大変お世話になりました・・・!
なんの知識もなく行ったもんで、こんなところで
出会うとはびっくりです!!


この博物館に展示されているものがすべて
本物で、実際のポンペイ遺跡にあるのは
レプリカだそうです。
世界ふしぎ発見!風、久美ちゃん。
そして、やって来ました!ポンペイ!
一度来てみたかったポンペイ!

火山噴火で一夜にして滅んだ
幻の都市、ポンペイ!!
遺跡ロマン♪天気も良くテンションあがります!
西日で影も長くなってきました。
おっと、興奮しすぎて写真とりまくっている
うち、添乗員さんとはぐれました!!
イヤホンガイドの声が届かなくなった!!

(イヤホンガイドのおかげで、遠くに
いても添乗員さんの説明が聞こえて
まるで近くにいるような錯覚に!
近頃のツアーは進化したなあ!)
かつて火山灰に埋まった人々や動物が
やがて朽ち果てできた空洞に石灰を
流し込んで作られた人型です。
ここにあるのはすべてそのレプリカだそうです。
ちょっと痩せ細った「お父さん」(笑)

横断歩道替わりの石が並んでいます!
馬車が通れるように隙間があります。
ちゃんと考えられていたんですね!
パン屋の窯です!
中には真っ黒な炭になったパンが残っていた
そうですよ!!
ぼんやりしちゃって見えませんが、実はこれ
娼婦の館の壁絵です!!
いわゆる体位図が描かれてあって、
殿方は「ねえねえ、お姉さん、コレやって」と
お部屋へ入っていくわけですよ!
(と、添乗員さんが言っていた(笑))!
これがちゃんと部屋ごとに絵が違うんですわ。
古今東西、不変な営み・・・

いやいや、実に興味深く面白かったポンペイ!
はい、日が変わって、アマルフィへやってきました。
この日はアマルフィマラソンで、10時以降道路が
封鎖されることが直前に分かり、9時に入って10時前に
出るという強行軍に!
結局大聖堂とトイレしか行けなかったという・・・
イタリアという国は、事前告知とかないうえ、
決まったら決まったで融通が利かないんだとか。
添乗員さんの話では、電車の遅延は2時間まで
遅延じゃないそうです。さすが、イタリア。
さてアマルフィからバスをとばして夕方やってきたのは
世界遺産、洞窟住居の街「マテーラ」!!
このオブジェは日本人作家(名前忘れた)の作品だそうです。
崖というか谷というか、そこに住居を掘っています。
決して山に建てているわけではないのです!
写真じゃその迫力が伝わらないのが残念!

全然知識なく行ってしてやられたマテーラ!
やるなマテーラ!!
現在でももちろん人が住んでいます。
かつて、あまりにも不衛生でこんなところに住んでは
イカン!と政府によって人々は追い出されたのですが、
それでも人々は戻っていき、今では、国からちゃんと
下水や電気が整備されて、快適に住めるように
なっています。
お犬様も。
はあ〜!
やっとホテル着。
今日一日長旅お疲れ様でした!!
今朝はまた世界遺産の街「アルベロベッロ」から!
とんがりお屋根がおとぎ話のようです♪
青い空に白い壁♪
天気が良くて良かった〜!


この屋根、平べったい石が、コツコツと積み重なって
出来ているのです!すごい!

そういった伝統と技術を今でも大切にして
メンテナンスしながら人々は暮らしているのですよ。
ここは、南イタリアです・・・
どんだけ多いんだ日本人観光客は・・・
フィガロチックなのどかな一枚。
午後中バスを走らせ、いよいよイタリアのつま先、
シチリア島へ渡ります!
このツアーのメインです!!
この時期だからかなのか、それともマイナーだからなのか、
シチリアを回るツアーが探しても探してもないんだこれが!
随分探して、やっと2社。
船で約20分。向こう岸にはシチリアの光が見えますよ!
アンティークな家具が可愛らしいお部屋に
当たりました♪
この旅、けっこう毎晩、毎昼、酒を飲んでいます(笑)
だってすべてバスで連れてってもらえるから・・・
地元のワインは、ほんっっっっっとに美味しいんです。
なんでこんなに美味しいのかというと、地酒は
不純なものが一切入っていないから!!
日本に輸入するにあたり、大量の防腐剤、アルコール度を
高めにする、航空便・船便などでたくさん揺られる、などで
本来の味と全く変わってしまうわけですよ。

こちらはシチリアの地酒「エトナ」。
めっちゃ美味しかった♪
マジパンがずらりと。
かわいい!美味しそう!!

朝一から「タオルミーナ」の街を散策します。
シチリアといえば、このマーク。シチリア州の州期に
なっています。。
トリナクリアと呼ばれ、ギリシャ神話のメデューサの顔と、
3本の脚は「パレルモ」「メッシーナ」「シラクサ」の3つの
岬を表しているんだとか。
朝一、カフェの準備も始まっています。

シチリアは随分南に位置するので、クリスマス
シーズンでも、日中の気温は15〜8度。
この時期もそんなに雨は降らないんだとか。

シチリア州を色付けした看板と
素敵なB&Bの看板


ギリシャ劇場。
隙間からはエトナ山が臨めます。



円形劇場になっていて、
現在もコンサート会場に使われいるそうです。
かの画家クリムトもここに2か月も座っていたそうな!
2か月後のキャンパスは真っ白だったそうです。
ギリシャ劇場から眺めるエトナ山と海岸。
その壮大さときたら・・・
あまりにも素晴らしくて、ちょっと涙しちゃいました。
本当に写真じゃ伝わらないのが残念〜!!

こちらの海は、ジャン・レノ主演「グラン・ブルー」の
舞台になった海です。潜水士の地味な映画でしたが、
なんだかとても印象に残っていて、好きな映画の一つ。

ところ変わって。
映画「ニューシネマパラダイス」の舞台になった
「チェファルー」という街にやってきました。

穏やかな美しい海岸を持つ小さな町です。

レストランの窓の向こうには海が。
なんて素敵なロケーション!


さて。夕飯の後。
添乗員さんが屋台に繰り出すというので、
わー行く行く〜っと、ついていきました!
見て!新鮮なウニ!!

新鮮なウニパスタや、ゆでだこなど、海の幸とともに、
添乗員さんいわく「水のような白ワイン」を頂きます♪
(イヤ、かなり美味しい白ワインだったよ!!)


この旅最高齢、81歳おじいちゃんも
屋台飲み参加!
ご機嫌で、ドイツ語で菩提樹の歌をご披露!
今年の初めに胃がんで胃を
半分切っちゃったんだって!
抗がん剤のみながら陽気に参加!
凄い!

屋台のおかみさん(39歳:孫もいる)、
イケメンバスドライバーのドメニコさん(38歳:4歳子持ち)、
添乗員さん(37歳:独身)、ワタシ(36歳:独身)、
久美ちゃん(35歳:独身)、
同じアラフォーで意気投合!?(笑)
おかみさんの孫持ちに、独身ズは大ショック!!

ドメニコさんがソレント出身だというのでワタクシも
なぜかイタリア語で歌えちゃう「帰れソレントへ」
をご披露〜!(中学か高校ん時の音楽で習った)

ホントに楽しい一晩でした♪
次の日。パレルモの街を散策。
中心地で、学生さんによるデモが行われて
いました。びっくりしたけれども日常茶飯事
なんだとか。

なんだったか忘れましたが、白い人たちが
にょきにょきたくさんいたので・・・
説明では、これらの彫刻にもちゃんと
物語があって、たいてい季節や自然の神様が
彫刻されているんだとか。
「モンレアーレ」という街にやってきました。
大聖堂の中なんですが・・・
ワタクシ、世界各国のすばらしい大聖堂を数々
見てきましたが、これほど感動した大聖堂は他に
ありません。
写真では分かりませんが、これすべて
精密緻密な「モザイク画」で彩られています。
そして、その歴史によって、イスラム・ユダヤ・キリスト
3大宗教が混在した世にも珍しい大聖堂。
これもちょっと涙出ました。
もう一度、是非も一度訪れたいです。
はまたバスを飛ばして最後の観光地へ!

バスはいつも最後尾を占拠し
(すいませんツアーのみなさん)
ゆったりさせていただきました・・・
本日のお昼のデザート!
シチリア銘菓、コロン・・・じゃなくてコルネ・・・
じゃなくて、なんだっけ(笑)
めっちゃ甘いんですが、好みの味で
めずらしく完食!!
あ、れこ全部じゃないですよ、一人1つずつ。
アーモンドの花です。
今は12月ですが、2月には
アーモンド祭りでにぎわうのだとか。
アグリジェントの丘にやってきました。
この旅最後の観光です!!
うう、なんて名残惜しい!!

世界ふしぎ発見!風、久美ちゃん2。

お世話になった豪快な添乗員、石原さんと♪
アラフォー独身ズ(笑)
神殿から望む海の向こうにはチュニジアが。
こうして、古代の人々はどんどん世界へ侵攻
していったんですね。
旅の最後も地酒で締めます!(笑)
だって、だって、本当に美味しいんだもの!
今回の旅のお土産たち。
ポケットコーヒー(チョコ)とアイスクリーム
(常温で持ち帰り凍らせて食べる)がヒット!

今回シチリアツアーで一緒だった方々は総勢27名。
添乗員さんが何しろ大当たり!というか素晴らしくて、
数少ないシチリアを選ぶくらいのツアー面々も
本当に個性的で面白い方々ばかり!
この面子でもっと旅したかった!
お世話になった皆様有難うございました!